「期待度○鑑賞後の満足度◎ 『もう、電話のコードを引っ張らないで!ママは電話中なの。いい加減にしなさい!あれ?誰もいない…』」死霊館 最後の儀式 モーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
期待度○鑑賞後の満足度◎ 『もう、電話のコードを引っ張らないで!ママは電話中なの。いい加減にしなさい!あれ?誰もいない…』
①電話のコードを引っ張るなんて安い(掛かっている費用のことです)仕掛けでこれだけゾワッとさせるところが気に入った。
実際、人を怖がらせるのは特殊効果とかでなくてこういう日常にあるものが“あれ、ここに置いた筈なのに“みたいな誰でも経験しそうないつもと違うことが起こった時だと思う。
その証拠にクライマックスの悪魔との闘いのシーンはあまり怖くなかった(迫力はあったけど)。
②ここ数年で観た新作・旧作を問わず「怖い」と云われている映画の中では一番怖がらせてくれたかも知れない。(所謂怖いと云われる『近畿地方のある場所で』も含む新旧のジャそパニーズホラーはどれも怖くなかった。逆に笑っちゃうのもあったけど。)
怖かったのは別に自分がクリスチャンで悪魔の存在を信じているからではない。実際、クリスチャンではないし悪魔も信じてはいないけれども(超常現象は信じてます)(こちらの方が本当にありそうだと思われたネイティブ・アメリカンの悪霊が取り憑く『マニトウ』なんかの方が怖い)、怖さの醸成が上手い(脚本の構成が上手いからだと思う)。
特に前半の流れが良い。後半は『エクソシスト』『オーメン』『ポルダーガイスト』が少し入っていた…
③ジュディをめぐる因縁や、ゴードン神父に関わる部分はフィクションだろうとは思うが、本当にあったこと(?)の中にフィクションを上手く挿入しているところとか伏線回収とか色々手が込んでいて楽しめませてもらった。
ただ、悪魔が本当に狙っていたのがジュディということにウォーレン夫婦がなかなか気付かないのにはちょっといらっとしたし、グローバー神父が駆け込んだ(教会ではないが)宗教施設内まで力を及ぼせるような強力な悪霊がああっさり退治されてしまうのは物足りない。
ところで、例の鏡を含め、ウォーレン家の地下に保管してあった色んな邪悪な品物はその後どうなったのでしょうね。
ウォーレン夫妻のそのごよりそちらの方が気になった。
ウォーレン夫妻のオカルト博物館は、コメディアンのマット・ライフとYouTuberのエルートン・キャスティが2025年8月に購入しました。
彼らは、少なくとも今後5年間、有名な「アナベル人形」を含む750点に及ぶ呪われた遺物の法的保護者および管理人となります。
2人は、超常現象について人々に教えるという、夫妻の活動を継承する意向です。
面白かったですが、結構あっさり退治されましたですよね。
>例の鏡を含め、ウォーレン家の地下に保管してあった色んな邪悪な品物はその後どうなったのでしょうね。
アナベル含め博物館として公開後、今もあの家の地下室で保管、夫妻の死後、映画通りトニーが引き継いで、観光客が殺到して一般公開禁止とか、2025年米国のコメディアンとYoutuberが借用権利獲得したとか映画パンフにありました…まさに映画的な流れ、大丈夫か?
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