「死霊館ユニバースシリーズの完結作は大河ドラマのよう」死霊館 最後の儀式 くまねこさんさんの映画レビュー(感想・評価)
死霊館ユニバースシリーズの完結作は大河ドラマのよう
「死霊館 最後の儀式」を丸の内ピカデリーで鑑賞。
死霊館ユニバースシリーズの完結編、マイケル・チャベス監督。
(あらすじ)
1986年ペンシルベニアで“呪いの鏡”にまつわる謎の超常現象が次々と発生。邪悪な悪魔は、婚約中であるウォーレン夫妻・最愛の娘ジュディをそのターゲットに定め、家族、そして結婚を引き裂いていく…。
娘の洗礼のお祝いに手に入れた「呪いの鏡」に呪われたスマール一家が辿る地獄のような日々のストーリーと、ウォーレン夫妻の娘ジュディの結婚を軸としたストーリーが中盤からクロスしていき、引退を宣言していたウォーレン夫妻が遂に再び立ち上がり、スマール一家を襲う心霊現象を解決する構成。上映時間が長くなるのは当然だが、ウォーレン夫妻および娘ジュディの未来ある結婚描写は大河ドラマ、ファミリーストーリーのようでもある。
本作でも主演のウォーレン夫妻(パトリック・ウィルソン、ヴェラ・ファーミガ)の固い絆と夫婦愛を主軸にした活躍が素晴らしく、あらゆる困難、事件を解決していく彼らの姿こそが大きな魅力だったと思う。死霊館ユニバースが単なるホラー映画に終わらず、12年も続いたのは、夫婦の固い絆で結ばれた協力や深い家族愛が根底にあったからこそ。
ウォーレン夫妻の娘として産まれた娘ジュディ(ミア・トムリンソン)の秘められた誕生エピソード、母親譲りの能力である、霊体が見えてしまう能力との対峙と克服も見所だか、ベン・バーディ演じる婚約者トニーの活躍も意外だったが好感。
婚約者トニーが娘の父親エド(パトリック・ウィルソン)と卓球🏓勝負するシーンは、緊張感が緩むほっこりシーケンスだった。(個人的には劇伴がDavid BowieのLet’s Danceなのがうれしい。ヘンテコな選曲だけど…)
ラスト、娘の結婚パーティーでの夫婦でチークダンスするカットが印象的で、幸せな結末を最後に死霊館ユニバースが静かにクローズするのが感慨深い。
(備忘録)
・教会での娘ジュディの結婚式💒に参列する人々の姿に、過去作のキャラクター達を見つけた。死霊館(2013年)に出演していたリリ・テーラー、マッケンジー・フォイ、シャノン・クック等。
(メモ)
🎬 死霊館ユニバース作品一覧(公開順)
10本中8本を劇場鑑賞したのか…結構好きなんだなぁ
2013年 死霊館 (劇場鑑賞)
2015年 アナベル 死霊館の人形 (劇場鑑賞)
2016年 死霊館 エンフィールド事件 (劇場鑑賞)
2017年 アナベル 死霊人形の誕生 (Netflix)
2018年 死霊館のシスター (劇場鑑賞)
2019年 ラ・ヨローナ〜泣く女〜 (劇場鑑賞)
2019年 アナベル 死霊博物館 (劇場鑑賞)
2021年 死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(Netflix)
2023年 死霊館のシスター 呪いの秘密(劇場鑑賞)
2025年 死霊館 最後の儀式 (劇場鑑賞)
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