君の顔では泣けないのレビュー・感想・評価
全255件中、101~120件目を表示
二人が恋に堕ちれたら
そんな単純でもないか
しかし我が身なら地獄かな 親に嫌われて
友達も消えて
何故心が男の子なのに子供を産むのか気になって観に行きましたが答えは出ませんでした
そして二人がどうなったかも答えは教えてもらえなかった
まぁずっと胸が苦しい映画でしたが好きではあります
なんてこった
濃密な2人の心情が伝わる作品
君の顔では泣けない
コーラとアイスコーヒー
最後の瞬間まで丁寧で胸がギュッとなる
胸が締め付けられるようなシーンの連続なのに、どこか温かさを感じる世界だった。
芳根京子さんと髙橋海人さんの演技がそうさせていると感じた。
家族や身近な人(所謂脇役)の存在感が適度もしくは少し控えめだったのが、物語に集中させてくれてより引き込まれた。
最後のシーンが秀逸。観ているうちに陸とまなみの幸せを心から願っていた自分に気づいた。
身体的にも精神的にも難しい役柄だったと思うが、陸役の芳根さんと西川さん、まなみ役の髙橋さんと武市さんが素晴らしかった。
芳根さんが可愛キレイ
…からだの入れ替わりというファタジー
を実写版で…というもの
入れ替わりものと言えばアニメで
君の名は。が浮かぶ
違和感がなく観られたけど
実写ではそうはいかなく
違和感があって難しいと思った
強く思うのは
やっぱり芳根さんは
まなみにしか見えない所もあり
相手の高橋くんも同じで
柔らか~い感じを出しているけど
入れ替わりがピンとこなかった
脳内で変換するのが大変で
なかなか話の中に入り込めない
心とからだの苦悩を家族にも話さず
他の人に話せないというのは
…苦しい
結婚し子どもできて
親の死を考えるとき自分は
多感な時を過ごす二人にとって
なかなか辛いものがある
陸のからだを持つ芳根さんが苦悩する
シーンが多かったような
芳根さんが
どんな表情されていても綺麗でした
二人の役所としては難しくて
演じるのは大変だったと思います
「お互いの顔では泣かないように」
男女が入れ替わる映画と言えば、大林宣彦監督の「転校生」新海誠監督の「君の名は」を思い出しますが、男女が入れ替わった時間の経過が長い映画は初めて見ました。男女が入れ替わるのはコミカルではありません。入れ替わったのは二人の秘密です。親に言っても信じてもらえないので、二人の胸にしまっておくしか手立てはないのです。
15歳で今までの家族と離れる、そして今までの自分と離別する、まったくの他人になるという人生がひっくり返るような体験でしょう。他人として生きていく、肉体と相違して男と女が生きることは残酷な仕打ちではありませんか。
15歳のとき入れ替わって30歳になるまでの15年間。入れ替わっている時間においてそれぞれの生活が変化する。ただ男女が入れ替わるのは肉体のみです。男性と女性がそれぞれの肉体になったとき、心と本能も男性・女性になるのかというのが最大のポイントではないでしょうか。しかし30歳になったとき男性が入れ替わった水村まなみには、大きな変化がおきていて、「自分の人生が」が確立しています。
15年後、30歳の時に元に戻るか、二人は話し合います。二人のやり取りをとおして二人の葛藤が胸をうちます。それは仮に元に戻ってしまったら、入れ替わった男女のそれまでの記憶、人生はどうなってしまうかと考えてしまうからでしょう。
入れ替わった男性を芳根京子と女性を高橋海人の演技が絶妙です。入れ替わった時の経過を着る服やヘアスタイルの変化で描写し、お互いの近況報告ではシリアスかつコミカルに演じていました。突然肉体が入れ替わった高校生時代を演じる西川愛莉と武市尚士もとまどいの演技がよかったです。
2時間の上映時間のなかで揺れ動く入れ替わった男女の心持を丁寧に描写し、期待を上回り複雑な感情の機微が素直に伝わってきた映画でした。
想いが深く中々秀作!やがて元に戻ろうとせず運命を受け入れて行くところが良い
15年もの間、二人が定期的に通い続ける喫茶店。
時代は変わって行くがお店はそこに在り続ける。
マスタ-も年齢を重ね変わって行くが、お店は在り続ける。
それは きっと事情のある二人を支える為であったのではないでしょうか・・・。
今日は、男女が入れ替わってしまった話「君の顔では泣けない」を早速観ました。
今までも 友人間の男女だったり、親子だったり、家族だったり入れ替わるネタは色々と有りました。そして決まって映画終盤には元に戻って 安堵する作品が定番だったと思います。
しかし今作は元に戻れなく有るうちに、戻りたくない 戻らなくてもいいという
人生の節目を超えてしまいます。
運命を受け入れると言う事。その部分を淡々と描いており、時々お互いが会う事で自分の人生と、もしもの相手の人生の二重を 不安でありながらも楽しんでも居る事に気が付きます。
人生とは 嫌な事もあり、楽しい事もあり、離れているから冷静に理解できる事もあり。そこがこの映画の特徴なのかと感じました。
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今作では中学生男女の友人同士が15歳~30歳までの長い間元に戻らずにお互いが生きてきます。
男女入れ替わった後:
・坂平陸 役(一般家庭 アパ-ト):芳根京子さん
(高校生時代:西川愛莉さん)
・水村まなみ 役(裕福な家 邸宅):髙橋海人さん
(高校生時代:武市尚士さん)
プ-ルに落ちた時にお互いが入れ替わる。
明日に成ったら元に戻ると思い続けて 15年過ぎてしまう。
30歳にお互いがなった時、坡平は元に戻るかも知れない現象を見つけ
水村に告げるが、その時既に二人には大きな人生の節目を超えてきてしまっていた。戻りたい坡平と、戻りたく無いかも知れない水村がそこに居た。
運命の日、もう一度 二人プールに飛び込むが 果たして元に戻れるのか~!
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(感じた事)
・兎に角 違和感なく観れたのが、水村まなみを演じた髙橋さんですね。
中々上手だったと思います。
そして 坂平陸 を演じた芳根さん。
二人見事に演じ切っていたと感じました。
・坂平の父が亡くなってしまう所。葬儀で弟と出会い 家族の想い出を語る所は良かった。何故彼女が冷蔵庫の雪だるまの事を知ってるのか。 疑問に相手には思われごまかすが、兄として 実の弟と会話出来た瞬間でもあり 家族として元に戻れた思いがそこに在ったんだなと 感じます。
・水村が男性と結婚して、かつ妊娠までしてしまう所ですね。
夫に対して冷たい言葉を掛けてしまうが 夫がせめてお守りだけでもと言って
彼女が捨てたハズのお守りの万年筆? ゴミ箱から拾っていて渡す所。
ここはジーンと来ました。ここの想いは家族なんだと感じる場面でした。
・15歳~30歳まで 行ったり来たりして、かつ 坡平家、水村家へも交互に出てきたりします。しかし 内容の見せ方が定まっていて決して複雑に成らず見せている所は演出がシッカリ出来ている証拠だと思いますね。
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終盤まで見て来て、もはや元に戻るのは手遅れかと思える程 人生の色々な節目をこの15年で経てきます。そう言う年代なんだなと改めて感じ獲りました。
変わらずに この人生を受け入れる。そう言う所に行き着こうとさせているのが優れているポイントかと思います。
やがて 最後の運命に身を任せ、二人はプールに飛び込む。
果たして 二人は元に戻れたのか・・・
劇場で彼等の笑顔から それを感じ取って欲しいと思います。
ご興味御座います方は
是非 劇場へどうぞ!
頭を使いました
男が女、女が男。単純だけど脳内変換しないと頭がバグるキャラクター設定だけに頭を使いました。演技も相当なチャレンジだったと推測します。片岡のヒステリック母ちゃんのシーンだけ訳が分かりませんでした。
芸術作品ということを承知の上で、あえて現代っ子のような感想を書かかせて頂くと、結末を明確に描かずに観客に丸投げするのは乱暴だと思いました。
「君の顔では泣けない」というタイトルに引っ張られているけど、大事なことはそことは違うところにあるように感じました。そういう意味では2回目を観たら新たな発見がある作品かもと思いました。
“カラダ入れ替わり”は使い古されているが、設定が斬新
芳根京子は注目している女優の一人だが、高橋海人は何となく好きになれない男優だったので、若干の躊躇はあったのだが、上映時間の都合が良かったので観賞。
そんなんで観てみたら、期待値が低かった性もあるのかも知れないが、思いの外楽しめた。
【物語】
30歳になった坂平陸と水村まなみは1年ぶりに会う。 15歳のときに体が入れ替わったままの2人は毎年一度会っているのだった。
高校1年生のとき、男子生徒坂平陸(武市尚士) と女子生徒水村まなみ(西川愛莉)は、プールに一緒に落ちたことがきっかけでお互い体が入れ替わってしまう。いつか元通りになると信じた二人は、周囲の混乱を避けるため入れ替わったことは二人だけの秘密にすることとし、陸は水村まなみ(芳根京子)として暮らし、まなみは坂平陸(高橋海人)として生活する。 しかし、何年経っても元通りにならないまま、高校卒業・大学進学、さらには陸は結婚して家庭を持ち、15年の月日が流れたのだった。
30歳になったまなみ(高橋海人)は「元通りにする方法が分かったかも知れない」と言い出すのだが・・・
【感想】
観たのが、たまたま舞台挨拶ビューイング付きの上映回で、観賞前の舞台挨拶でも監督・キャストがしきりに言っていたのは、
「“体の入れ替わり”モノは過去多くあるのだが、15年もカラダが戻らない作品は他に無い」
そこが本作の特徴であり、ポイントなのだと理解してから観たが、「なるほど、そうなるか」がまず思ったこと。
確かに過去のカラダ入れ替わりモノは、入れ替わったことに戸惑い、元に戻すことに奮闘した、コメディー基調の作品が大半だったような気がする。それに対して、「15年もそのままだと二人はどう考えるようになる?」というところが斬新なところ。
15歳で入れ替わって30歳の陸とまなみの物語というのも上手い設定だと思った。30歳の陸とまなみにとっては、既に元のカラダで過ごした期間と今のカラダで過ごした期間は同じだということ。さらにこの15年は高校・大学・就職・結婚という大きく人生を左右する期間であることもポイントで、この期間に行った選択、積み重ねて来たもの、築いてきた人間関係がある。どれも重いもので、「どっちが本来の自分?」になるだろう。
一方で、親・兄弟さえ本当の自分を認知してもらえないつらさに胸が締め付けられるシーンも。
あれやこれやあって30歳の時に「戻せるかも」と言われて、カラダを戻したいと思うか、今のままでいいと思うか?
自分だったらどうだろう? と考えてしまう。
結末は観客に委ねられる。
「あなたが望む結末はどちら?」と問われたと感じ。このエンディングはとても良い。
壮大な思考実験
壮大な思考実験であり、壮大なホラー。
入れ替わった体のまま淡々とその日々を紡いで生きていくさまは、日常への賛歌でもあるけれど 同時に正常化バイアスという抑圧の果てではないかとも思ってしまいます。
陸は、本当の自分に戻るために 我が子から離れられ、まなみに手放しで我が子をゆだねられるのだろうか。
まなみは、本当の自分に戻りたいという願望と、イコール 陸が必死に築いた家庭を 労せずして手に入れたい願望の境界線が無くなってやしないか。
私の中で「登場人物に違和感を感じるものの、それも含めて作品の出来栄えがトップクラス」な作品のひとつとなった。
自分自身も愛してあげよう
入れ替わって間もない時の陸の動画はトリガー
まなみの心を動かしたのは、陸の入れ替わった間もない未来への動画メッセージ。陸の本心と今までのお互いを気遣う気持ちから夫と娘を託しも信頼感は、絶大だっと思う。
結果どうあっても、あの両名なら双方二人分を生き抜ける! 確信があるのでどんな結果でも納得!!
個人的に今年の邦画NO.1
素晴らしい役者さんで成立している入れ替わりもの
芳根京子さんと髙橋海人さんの演技力で男女入れ替わりの話が寒くならず、コメディにもならず、エモーショナルに切なく成立している。
自分の体で描いていた夢が叶わない、家族との関係、15年も入れ替わっていたから戻れる可能性が出てきても生まれる葛藤、が上手に描かれていた。
何回か繰り返して見たい。
音楽に頼らないストーリーに
極限までに、生活音を生かした映像。
音楽が流れず、エンドロールですら、ピアノのソロのみ。
シナリオが活きてるからこその自信を感じました。
そして、今までにない「入れ替わり」の視点。心とカラダが違うというところをとことん追求しているような。
肉体と魂についてとか、なんだかホントに考えさせられる。あとからジワジワくる。
芳根さんも高橋さんも、ホントに、すごい演技。ちょっとしたクセで男性を出したり、女性を感じさせたり。
いや、でも、坂平君は勝手じゃないか?身が2つになったら、もう、戻れなくないか?
いや〜どうなんだろう?
本当は、2人が結婚しちゃったらいいのにって、陳腐な考えが浮かんでた。
そしたら、なんかまるっとならないかって。
人生を振り返りました
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