劇場公開日 2025年11月14日

君の顔では泣けないのレビュー・感想・評価

全255件中、201~220件目を表示

5.0思わぬ拾い物!〜単なるSF設定ではなかった〜

2025年11月15日
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鑑賞方法:映画館

本当のことを言ってもきっと信じてもらえないから、元に戻るのを待つ(だって、ドラマや映画はみんなそうなるよね?)。

そう思って、演じていたはずの自分が、いつの間にか周りの人にとっての実像となり、その実像(の自分)が好感を持たれたり、高評価を得てしまったり。

演じていた人格のままで、かけがえのない家族を持つ。

外見イケメン、内面女子の男はなぜかモテる(〝やはり〟モテると言ったほうが正確なのかもしれない)から、セフレには苦労しない。

男女入れ替わりという設定はSFなのに、どのシーンも、心情的にはやけにリアル。
それを言ってはいけない、と分かっているのに抑えきれないまま、相手にぶつけてしまったり、ハグしてあげたいのに堪えなければいけなかったり…

血の繋がった家族を、元家族として遠目に窺い見ることしかできないもどかしさ。

入れ替わった設定で描いてみせるそれぞれのシーンは、「ほら、こんなふうに視点を変えてみたら、それまで見えないことやなかったことにしてやり過ごしてきた色々な人の思いが、あなたにも見えるようになるはずですよ。」と私たちに語ってくるのです。

説教臭さや嘘臭さを感じることなく、素直に感じ入ってしまうのは、芳根京子さんとその高校生時代を演じた西川愛莉さんのおかげですね。
もちろん、高橋さんも素晴らしかったです!

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グレシャムの法則

0.5なぜこれほど評価が高いのかわからない

2025年11月15日
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鑑賞方法:映画館

女性として
あり得ないと思う描写が多く
原作が男性だと知って納得した。

西川愛莉さん、吉根京子さんの
演技は説得力もあり
頑張っていたと思う。

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Monica_cci

2.5前野朋哉映画祭 後編

2025年11月15日
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斬新

カワイイ

1シーンの出番しか無くなったナインナン、関係性も全く語られず。
戻らなかった「転校生」、凄い良いアイデアなのだが・・。終盤にかけてのグダグダが目立つ、高橋くんの一本調子回避の為にも、もっとテンポを考えるべきだった。
人妻になってからの芳根さん、艶めかしい♥

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トミー

4.0PR不足感が否めない。

2025年11月15日
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公開2日目の土曜日で自分含めて7人?でした。平場の月と比較しても極端に宣伝の回数が少ないと思ったので、明らかなPR不足感は否めません。

「男女が入れ替わって、そのまま15年間元に戻らない」という設定の物語だと、とある情報バラエティ番組で知ってとても興味を持ち、公開前にまず原作を読みました(面白ければ劇場へ見に行こうと決めてました)。
小説の原作を読了してその知識を持った状態で映画を観たのは今回が初めてです。
原作では主人公の心理描写を言語化してくれているのに対し、映画ではそれを省いている、それで小説未読の方にも面白いと思ってもらえる作品を作るのは非常に難しいのだと思いました。
特にこの作品は「戻れるか戻れないか」が主題ではなく、入れ替わったままの状態でお互いにどうやって幸せを掴み取るかが最大のテーマになっているため、予備知識無しでそこまで気付くのはなかなか難しく、どうしても戻る戻らないにスポットを当てなければならなかったのかもしれません。
あまり詳しく語るとネタバレなるのでなるべく控えますが、例えば入れ替わった状態の陸(芳根京子)が実の母に会うシーンでは意味不明に母から冷たくあしらわれます(原作を読んでいれば理由が分かります)。
これについては以前、ある映画監督が「映画監督とは膨大な撮影したシーンをどうやって削るかを考える仕事」だと語っていましたので、理由の分かるシーンも実は撮影していたけど、尺の都合で削らざるを得なかったのかな?と想像するのですが、初見の方はモヤモヤとしたかもしれません。
良かった点としては「あのシーンは映画でどうやって表現するのだろう?」「なるほど、こういう手があったか!」と思わせてくれたり、色々な発見を楽しめました。
編集内容について多少の疑問が残ったので★4にしますが、主演両名の素晴らしい演技と映画を観るために先に小説を読んでおくとこんなに楽しいのか、と実感させてもらえたので大満足です。
余裕のある方は映画を観て、小説を読んで、また映画を観るという楽しみ方もあると思いますが、ない方は先に原作を読んでから観る方がおすすめです。

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104ゆき

4.0最後は?

2025年11月15日
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翔太27

3.0ただの会話劇

2025年11月15日
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ことり

3.0君のバディは私のバディ。

2025年11月15日
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SAKURAI

3.5お客が2人しかいない茶店が15年も続いているのは、まだ目を瞑るとして

2025年11月15日
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「死亡遊戯」のクライマックスが始まろうとしている最中、アレをしようとする野郎なんかこの世にいるはずがない!
男ならブルース・リーに魅入られているるはずだ!

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ムーラン

4.0オジサンはまた泣かされてしまいました😭

2025年11月15日
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まなみちゃんのお父さん、気付いてたよね🙄
涼くん、優しい人で良かった☺️
最後のカット、思わせぶりだったね😅

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nyanagi

3.5あなたの顔では“泣くに、泣けない”現実が伝わり、切ない。

2025年11月15日
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泣ける

悲しい

癒される

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琥珀糖

2.5お互いいい加減で誠実さに欠ける故にラストが尚酷い

2025年11月15日
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2025年劇場鑑賞91本目 佳作 50点

途中入れ替わって何年も経ったから、異性(こちらの中身とは同性)から向けられる性欲に対しても慣れたみたいな言い方してたけど、それは今作のテーマを扱う上でお粗末に流しすぎ

外見は変わっても中身のジェンダーは変わらないし、取り繕うことに慣れたというのであれば、入れ替わる前同性だったころ親しくしていた友なら尚更一線を交えるべきではない

ジャニーズ適用してるからなのか、使い方や台詞や演出含め美化しすぎ、窮鼠の大倉くんとか雲泥の差

また思い立ったら追記します

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サスペンス西島

3.0入れ替わり

2025年11月15日
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ラスト見逃しちゃった。

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完

5.0入れ替わり物語

2025年11月15日
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泣ける

知的

驚く

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コタロー

4.5お勧め!!

2025年11月15日
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泣ける

男女の入れ替わりと聞くと、あぁと誰もが思うネタ。でも、今回は15年間入れ替わったままと言うのは事前に知っていた。ファンタジーな設定なのに、焦り、戸惑い、苛立ち、怒り、切なさが芳根京子さんと髙橋海人さんによってリアルに伝わってくる。私は特に、まなみ(外見は陸)が陸(外見まなみ)に妊娠を告げられた時の表情に涙が止まらなかった。きっと男性女性個々によって、特に感じる部分が違うだろうから、そこを語り合いたいと思う作品だった。そして、まなみと陸が人生の最後には笑顔でいてほしいと思った。

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じゅじゅ

3.0他人に人生を過ごす切なさ

2025年11月15日
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お互いの心と体が入れ替わったまま15年の歳月を過ごす男女の物語。他人の人生を過ごす切なさを上手く描いていますが、現在と過去が前後する回数が多過ぎる印象でストーリーに集中出来なかった。

2025-165

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隣組

5.0よくある入れ替わりものとは一線をかくす作品

2025年11月15日
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泣ける

斬新

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星降る陽炎

5.0おすすめ

2025年11月15日
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泣ける

知的

幸せ

苦しくて温かくて、人生のお守りになるような作品。見終わったあとも2人のことを考えてしまうし、2人そして自分の身の回りの人をみんな抱きしめたくなった。(あと、まなみが全てを話せる女友達になりたい)

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ちょこ

4.0ヒロイン まなみちゃん チャーミング!

2025年11月15日
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泣ける

癒される

 ヒロイン、まなみちゃんが 美しかった。
刹那く、チャーミングだった。
髙橋海人くん 素晴らしかった。
 この映画は、まなみちゃんが 素敵でないと
物語が 評価されないと思うので 素晴らしかった

髙橋海人くんは、
アイドルで あることが 邪魔をして
正しく評価されない部分もあって
気の毒だけど
目線が この 俳優さん 上手くて
綺麗だと 思った

 彼女の 身体が 男性である 葛藤は、
刹那なく 女性として 共感できた。

 もう一人 陸くんの?弟
林くんも キラッとした 素晴らしい
俳優さんだなと 思いました

最後の2人のシーンでさえ

ヒロインの 笑顔に  刹那く けれど
芯のある 凛とした女性をみれる
映画です。

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蒲公英

5.0入れ替わりものの真骨頂

2025年11月15日
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お芝居の〝間〟にものすごくリアリティがあって、入れ替わった人格にしか見えない二人の演技が異次元
受け入れざるを得ない体のままもがきつつも、とにかく真剣に生きている姿が生々しく、30を超えて別の性で生きていく悲哀が突き刺さって落涙

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くちなし色

5.092点/☆4.2

2025年11月15日
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鑑賞方法:映画館

15歳のあの日、僕と君は入れ替わった。
「いつか元に戻れる」と信じたまま、月日は容赦なく過ぎていった。そして今、30歳。

戻らないまま積み重なった15年の重さと、それでもまだ戻れるかもしれない可能性。
戻りたいという切実な願い。取り返せなかった日々への悔しさ。誰にも語れなかった孤独。
それでも入れ替わった相手が君で良かった。
そう思えるから、もう戻らなくてもいいのかもしれない。

役者たちの息遣いまで味わえる、奇跡のような2時間。
かつて邦画は「湿っぽく間延びする」「演技がお遊戯会みたいだ」と揶揄された時代もあった。
だが、その偏見を鮮やかに打ち砕く。

坂下雄一郎監督の繊細な演出、原作の静かな痛み、余白を泳ぐような音楽が取り戻せない過去をスクリーンに浮かび上がらせる。

主演の芳根京子、髙橋海人の真っ直ぐな表現も見事だが、特筆すべきは、10代のまなみの姿の陸を演じた西川愛莉。
映画初出演とは思えない存在感で、女性の身体に宿る男性の心という極めて困難な役どころを圧倒的な説得力で演じきっている。作品の屋台骨を支える、新たな才能。

30歳になった今、二人の前に戻れるかもしれない最後のチャンスが訪れる。
真偽すら定かでない情報を抱え、覚悟を確かめるため、思い出のプールへ向かう。

そこに至るまでの回想。戻れなかった15年を積み上げるように描く。

互いの家族に会いに行く。
15歳で入れ替わり、そのまま生きざるを得なかった二人。家族は元気にしているのか。変化に気付いているのか。どう思っているのか。「本当の私(僕)に気付いてほしい」という、途方もなく大きな願いが胸を刺す。

まなみの両親は、入れ替わった陸を「自分の子のよう」と迎える。喜ぶ陸の姿をしたまなみとは対照的に、まなみの姿をした陸は、自分が完璧に演じきれていない悔しさと嫉妬に苛まれる。

陸の家を訪れるシーン。
母親であるはずなのに、見た目が違うというだけで冷たい視線を浴びる。見た目が違っても、声の調子や癖で気付いてほしかった。15年一緒に暮らした親子なのに。
まなみが陸を完璧に演じきったからなのか「本当の僕は必要とされていない」「気付いてくれる人は誰もいない」そんな絶望が溢れ、家を後にして歩き出す姿は、間違いなく本作屈指の名場面。西川愛莉と芳根京子の15年の対比が、圧倒的な説得力を生む。

陸の弟・禄との再会。
入れ替わった生活の中で、心は少しずつ異性に馴染み、過去の記憶は薄れていった。親の顔も、弟の顔さえも、輪郭が曖昧になるほどに。
禄は、見た目はまなみの陸に向かって懐かしい昔話を語り始める。消えてしまったと思っていた記憶を、まなみの姿の陸が涙を浮かべて語り返す。
「ちゃんと覚えていたんだ」「ずっと大切に思っていたんだ」互いにそう知る瞬間、失われた糸が再び結ばれ、静かで熱い涙が込み上げる。

92点/☆4.2

戻れたのか、戻れなかったのか。それはもう重要ではない。
戻らない15年は確かにそこにあり、たとえどんな結果でも、きっと二人なら大丈夫。
入れ替わったのが君で良かった。

家族、パートナー、結婚、子供、仕事、将来、男性として、女性として、色んな感情が駆け巡る。

切なく、優しく、温かい。陸とまなみが共に生き抜いた15年。
二人が積み重ねたかけがえのない日々は、確かな形としてここに存在している。

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