「小説を読んだ語感と同じと錯覚」アフター・ザ・クエイク kenさんの映画レビュー(感想・評価)
小説を読んだ語感と同じと錯覚
冒頭、ちょっとだけ後半の世界観がありますが、そのあとは完璧な村上春樹の世界。台詞のすべてが小説を読んだ語感と同じと錯覚するほど。
たんたんとすすむ物語に少々集中が切れた頃、かえる(声のんさん)の登場。時空をこえて届くような声に目が覚める。その世界観は、わたしが切望していた「熱帯」が映画化されたかのよう。舞台設定はまったく違うが、時代をまたぐアフター・ザ・クエイクと、入れ子構造の熱帯がわたしのなかで重なりました。
ヒューマックスパビリオン新宿歌舞伎町の地下が舞台になるところも絶妙。
夢がかなった良作です。
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