劇場公開日 2025年10月3日

「【”かえるくんとみみずくん。”村上春樹小説作品の映像化の難しさと、今作と、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」との違いをチョイ考えるの巻。】」アフター・ザ・クエイク NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5 【”かえるくんとみみずくん。”村上春樹小説作品の映像化の難しさと、今作と、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」との違いをチョイ考えるの巻。】

2025年10月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

  今作はフライヤーにもある通り、”神の子どもたちはみな踊る”の映画化であるが、NHKのドラマ”地震のあとで”の内容も包含されているらしい。

  今作は4編の掌編から成り立っている。

  1.阪神淡路大震災後に、その惨状をTVで観ていた妻(橋本愛)に、突然の別れを告げられる男(岡田将生)の話。

  2.浜辺での焚火が趣味の孤独な男(堤真一)と、家出少女(成海唯)との、不思議な交流の話。
  - 個人的に、夜の浜辺での焚火のシーンは好きである。大学時代に、同様な事をやって、デートしたり友人達と、男と家出少女の様に、喋っていたからであろう。

  3.東日本大震災の惨状を見て、信仰を捨てた新興宗教団体の男(渡辺大地)の話。

  ソ・シ・テ、ビックリの
  4.元信用金庫勤務で、今は地下駐車場のネットカフェで暮らす警備員(佐藤浩市)と”人間の業を餌にして時折暴れるみみずくんと、長い間戦って来たかえるくん”のお話。

  である。

  繋がりがあるのかなあ、と思って観ていると、特にはないようである。
  そして、一番ビックリしたのは、”着ぐるみかえるくん”の登場である。

  ご存じの取り、村上春樹氏の小説には初期から”羊男”や”鼠”が登場するが、小説なので、独特の風合いを醸し出している。
  だが、これが実写で”着ぐるみかえるくん”として登場すると、警備員と同様にひっくり返る程、ビックリなのである。

<そして、何故か脳内には、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」との違いが思い浮かんだのである。
 彼の作品は、「ドライブ・マイ・カー」と「シェエラエザード」と「木野」を濱口監督が巧妙に織り交ぜた脚本に仕上げ、
 ”生きていると、辛いことが多数有るが、絶望に陥る事無く、懸命に前を向いて生きていく大切さ”(拙レビューより)
 をロードムービー形式で描いた作品であり、それが大変に面白かったのであるが、今作ではそのメッセージがやや希薄に感じてしまったのである。>

NOBU
SAKURAIさんのコメント
2025年10月4日

明日は仕事の都合で劇場は行かないです~明後日bayfm?!みたいなタイトルの作品観る予定です!

お疲れ様です!寝ます(笑)

SAKURAI
SAKURAIさんのコメント
2025年10月4日

こんばんは!

NOBUさん難しい話が得意な印象があったのでもうちょい評価高めでくるかなと思ってましたが…やっぱこの評価になりますよね(笑)

SAKURAI
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