「【”人生は自分を規制するモノではない。”今作は、世間の決めたルールに縛られ過ぎずに、自分らしく生きる事の大切さをコミカルテイストで描いた作品である。】」ルール・オブ・リビング “わたし”の生き方・再起動 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 【”人生は自分を規制するモノではない。”今作は、世間の決めたルールに縛られ過ぎずに、自分らしく生きる事の大切さをコミカルテイストで描いた作品である。】

2025年9月21日
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鑑賞方法:映画館

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ー 冒頭と、作中でラフカディオ・ハーン:小泉八雲が登場する。何故?と思うが、彼は万博で日本に興味を持ち、その後、1890年に来日し、日本人の人柄、自然、文化に惹かれ「怪談」を代表とした著作を残し、日本で没した方であった。
  あの時代としては、欧米人としての生き方を大きく逸脱しているが、今や日本人で彼の名を知らないモノは少数であろう。
  彼が、世間で言う”常識”や”ルール”に縛られていたら、数々の著作は残されなかったであろうし、日本の当時の文化も、記される事はなかったであろう。

  今作では、仕事や家族関係で行き詰まりを抱える主婦(南果歩)が、海外を放浪する娘から、ヴィンセント(グレッグ・デール)とのルームシェアを依頼され、最初は戸惑いつつも、ヴィンセントの旺盛な好奇心と、彼の社交性に触発され、彼女自身も生き方を変えていく様を、コミカルテイストで描いている。

  だが、ヴィンセント自身も妻から離婚を切り出され、現状打破をするために日本に来たという設定と彼の好奇心旺盛な性格が、何となくラフカディオ・ハーン:小泉八雲を彷彿とさせるのである。ー

<今作は、世間一般のルールに縛られ過ぎずに、自分らしく生きる事の大切さをコミカルに描いた作品である。
 現状、閉塞感を抱える人は、何らかのヒントが貰えるのではないかな、と思った作品である。>

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