「シスターフッド・ミステリー?描かれるのは姉妹愛ではなく姉妹の呪縛 差別社会で生きる不穏な空気感に満ちた作品」九月と七月の姉妹 ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
シスターフッド・ミステリー?描かれるのは姉妹愛ではなく姉妹の呪縛 差別社会で生きる不穏な空気感に満ちた作品
終始不穏な空気が漂う中進む、セプテンバーとジュライの姉妹の物語。
ある事件をきっかけに、海辺の町に引っ越したことで、二人の関係は微妙に変化し始める。
ただの遊びだったはずの「セプテンバーは言う」という命令ゲームは、次第に緊張感を増していく。
親密な姉妹の関係は、愛ではなく呪縛、呪いを感じさせる。
主人公家族に向けられる、いじめ、人種差別、性差別などが淡々と描かれる中で、クライマックスで明かされる意外なサプライズ。
まさかそう来るとは思っていなかったので、面白かったです。
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