マーヴィーラン 伝説の勇者のレビュー・感想・評価
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好戦的な主人公がいいわけではないが…
自分が描いたマンガに登場する勇者の声が聞こえるようになり、民衆のために立ち上がることになった漫画家の姿を描く物語。と思っていたが、主人公が全然立ち上がらない。ヘタレもヘタレ。様々な騒動に巻き込まれて、悪党たちを倒すことがあっても基本的には闘いを望まない。戦いたくないから我慢して黙って殴られるときも。しまいには勇者からも見放される始末。インドのアクション映画でこんなに弱気で非好戦的な主人公は珍しい。しかも特殊能力を授かったわけではなく、勇者の声の通りに動くだけの戦い方。戸惑いながらのアクションだった。まぁ、勇者の声が聞こえること自体が特殊能力なのだが、敵を吹き飛ばしていくような力強さがなかったことは若干不満が残る。
意外だったのは、女性がいるのに主人公と恋が始まる気配がほとんどなかったこと。いや、なんとなくそれっぽい雰囲気は醸し出されていたが、2人による歌と踊りもないし、体を寄せ合うようなシーンもなかったと思う。インド映画ではかなり珍しいんじゃないか。
それでも最後はそれなりに盛り上がりを見せたし、あからさまに続編があるような終わり方ではなかったのはよかった。過度に期待しなかったのもよかったかもしれない。
それにしても冒頭に出てくるテロップで、実在の政党や人物に似ている人がいても単なる偶然だと言い張る姿勢に少し笑ってしまった。それくらいのふてぶてしさがあってもいい。
微妙(笑)
天の声に突き動かされ、いやいや悪と対峙するヘタレ主人公
新聞連載漫画「マーヴィーラン」の作者である気弱なサティヤは、人に嫌われないで生きる事ばかりを考えて生きている。
スラム街に住んでいたサティヤたちは国が建てた公団住宅に引っ越すことになるが、その公団がとんでもない手抜き工事。
ある時、突然サティヤは自分が描いたヒーロー”マーヴィーラン”の声が聞こえるようになり
、その天からの声に従って行動していくと、手抜き公団住宅を建てた悪徳政治家と対立する事に…。
この映画の面白さは、サティヤがとことん戦いたくないヘタレ男だというところ。
そのせいで、どんどん窮地に陥っていく。
ただ、たくさん嫌な目に合うほどに、逆転劇は面白くなっていくのよね。
続き映像があるから、映画は最後まで観て帰ろうね。
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