「ミイラ取りがミイラになるか」マーヴィーラン 伝説の勇者 カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)
ミイラ取りがミイラになるか
マーヴィーラン 伝説の勇者
勇者マーヴィーランの漫画の作者は、家族思いの成年なのだが、全てに事なかれ主義の極度の抗争嫌いのヘタレなのだ。
そんな漫画家の住むスラム住宅が強制立退にあい代わりに手に入れた住居が超最悪欠陥高層住居で各種の事件が起こる。
新人青年漫画家は、偶然この欠陥住宅問題を新聞漫画に掲載して社会問題となり、リアルでも一躍ヒーローの登場かと思いきやこの漫画家は超絶のヘタレで自殺までに追い込まれてしまう。
インド映画の楽しみは、庶民生活と社会意識の描写なのだ。
今回は、あのスラム住宅だ。狭い家屋に水道設備。
そして、代替住居が欠陥住宅。特に窓枠が外れて大臣のベンツの屋根に突き刺さるの爆笑!
インド映画のあのダンスで巻き上がる砂ほこり、ほこり、どこで踊るねん!
インド第2位の公用語タミル語とヒンドゥー語と北と南の地域差別。
やっぱり、貧困でも妹が大学へ進学する。
医師は金持ちで凄く偉く地位がある。
庶民市民は決起するか!?
そんなことを織り込まれながら、
ヘタレの漫画家は、覚醒を繰り返し、住居倒壊を予言し住民を非難させた。その後は倒壊した高層住宅の再建が始まるのだが…
ラストは、2年後倒壊した瓦礫の下から漫画家は救助され、今も漫画を執筆を集中してる。
しかし、その姿はあのヘタレではなく寡黙な勇者のオーラを感じる…
完
どうも完ではなく、
お決まりの『つづく』だなぁ
(^ν^)
マーヴィーラン 伝説の勇者
自らが描いた漫画のヒーローとなり、巨悪との対決に挑む漫画家の闘いを活写したインド発のアクション映画。
新聞の長期連載漫画「マーヴィーラン」の作者である気弱な漫画家サティヤは、気の強い母が起こす騒動を収めるのに必死な毎日を送っている。
そんなある日、彼らの住む地域が開発対象となり、一家は立ち退きを余儀なくされる。
新たな住居として提供された高層マンションに喜んでいたのも束の間、そこは悪徳政治家ジェヤコディ一派が仕切る手抜き工事で建てられた欠陥住宅だった。
勇気を振り絞って彼らに立ち向かうサティヤだったが、返り討ちに遭ってしまう。
自らが描き続けてきた「マーヴィーラン=偉大な勇者」と自身とのギャップに絶望するサティヤの耳元で勇壮な“声”が鳴り響き、彼は真の「マーヴィーラン」として巨悪に立ち向かう。
タミル語映画界の人気俳優シバカールティケーヤンが主人公サティヤ、映画監督としても知られるミシュキンが悪徳政治家ジェヤコディを演じ、「ヴィクラム」のビジャイ・セードゥパティがサティヤの運命を翻弄する“声”を担当。「マンデラ」のマドーン・アシュビン監督がメガホンをとった。
マーヴィーラン 伝説の勇者
Maaveeran
2023/インド