BULLET/BULLET 弾丸決戦編のレビュー・感想・評価
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弾丸疾走編から、だんだん失速編へ
後編次第では、と望みを込めて鑑賞したのだが…
まず、衆目を集めた上で反政府的発言からの反乱宣言を大声でやらかす冒頭で頭を抱えた。
( しかもリンの名前まで添えるオマケ付き)
潜入作戦では、全部筒抜けで包囲されてたのにデータ抽出と資料閲覧は待ってくれる。
そして投獄される(この作品、何回捕まるの?)わけだが、牢が開いてた理由はよく分からず。
脱走したと思ったらまた捕まり、前編で雑に退場した殺し屋たちと再会する流れ。
なんだかテンポも悪いしご都合展開ばっかり。
白クマがスーツ脱がされなかったり、ノアやレジスタンスが無事だった経緯とかもあまりに雑。
真実の配信(会話してて笑った)の不発は意外。
しかしそこから続くギアの絶望と復活がアッサリで薄っぺらく見えてしまう。
終盤は話を広げすぎて、単にゴチャついた印象。
苦渋を舐めながら政府の乗っ取りを計画してたのに「立ち止まった」と詰られるバレルさん不憫。
端末のひとつのような口ぶりだったのに、婆さん倒して解決?
というかシステム壊すつもりで行ってるのにそれっぽい装備が見当たらなかったんだが。
殺し屋はやっぱりあんなに要らない。(マスクもしてないだろうから動機も薄いし)
期待した仲間との出会いも、“盗み屋”を始めたキッカケも、技術を身に付けた経緯も未回収。
白クマとリンの親子設定も特に活きず。
親方(34)は驚いたし、設定は面白かったし、白クマのキャラはめちゃくちゃ好きだったけど。
あと、スタッフの趣味なのかヒロインのノアより午後ティーちゃんの作画が一番気合い入ってた。
前編観なくちゃわからないが・・・観ても・・・
中盤からがイイ
個人的に、主人公のギアが、あんま好きじゃないと云うか、中身がお子ちゃま過ぎてオエ🤢だったんですが、
世界の真実を知って絶望し、今迄の常識に慣れきった大人達に絶望し、
メンタルをゴリッゴリに削られてからが…漸く始まりと云うか、
底辺の更に底辺まで叩き落とされたら…あとは這い上がるだけ!
少しオトナになってからが、ギアの純粋さや優しさが沁みるってなモンで。
ラストも中々上々😁
なんか刺さらない
2025年劇場鑑賞222本目。
エンドロール後映像無し。ありか?まぁエンドロール中も話は続いているので席立つ人はいないと思います。
前編でなんかに巻き込まれて、なんとなく上層階級と戦うっぽい感じになって終わりましたが、今回より動機がはっきりして、主人公たちが頑張る展開に。でもなんかこのギアって主人公に感情移入しづらいんですよね。年齢が15歳というだけあって、まぁリアルな15歳ならこんなもんかもしれませんが、なんか言動が浅い。それに付き合うシロクマも主義とかじゃなくてほんとついてくるだけだし、ロボットも主人か友達か分かんない関係のギアが心配でついてくる感じだし、ギアよりはっきり動機がある女の子は別行動多くて出番少ないしで主人公だよりなのですが、やたらわめいたり泣いたり落ち込んだりでめんどくさい・・・。殺し屋連合も前編で長く絡んだ人たちも一瞬しか絡まなかった人たちも段々同じような扱いになっていくので、そちらにも感情移入できません。なんか変な絵柄に時々なってなおさら。そもそも冒頭のガッチャダンスを踊るシーンがなんかすごく寒かったです。周りの人たちの冷ややかな反応を正直に描いちゃったからかな。まぁ彼らからしたらそうなのかもしれませんが、だったら誰もいない所でやった方が良かったかな、演出的に。挙げ句に警備いるところで大声でテロ行為やるぞって叫んじゃうし・・・。
なぜかワクワクしないんだよね〜
■ 作品情報
ディズニープラス配信の全12話を前後編にわけて劇場公開する劇場版の後編。監督 朴性厚。主要キャストは井上麻里奈、山路和弘、釘宮理恵、花澤香菜、折笠愛、関智一、瀬戸麻沙美、古川慎ら声優陣。シリーズ構成・脚本 金田一士。アニメーション制作 E&H production、配給 ギャガ。
■ ストーリー
文明が崩壊した近未来の荒野を舞台に、少年ギアが旧時代の遺物を活用しながら盗み屋を営む。前作からの続きとなる本作では、ギアがうっかり盗んでしまった世界の「秘密」を巡る物語が展開される。彼の過去や、首都が隠し持つ真の目的、そして登場人物たちのさまじまな因縁が次々と明らかになり、世界を変えるための壮絶な戦いが描かれる。
■ 感想
前作がそれほどおもしろかったわけではないですが、乗りかかった船ということで、続きも気になったので公開初日に鑑賞。まるで「昨日の続き」と言わんばかりの始まり方なので、前作鑑賞か事前情報は必須だと感じます。後席の中年夫婦は、初見で意味がわからなかったのか、開幕と同時に小声で話し始め、その後も何度もボソボソとやり取りしていて本当に気が散りました。
物語は、前編で抱えていた首都の秘密や真の目的、そして登場人物たちの過去が次々と明かされていき、なかなか興味深い展開です。また、カーチェイスを中心としたアクションシーンは、前作同様の目まぐるしいカメラワークが生み出すスピード感と躍動感に目を見張るものがあります。アニメーションならではの表現が存分に生かされており、映像的な迫力は見応え十分です。
それなのに、なぜか心からワクワクできない、どこかノリきれない気持ちが残ってしまうのはなぜでしょう。最大の要因は、やはり主人公ギアへの感情移入の難しさにあるように感じます。彼が外の世界に憧れる気持ちは理解できるのですが、その渇望感がどうも共感を呼びにくいのです。また、登場キャラクターが無駄に多いと感じることも、物語の視点を散漫にさせ、感情の焦点を絞りにくくしているのかもしれません。
一方で、敵役であるバレルはわりと魅力的なキャラクターとして描かれていますが、その素性が予想の範囲内にとどまり、意外性に欠けるのは少し残念です。首都の真の目的も、どこかで見たような既視感のある設定で、これも今ひとつインパクトに欠けます。それを知っても民衆がすぐには立ち上がらない現実的な描写はよかったものの、その後の翻意には少々説得力不足を感じます。
総じて、物語の立て付けもアクションシーンも、決して悪くないです。しかし、個人的な好みに合わず、キャラへの共感度が上がらないため、完全には没入できませんでした。もともとは配信で全12話ある作品なので、そちらで観ればまた違った印象になるかもしれませんが、劇場作品としては特に心に響くものがなかったかなという印象です。
面白いんだけど劇場でやる意味があまりない気がする
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