「何度殺されてもよみがえる恐怖。全体としてまとまりなくて今一つの感じ。仏作って魂入れずみたいな。」アンティル・ドーン ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
何度殺されてもよみがえる恐怖。全体としてまとまりなくて今一つの感じ。仏作って魂入れずみたいな。
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死んでも死んでもよみがえる朝まで繰り返す恐怖。
死は様々な方法で焼てくるが、人体爆発は驚いた。
それ以外は、いつもの殺戮シーンの寄せ集めに見えてくる。
敵は仮面の男かと思いきや、魔女だったり、いかにもゲーム的で、それぞれの死も記号化されたゲームのステージのよう。
それはそれで面白くなりそうだが、なぜか盛り上がらないのは、事件の背景の興味ある描き込みが足りないのか、犠牲者メンバーの描き込みが足りないのか。
単調なシーンの連続に睡魔が襲い、肝心の博士の説明ではもうろうとしてました。
しかも、気付けば13回の繰り返しだったのに、数回の記憶しかなく、実は記憶にない回は、スマホの動画で確認って、斬新な方法か?回りくどいし、動画で見せられても…。
同じトーンで飽きさせないためのアクセント描写だったかもしれないが、そこは普通に短いシーンの積み重ねでも良かったのでは?
アイディアは良かったけれど、映画としてのそれぞれの要素とつながりが今一つだったため、映画自体も物足らない者になった感じがします。
ラストが最近はやりのバッドエンドでなかったのは良かった。
ただ、あの背中は、どうなったのだろう?そこは見せてほしかった。
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