「明るくほんわかと生死を描く」また逢いましょう HKさんの映画レビュー(感想・評価)
明るくほんわかと生死を描く
父が入所した介護施設に関わる人たちとの交流を通して、
全体的に明るい画面、色彩で生死を明るく描く。
カメラはほぼ固定で正面か側面の構図で、
クローズアップも少ないためへんな緊張感もなく、
全体的にほんわかした物語の雰囲気に音楽も適合していて好印象。
人間どんな状態にあっても、
恋をしたり、遊んだり、いろいろなことを楽しみ、
ときに悲しむことも肯定していて、その様々な立場による対比を
主張の強くない、淡いコントラストに抑えてみせているのがすばらしい。
一方でラストの展開だけはちょっと強引に感じて気持ちが引けてしまった。
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