「凄まじい暴力と社会の分断」灰となっても ひろ702さんの映画レビュー(感想・評価)
凄まじい暴力と社会の分断
ここに出てくるのは、凄まじい暴力と社会の分断である。パンフによると、監督のアラン ラウ氏はは、「香港で何が起こったのか、そして香港の将来はどうなるのか知ってもらいたい。」と語っている。
私がこの映画を観て少し驚いたのは、弾圧する側の香港特別行政区の女性トップの苦悩に満ちた、あるいはオドオドした表情である。(私にはそう見えた)まあ、誰もが大陸の傀儡と思われいる彼女は、本当は香港人同士で暴力の応酬をしたくはなかったんだ、と思うような雰囲気を感じたのは私だけではないと思うのだが。本当の悪は○○だと思う。直接手を下さず、分断を煽りながら、実質的な香港解体を進めていく、これ以上狡猾なやり方はないと思った。
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