「タローマンの世界に浸れるならストーリーは気にしない…」大長編 タローマン 万博大爆発 HAL9900さんの映画レビュー(感想・評価)
タローマンの世界に浸れるならストーリーは気にしない…
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…つもりでしたが、毎回5分のテレビ版と比べて100分の劇場版は蛇足が多く間延び感が半端なくなかなか苦痛でした。
テーマはざっくり言うと「でたらめ」と「秩序」のバランスを社会と人間がどう保てばよいかという内容だったと思うのですが、このテーマが強調され過ぎでいささかクドい。
終始なにかにつけて、でたらめでたらめ…のオンパレードにはちょっと辟易しました。
テレビ版は5分間という限られた尺のせいで盛り込んだテーマがかえってクッキリ&スッキリと伝わってきたことを考えると、タローマンは劇場版にする必要はなかったように思える。(せめて60分程度?)
ちなみに長編ともなるとタローマンがどのようなキャラクターなのかよくわかります。岡本太郎のキャラなのでこれでよいかもしれませんが、野生的で奔放、知性があまり感じられず、ヒーローというよりもわがままな子供のような印象で、この点もあまり受け入れられなかった。
他に気になった点として、未来から来たサイボーグ(名前は忘れた)が70年代ではスムーズで華麗な動きを見せていたのが、2025年に戻ったとたんにC-3POのような、なんともぎこちない動きになってしまいなんとも違和感があった。(その違いについて上手く理由付けがされていると面白かったのだが)
それとテレビ版の女性隊員役の俳優さんが映画版では見られなくてそこが最も残念でした。
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