「手抜きしている映像を作るために手抜きしない」大長編 タローマン 万博大爆発 かもしださんの映画レビュー(感想・評価)
手抜きしている映像を作るために手抜きしない
映像全体から漂ってくるポンコツ臭(褒め言葉)に惹かれて劇場に吸い寄せられてしまいました。
「ファンタスティック・フォー」が60年代のおもちゃ箱をひっくり返して作ったような映画ならば、こちらは70年代のガラクタ箱を引っ掻き回したような映画でした。
出来合いのおもちゃで遊べていた海外の作品に比べると圧倒的に手作り感が満載のおもちゃで必死に遊んでいる感じがして大変好感が持てちゃいました。
全てのシーンが加工され、合成やら、着ぐるみやら、特撮やらが画面いっぱいに広がります。
常に我々の目を楽しませてくれ、始終ニヤニヤが止まりませんでした。
無駄な事に対し、徹底して資金を投入している事が伝わり手抜きしていない事が伝わります。
もとい、手抜きしているように見せる事に手抜きしていない事が伝わります。
岡本太郎さん本人に観てもらい、是非とも感想を聞いてみたかった。
太郎さん本人が「なんだこれは!」と言えば本作は成功したも同然ですね。
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