劇場公開日 2025年6月28日

アジアのユニークな国のレビュー・感想・評価

全15件を表示

3.5アジアのユニークな国になれるかなぁ

2025年9月5日
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鑑賞方法:映画館

笑える

驚く

カワイイ

都内の一戸建で夫と暮らし義父の介護をしている曜子は、政治家の安倍○三を嫌っていた。夫が仕事に行っている平日に、自宅の2階で風俗営業をしていた。夫には気づかれていないが、隣の主婦には気がつかれてしまったようで、警察に通報された。さてどうなる、という話。

1階で義父の介護をしながら2階で性的風俗営業をしてるとは、なかなか大胆な奥様だなぁ、と思った。
隣の主婦はあそこまで耳をダンボにして気にしなくても良いのでは、と思ってた。もしかして、欲求不満、て事だったのかも。
しっかりR18+の内容で、曜子役の鄭亜美は相変わらず脱ぎっぷりが良かった。
題名の意味を考えながら観ていたが、ラストの人口減少の日本についての事だったんだ。
あまり本作の内容と関係ない気もしたが。
安○晋三嫌いの曜子が安倍好きの客に突然塩対応したり、木村役岩谷健司の娘の彼氏に対するとぼけた演技とか、面白かった。
妊娠した父親はだれ?とか、義父の日記はどうなった?とか、余韻が残ったのも良かった。

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りあの

3.5ココロの片隅になんか引っかかった…

2025年8月25日
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知的

「ゲラゲラ」というより「クスッ」という喜劇だなぁという印象でした。
政治や介護、風俗の話かと思いきや、どれも主人公曜子のキャラクターを浮き出す一要素であって、曜子の発する言葉や行動、その態度が通ってくる「客」や介護する「義父」、シングルマザーの「隣人」との関わりの中でコミカルに描かれているのが、やはり「クスッ」って感じの作品だと思います

サラっとしたように見えて、以外に「また観たい!」とココロの片隅に引っかかる作品でした。

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Kchun

3.0安倍晋三が殺されたのに何にも良くならないっていうか

2025年8月8日
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鑑賞方法:映画館

二階で風俗一階で介護、日常と非日常と、正義と犯罪と、理性と欲望と、義務と自己中と、いろんな相反する物事がひとつの屋根の下で同居してる奇妙さ。安倍晋三を真剣に話題にしながら滑稽に思える不思議。笑ってしまうと不謹慎な気分になるし、目くじらを立てると冷やかされる気分になる。絶妙なバカバカしさと、ギリギリのリアル。爺さんの日記から急展開を期待したがそうでもないところの肩透かし感が、うまいっちゃうまい。そして映しちゃいけないものも映しちゃってるのがまた、憎らしい。監督、役者、『夜明けの夫婦』の面々なのか。なら、このシニカルなストーリーも納得する。
夫が言う。「バチが当たったっていいじゃない。でも万が一上手くいったらそれはそれでいいじゃない」世の中、このくらいの生き方がちょうどいいのかもしれない。

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栗太郎

3.5政治家の話が出てくるが政治的な話ではない

2025年8月5日
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皆政治家の話はするけれど、政治の事がわかっている訳ではない。
おそらく主人公はワイドショー等で得たふんわりとした知識でその政治家を嫌っている。実際、夫の就職も上手くいってない様子。それもその政治家のせいと思っている、が、その政治家がいなくなって状況が良くなったかと言えば、決してそうではない。
政治家のせいではない事はわかっていても認めたくないし、理解出来ない。
嫌いだから。
好きだった客が自分と違う価値観だった事にガッカリしたりする。
また、同じ価値観の客にどんどん入れ込んでいく。
その客も政治に興味があるわけで無く、どちらかというと彼女の気持ちを利用しているようなずるさを感じる。
階下に居る義父は優しい嫁の行いを知っていたのではないだろうか。
気まずいような客との会話は妙にリアルで生々しく、ドキュメンタリーのよう。性行為のBGMがまた、、不謹慎ながら絶妙。
最後のオチも。

アジアのユニークな国なんだなぁ。

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くろすけ

5.0一線を超えた作品

2025年8月4日
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鑑賞方法:映画館

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純粋社会派深刻喜劇とは何か
と、よくわからず映画を見たが、そのままその全てが詰まった作品。
深刻であり社会派であり、それを喜劇的に構成。
残る純粋とは何か、演じる役者たちの芝居がピュアで生々しく、そこで生き生きと描かれている。最低限のシチュエーションで実にシンプルであるが、無駄が無く、キャラクターが実に良い。
義理の父を介護しながら、同じ屋根の下で売春をする主婦。その家族を覗き見する隣家の主婦。客として来る男たちもまた人間味が溢れ、何も知らないその家で暮らす夫の誠実さが愛おしくもある。
見終わってみればその一家に入り乱れたキャラクターたちが自然にそこで生きている。
メインキャストではない警官がまた面白く、これぞ端役の鏡ではないかと唸らされ、ラストシーンに少しだけ出てくる、売春客の娘の彼氏がタイトルを締めくくる。ラストのエンドロールで笑いを誘うなんて余程の作家でなければ為せる技ではない。
とにかく楽しめた。

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tarare

4.0しっかり18禁

2025年8月3日
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「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇」という言葉がしっくり来る映画。
途中、思わず声を出して笑ってしまったが、その途端に「いやいや、俺も笑えないぞ」とも思う部分を突いてくる。
77分という短さや、エンディングの切れ味なども心地よい。
内容はしっかり18禁らしい映画。

<ここから鑑賞内容に触れます。鑑賞された方で興味のある方のみご覧下さい>

公式サイトで「ある政治家」と濁している安倍晋三の名前や、彼にまつわる言葉がたくさん登場するが、語られる言葉の中身をあえて空っぽにして、具体性や論理性を欠かせている。つまり、何かを説得しようとしたり、何かを煽ったりする意図をスッポリ抜け落としている。
だから、彼を支援する者も、毛嫌いする者も、この映画を観て、どちらか一方がスカッとすることはないと思うので、「これは政治的な映画ではない」と謳っている通りだなぁと思う。

山内ケンジ監督が、描きたかったのは、政治的なフレーズが出てくるだけで、タブー感が生じてしまう、すでに「ユニークな国」日本のことなんだろう。
他人のことが気になったら、自分の身が病むまで気になってしまう人や、なぜか執拗に「あいさつ」を重視する人も登場してユニークさに輪をかけるが、それはこの国の日常でもある。

倫理観とか、セックスワークに対する建前と現実とか、介護とか、夫婦関係とか、親子関係とか、結婚とか、職業観とか、DVとか、少子化問題とか、妊娠出産に関わる傷つきとか、育児とか、格差問題とか、警察の持つ個人情報とその濫用の問題とか、寄付行為とか、そしてそれらをひっくるめた他者理解とか、様々な矛盾を体現した主人公とか、全てが地に足がついていない感じが、今現在の私が住む「アジアのユニークな国」と自分自身の写鏡のようだった。

安倍晋三を支持する若い彼の振る舞いを、マウント取りとみるか、思想は切り離した他者との共存を「対話」を通して試みようとする態度とみるか。私は後者としてみたいと思った。

「Mondays」の事務員さん、今作でもいい味出していた。

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sow_miya

4.0今年の邦画のベストの一本となる快作‼︎

2025年7月16日
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夫の留守中に自宅の1階で義父の介護をしながら2階で違法風俗を営む安倍晋三が大嫌いな女性。安倍晋三を支持する客を出禁にする女性。

上質な喜劇であり、十分に社会派であり、R18としても機能している。こんな作品が他にあるだろうか。

主演の鄭亜美さんの存在感が唯一無二でびっくりする。主演女優賞を献上したくなる。

悶々として気が狂いそうになるお向かいの主婦を演じた岩本えりさんも出色。

ベストテン入りを願う🙏

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エロくそチキン2

4.0何もかも丸出しの映画

2025年7月15日
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斬新

コンプライアンスや自主規制、今ではひた隠し描くことを避けていることを、敢えて触れ挑発してくる映画だ。
空気感としては、全盛期の若松プロで若松孝二、足立正生、大和屋竺、沖島勲が挑発的に文句あるか?、好き勝手にやらせてもらうぜと世間を嘲笑ってた頃を感じる。
政治も介護も近隣コミュニティも、そして婚姻も妊娠さえも、どうでもいい問題に感じる個人か、はたまた社会の壊れ具合を他人事として、覗き見感覚で笑う。
ただ、本当に他人事なのかと、居心地の悪さを感じながら笑う。

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ケージ

3.0表面的なインパクトに持っていかれがちだが

2025年7月9日
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主人公の発言や主人公の赤羅様な裸体にインパクトを置きながら、実は一つ一つの人物、現代日本への風刺が丁寧に描かれている。

皆が自分の持ち場において正しい行動をするのみで、正しさや思いやり、正義や信念はその状況、目の前の人に応じて面白いくらいに変化する。
それが真実であるかどうかなんてことは考えるに及ばない。

しかし、あのおじさんは、何故彼女の気持を射止めたのか。
生命力によって彼女の体を虜にしたのか、空気を読む力によって彼女の心を捉えたのか。

そして、彼女は何故あの仕事を始めたのか。
本当にお金のためなのか、はたまた至らない夫の代わりに生命力を持った男性を探すためだったのか。

(わざとらしい所も含めて)すべての人物が妙に生々しい。

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amane

3.5家内工業制自主映画

2025年7月8日
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ドキドキ

色々ユニークな映画です。
まずR18で濡れ場満載であるが、その重責を担う鄭亜美さんはセクシー女優や成人映画出身の方ではないです。ちょっとびっくり。その鄭亜美さんは他の方では違和感のある話題や敬語の使い方もナチュラルにこなしています。凄い方です。
またこの映画はかなり明確な反権力志向が感じられます。「ご近所トラブル」がこの映画の一つのテーマですが、駆けつけた警察官をかなりイジっています。警察OBの方は頭に血が昇るかも知れないのでおすすめしません。(多分)
撮影場所は主に監督の自宅。完全自主制作の映画を忖度なく作る為には家内工業制は必須ですね。(笑)
方向性は全然違うのですがちょっと前に観た「渇愛」と同じ匂いを感じます。

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ひろ702

1.0岩谷健司のすっとぼけ芸を楽しめたのが収穫

2025年7月5日
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おつむのアレな人が政治的に背伸びしようとするとああなっちゃうのね。こういうタイプが某平仮名党を支持するんだろうな。なんか痛々しくて見てられない。

映画の内容とは全く無関係だが、映画館のスタッフが常連客(?)と延々雑談していて開場案内を怠った。ちゃんと仕事して欲しい。

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ひろちゃんのカレシ

5.0映画館でしか見れなさそう

2025年6月29日
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安倍晋三の話がフィクションでやられているの、初めて見た。ドキュメンタリー?的でもあるけど、裸が多いね。配信やるのかな

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aioi

5.0今年1番面白い邦画

2025年6月28日
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ポレポレ東中野で鑑賞
本当に面白かった

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maru

2.0長〜いコント

2025年6月28日
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楽しい

怖い

単純

都内の住宅街にある自宅で夫の父親の介護をしつつ、夫には内緒でモグリの風俗を1人でやっている主婦と、主人公宅が気になる隣人の話。

安倍晋三がなんちゃらかんちゃら、絶対わかってないだろコイツな主人公で始まって行くけれど、アンチ度が好感度やサービスに!?w

そして今度は余計なお世話が加速して、勝手に追い詰められるピーピング隣人w
何も証拠がない以上、傍から見たら怪しいのは…ねぇww

何考えてるのか良くわからんが、一応アベガーも旦那からの影響みたいだし、そんなことすらどうでも良いそれで良いのか?な終盤。
からの、平和ボケのユニークな国談義で話しをそらす風刺コメディということで、そこは面白かったけれど、それだけかな。

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Bacchus