「期待とは違う感じでした」Dear Stranger ディア・ストレンジャー nakadakanさんの映画レビュー(感想・評価)
期待とは違う感じでした
「ディストラクション・ベイビーズ」「宮本から君へ」の真利子哲也監督作品ということで興味を持ち観に行きました。
淡々とした日常の中に不穏な空気が漂う前半は期待が高まりましたが、誘拐事件発生後は、モヤモヤする部分が多かったです。
犯人の最終的な目的がよく分からず、共犯者のモチベーションの理由もよく分からず、刑事の捜査能力もどうなのかと。
そこはあまり問題ではなく、主人公夫妻が疑心暗鬼に陥る状況、信頼関係の不安定さを描くということかも知れませんが。
構成も、あえて疑惑を高めてモヤモヤさせるものにしているのかなと思いますが、真相?の提示の仕方も唐突な印象で。
音楽についても、子供がいなくなり主人公夫が必死で探す場面など、なんだか緊迫感が感じられず、違和感があるような気がしました。
監督で興味を持ち観ましたが、個人的に夫婦の心のすれ違いというような話はあまり興味が無いということもあり、自分には合わなかったのかなと。
淡々とした不穏感のある映像などは良かったです。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。