劇場公開日 2025年9月12日

「異邦人」Dear Stranger ディア・ストレンジャー バラージさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 異邦人

2025年10月1日
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鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

カワイイ

とにかく全編重苦しい雰囲気の映画だ。暗いというより重苦しい。そして映像も暗くて一部見にくい。

舞台は全編ニューヨークで台詞もほぼ英語。西島秀俊にとってもグイ・ルンメイにとっても母語ではない言語での台詞だが、監督は登場人物の母国ではないので流暢でなくてもよいということだったらしい。実際、西島は英語のできない僕が聞いていても流暢ではないのが丸わかりだったが、グイ・ルンメイは非常に流暢にしゃべってるように聞こえ、もともと言語能力が高い人なのかもしれない。そのためもあってか西島も演技が下手な人ではないはずなのに、グイ・ルンメイのほうが圧倒的に演技が上手く感じられた。人形劇も素人目には本当に出来る人のようにしか見えず、本人はインタビューで米国に渡ってから集中的に指導を受け、かなり苦戦したと言っていたが、とてもそうは見えなかった。やっぱりグイ・ルンメイすげえ。そして相変わらずお美しい。

映画はちょっと重苦しすぎて、夫婦の亀裂とかも今ひとつ僕の趣味ではなかったんだが、監督が『ディストラクション・ベイビーズ』(未見)や『宮本から君へ』(未見)の人と聞くと、なんとなくわかるような気がする。まあ悪くはなかったです。

バラージ
バラージさんのコメント
2025年10月3日

そういえばグイ・ルンメイは高校卒業後にフランスのソルボンヌ大学に留学してたことを思い出しました。もともと語学力の高い人なのかもしれません。

バラージ
こひくきさんのコメント
2025年10月2日

レビュー拝見しました。まさに“重苦しい”という表現がしっくりきますね。映像の暗さも相まって、観ている側もずっと圧迫感を感じました。

西島さんとグイ・ルンメイさんの英語についての指摘も共感です。特にグイ・ルンメイさんの流暢さと演技力には私も驚かされました。

人形劇の場面もリアルで、裏での努力を知るとさらに凄さを感じます。作品そのものは好みが分かれるかもしれませんが、役者の力量が際立つ映画でしたね。

こひくき
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