劇場公開日 2025年10月17日

おーい、応為のレビュー・感想・評価

全230件中、21~40件目を表示

4.5音楽がとても印象的

2025年11月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

名前だけしか知らなかった葛飾応為。
下調べで作品を調べると、なんとすてきな絵を描く人だったのだろう…!と感動し、楽しみに鑑賞しました。

ひとつのことに没頭する潔さ、カッコよさと、二の次三の次になる事柄へのだらしなさを、長澤まさみと永瀬正敏がクールに演じていて、とてもおもしろかったです。

そしてそれ以上に、音楽が良かったです。
ブラスとパーカッションがメインで、ジャズ感あふれるリズム展開なのに、江戸時代の光景との違和感がゼロ!
それどころか、ちょっと変わり者の北斎と応為の生き様を引き立てていて、見事でした。

コメントする (0件)
共感した! 10件)
まみぃ

3.0似たもの親子

2025年11月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

浮世絵師・葛飾北斎の娘であるお栄は、ある絵師に嫁ぐが、
かっこばかりの夫の絵を見下したことで離縁される。
北斎のもとに戻ったお栄は、父娘として、そして師弟として、
北斎と生涯をともにすることになる。
2人が暮らす貧乏長屋は画材や絵で散らかり放題で、
茶も入れられず針仕事もできないお栄だが、
絵の才能だけは父親譲り。
北斎から「おーい、筆!」「おーい、飯!」と何かと頼まれることから、
「応為(おうい)」という号を授かったお栄は、
当時としては珍しい女性の浮世絵師として、絵を描くことに生涯を捧げる。

といったあらすじ。

葛飾北斎=富士山、富嶽三十六景のイメージ。
てっきり、その娘を連れまわしているという話で、
親譲りの才能が光り輝くのかと思ったらちょっと違った。

まず、実在なんだな、この娘は。
そして、なんやかんやで似たもの親子なのところが面白い。
でも、結局のところ、父の偉業、そして老年期の哀愁がメイン、
娘の才能があまり表舞台に出なかったところさ寂しく描かれていた。

「仙人になりたい」と言っていたのに、歳を取ったら、
「人間になりたい」って。
ないものねだりだよな、人間って。

「俺が、好きでやっているんだ」というお栄の父に対する愛情を
ぶつけた言葉が響きました。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
よっしぃ

4.0永瀬正敏の北斎がいい

2025年11月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

カワイイ

色気のあるオシャレでかっこいい作品
長澤まさみがひたすら美しい
食べて寝て描くの描写が多く生きている感じがした
盛り上がりはないがラストは清々しい気持ちになる
北斎が生き抜いた、応為が支え抜いた感じがするからかな

コメントする (0件)
共感した! 5件)
orange

4.5父と娘の物語

2025年11月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

驚く

登場人物が少なく、静かな映画でした。葛飾北斎という画狂人の人生について何も知らずに見たので、初めて知ることばかりで、驚かされました。

応為という娘がいたことも知りませんでしたが、男勝りなきっぷの良い女性に感じられました。私にも年老いていく父がいるのですが、父を支えながら一緒に一心不乱にただ絵を描き続ける応為の人生に心が動かされました。自分だったらこんな生き方ができるだろうか、父とこんなに向き合うことができているだろうか。北斎から応為に向けての言葉の中にも、ちゃんと愛が感じられて。素敵な親子だなと感じました。

北斎の弟子の渓斎英泉が出てくるのですが、その人が出てくると緊張感が緩まり、ほっとしました。普段、時代劇は見ないので、楽しめるか不安がありましたが、思いがけず応為に感情移入し、楽しく見ることができました。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
れんこ

3.0上品な乱暴者

2025年11月8日
Androidアプリから投稿

大森監督はきっと育ちの良い人なんだろうな。
長澤さん演じる応為は好きな男に抱き寄せられて、「お前とだけは嫌だ」と虚勢。
そこは、イタしたうえで、急に馴れ馴れしくして来る男に「一回ヤッタくらいで亭主ヅラするな」くらいの啖呵を切って欲しい。
永瀬さん演じる"汚いジイさん北斎"は、住んでいる長屋は画材が雑然としても汚くはない。
晩年、師匠であり父親でもある北斎から「これからは自分のために生きろ」と言われて、「いやいや一緒にいるんじゃねぇ!」じゃなくて、「どう過ごそうが勝ってだ!」と言って、結局は別れないとかにして欲しかったな。

映画を一緒に観たツレの「フランス映画のようだ」との感想は言い得て妙だと思いましたよ。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
DKawa

4.0自分の人生を自分で生きるということ

2025年11月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

最高の長澤まさみと最高の永瀬正敏が見られる映画です。
他の役者の上手い人ばかりなので静かな映画ですがじっくり浸れます。
応為の選んだ人生、北斎の執念、善次郎もいい味出してた
大人が見られる映画

コメントする (0件)
共感した! 5件)
brightside

3.5長澤まさみの演技力の高さが垣間見える作品

2025年11月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

事前情報なし、適当に上映していたので観に行ってみました
最初のお栄が元旦那?に怒鳴るシーンだけで、彼女がどのような人格を持っているのかが理解でき、映画に入り込みやすくなった。
映画全体の印象としては、定点カメラとまでは言わないが「静」のシーンが多いように感じた。それにメリハリをつけるかのようにたびたび快調な音楽と共にお栄が小路をずんずんと歩くシーンがよく目立っていたと思う。
あと個人的に気の強い女性好きなので...
ただ、一種の良さだと割り切ってはいたものの、物語の展開に少々違和感を感じた。
良作。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
ROSE

4.0リアルな質感

2025年11月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

北斎親子の人生を側でずっと見ているような感覚になる作品。永瀬正敏さんの演技に圧倒された。長澤さん演じる応為は豪胆ながら可愛らしい面もあり、とても魅力的な女性でした。ひたすら絵を描くことを愛し、人生を捧げた親子の一生。劇的な展開はなくとも充分に魅了される作品でした。髙橋くん演じる善次郎も愛嬌があり良かった。

コメントする (0件)
共感した! 10件)
春雨

4.0淡々と

2025年11月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

淡々と進む映画です。たまにクスッと笑えます。
以前、葛飾応為の作品を見に行った事があり、その時映画に出ていた作品ほとんど見る事が出来ました。
この映画自体好き嫌いがかなり分かれるのかもしれません。

応為がどのように作品を描いていたのか。と思ったとき
狂ったように描きまくる父との生活を共にしていく中で、父を尊敬し、父娘の親子愛が不器用にもあり、全て淡々と進んで行くのが意外とあながち間違って無いのでは。。こんな感じだったのではと、思えてくる。そんな映画でした。私は好きです。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
くう

4.0大切に生きようと思う

2025年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

癒される

北斎と応為の親子の生活をそばで覗いているような感覚になる。大きな出来事や事件が起こるわけでもないが ゆっくりと季節や時が流れ、鑑賞後には穏やかな余韻と共に自分の人生を大切にしようと思わせてもらった。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
とんやん

3.5淡々とした物語

2025年11月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

難しい

癒される

全体的に淡々と物語が進む印象。
大きな山もない ただ 1人の応為の天才絵師として娘として もう一人の天才絵師の父親であり師匠でもある北斎との人生を 俯瞰して覗いてる感覚
それでも最後まで 飽きる場面はなかったので 俳優長澤まさみ 永瀬正敏 の実力が高いと思った
また、ポイント ポイント で 良い意味でエッセンスな演技の善次郎役 髙橋海人 も良かった

コメントする (0件)
共感した! 9件)
みかん

2.0自由型父娘

2025年11月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

カワイイ

生没年不詳の人物だけに、これといったエピソードが少なく、たっぷり間を取り薄めて伸ばしてのモタモタ展開。
そうかと思うといきなり10年経ってしまう。
起承転結の「転」がない感じ。

北斎と応為だけにスポットが当たっているので、
例えば八犬伝で有名な馬琴や、膝栗毛の十辺舎一九を登場させてみたり、
応為(お栄)は三女だが、長姉のお美与(彼女も出戻り)の子(悪童の孫)のエピソードなど絡めればより盛りあがったのにと思った。

応為はどちらかといえば美人ではない(北斎にアゴとか呼ばれていたりするw)ので、長澤まさみでは整い過ぎていてピンとこない。
(女芸人とかをキャスティングしたら逆に面白かったのでは?)

コメントする 2件)
共感した! 21件)
YOU

3.0うーん残念

2025年11月5日
スマートフォンから投稿

期待していたがちょっと残念。これは長澤まさみさんのせいというより監督さんの演出のせいかもしれないが、長澤まさみさん演じる応為が常に不機嫌でぶっきらぼう。好きな絵を描いてるのになんであんなにいつも不機嫌?監督さんには「天才は気難しい」という思い込みがあるのかな?同じ北斎父娘を描いた作品ではNHKの「眩(くらら)」は秀逸でした。こちらの作品には絵を描く喜びや愛情が表現されていました。残念ながら今回の「おーい応為」には絵に対する北斎父娘の愛情や喜びが描かれていませんでした。とはいえ大好きな北斎父娘のことを取り上げていただいたことに感謝して星3つ。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
mk

3.0少し残念

2025年11月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

以前、NHKのドラマで宮崎あおいさん主演で「眩 北斎の娘』という作品をみて大変よかったという記憶があったので今回は長澤まさみさん主演でどのように描かれているのか期待していたのですが、全体として淡々としてストーリーが進んで中身が薄かったように思います。また、応為が残した浮世絵を通じて当時としてめずらしい女絵師の生き様を表現してほしかった。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
ノビー

4.0父と娘の物語

2025年11月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

期待以上。
出戻り娘を気遣う父
似たもの同士、ソウルメイトとは、この様な事なのかなと。
ワンコが可愛い🩷かった。

コメントする (0件)
共感した! 11件)
Billy

2.0つまらなかった

2025年11月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

どうにも没入できず感情移入できずで。
まあ北斎といえども江戸の絵描きの人生ってこういう感じだったんだろうなあと知れてよかったレベル。俯瞰した目線での映画になるんだったら、まあ北斎の映画になっちゃうんだろうね。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
khapphom

3.0地味ーでおとなしい

2025年11月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

映画。

劇中クローズアップされる、花火と喧嘩と火事は

江戸のなんちゃら。って言葉が仇花に見えてくる展開

派手さを求めて観ると後悔するねw

こう言う映画を見る時は、北斎のように

漬物喰らいながら、日本酒でも煽って愉しみたい◎

そう思ったもん。

ただ、まさみちゃんは

自然体だったんじゃないかねぇ(^^)

一番の見どころは、主人公まさみちゃん以上に

でばが多いんじゃないかと思う

永瀬正敏さんの百面ぶり

箱男に続き、怪優ぷりに敬服!

コメントする (0件)
共感した! 5件)
tomokuni0714

3.5北斎全てがわたしの人生

2025年11月3日
Androidアプリから投稿

芸術家の生活ってこうなのかと思った。しかし、北斎も娘も、美しいものに、目がないのだ。例えば富士山とか。映画は、単調だが、全体にながれるチェットベイカー風トランペットがよかった。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
えんち

1.5「どうすんだよ、ワシが死んだら」「どうもしねえよ」

2025年11月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

いわゆる、お栄。北斎の娘にして、さすがその血を継ぐ者としての絵の技量。そこに興味があった。ほぼ記録もなく、北斎の人生を追いかけるように進行していくのだろうとは思っていた。
が。いやあ、つまらなかった。
北斎の堅物ぶりはいいとして、なんだか描き方が偏りすぎてるように思えた。数多くいた弟子も数人しか登場せず、北斎漫画も出てこなければ、引っ越し魔の癖も薄い。富士にこだわるのは画のほうで、江戸の外へ行くなら晩年の小布施だろう。
そして肝心の主人公である応為。常にイライラしっぱなしで全然魅力が伝わってこない。なまじビジュアルがいいものだから、小憎らしくも見えない。年月とともに北斎があれだけ老化していくのに、八百比丘尼じゃあるまいし見た目がずっと変わらない。最後に少しばかり白髪が増えてもそれがどうしたの範囲。
そして一番ダレた気分にさせられたのが、エキストラ。周りのエキストラの動きが全部単調な動き(歩く方向、歩くスピード、ただ歩いているだけ)なもので、むしろそれが違和感。それを背景に長澤まさみが叫んでも、作り物感が際立っただけだった。
大友良英の音楽と、凝った美術はいい。ただそれだけしか鑑賞の価値を見出せなかった。

コメントする 1件)
共感した! 8件)
栗太郎

3.5天才北斎ファミリーを描いたほのぼの系時代劇

2025年11月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

「ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」で本作の存在を知り、翌週早速鑑賞。
北斎の娘、応為を描いたはずの作品だが、どちらかというと北斎メインに見えた。展示会で見た作品や100回近くの引っ越しなども描かれて面白かったが、「江戸時代はこんな暮らしやったんやろうな~」、「北斎はやっぱりこだわりすごいなあ」というくらいの感想で、とにかく大きな展開もなく、ほのぼのと北斎ファミリーの生活が「垂れ流し」。
長澤まさみの存在感はえげつないが、応為絶対こんな美人ちゃうやろ(^_^;)って余計な考えがよぎる。そして北斎に比べて応為(長澤まさみ)が特殊メイクを駆使しても老けな過ぎてリアリティに欠く笑
まあたまには、こういう作品を映画館でまったり観るのもありかな~。この一人のおっさんが、西洋美術に多大な影響を与えたというのだから、面白い。というか、北斎の映画を観たい笑
少ない製作費でよくぞ仕上げたという感じなのだろうが、なぜ長澤まさみが出たのか、そこがずっと、ある意味、良くも悪くも違和感・余韻として残っている。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
映画好きのあおちゃん