「真の芸術家」おーい、応為 リコさんの映画レビュー(感想・評価)
真の芸術家
応為の父である葛飾北斎が、あんな風にあの有名な「富嶽三十六景」やら他にも何万と言う絵を描いて居たのには驚いた。描くこと以外には何も興味を持たなかったのか、きっと描きたいものは尽きる事が無かったんだろうなと思えた。そんな父を応為はどんな風に思っていたのか…例え思う所があったとしても、きっとそれ以上に北斎の才能に恋してたのではないかな。そして自分も又、北斎の様になり振り構わず好きな物を好きな様に描いて居たかったのだろうと思う。
光と影を描いた「吉原格子先之図」は、応為が描きたかった女ならではの目線を表した応為にしか描けなかったものだろうし、北斎と切磋琢磨する同士でもありたく、誰よりも生き様から北斎の全てが憧れだったのでは無いかと思う。
長澤まさみさんも永瀬正敏さんも凄かった!
才能と才能の魂を謳歌してる様に、物凄い迫力を感じた。
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おつろくさんのコメント
2025年10月28日
共感ありがとうございます!
この作品を鑑賞する前に、応為について予習したのですが、生没年共に不詳で、北斎以上に謎の多い人物でした。たった200年前の有名人でも簡単にデータが失われてしまう事が残念に思われる一方、応為の作品がきちんと残っている事に安心しました。


