「これは過大評価ではなく私が本当に感じた感想です。」おーい、応為 Mikanさんの映画レビュー(感想・評価)
これは過大評価ではなく私が本当に感じた感想です。
色々な意見があると思いますが、役者さん達のなりきり様が上手いなと感じました。応為役の長澤まさみさんは男勝りな女の人だが好意を持っている男性の前になると乙女な表情がチラリと出てたり(それはあざといとかじゃなく素直な心の表情がちょっと出る感じ)自然に演じられてて役者長澤まさみの上手さを感じれました。恋する時と絵に向き合う時の表情が素晴らしいです。男っぽい着物を着て歩いていても全然変じゃない。むしろカッコいいです。筆の持ち方も練習されたんでしょうが、まさに絵師になりきっていました。近所で火事を見た時に普通の人なら不謹慎だと思われる「綺麗だった」なんて感想を言う所があるんですが、美術に関わっている人だからこその感性なのかなと思いました。北斎役の永瀬正敏さんも90歳までの北斎を演じられてて凄かったです。メイクもあるのでしょうが、本当に永瀬さん?と思うぐらい後半晩年の北斎は本当に90歳に見えました。絵を描いてるシーンが多かったですが長澤まさみさんと同じく筆の持ち方、姿勢が絵師そのものでした。口は悪く出戻りの応為を邪魔者扱いするけど、本心は娘の事を心配している。後半のシーンで年老いた北斎が応為に人生は1度しかないから北斎を捨てて好きな事をして生きろと言ったシーンはボロ泣きでした。善次郎役の髙橋海人さんも応為の友人役でしたが、自然な感じて良かったです。絵が好きだった訳じゃないが生活の為(妹達を養う為)、絵師になったと言う役でした。女好きで遊び人っぽいんですが、本当は応為の事が好きなのかな?と思いました。(応為を抱き寄せてキスしようとしていたシーンがあったので。でも応為に避けられてました)犬も可愛くて、「さくら」と名付けられてました。なんか他の役者さんの事や書きたい事が山ほどあるんですが、主要3人までにしておきます。(((^_^;)後は劇場の皆さんの目で確認して下さい。
