「タイトルは【北斎と応為】が妥当」おーい、応為 かーるぞんさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルは【北斎と応為】が妥当
いつも通り、事前情報は入れずに鑑賞。
北斎の娘、応為の長澤まさみは美しく、スタイルが良い。永瀬正敏の北斎も良かった。特にこんな声を出せるんだと感心。元の永瀬さんの声ではなかったはず。
しかし、、途中から解ってしまったが、北斎の娘である葛飾応為が主役ではなく(観ている人達はそう思ったはず)、北斎と娘の芸術(画)を重きとした生活記、といった内容でした。
他の方のレビューにありましたが、タイトルは「北斎と娘」、または「北斎と応為」が妥当でしょう。
【おーい、応為】のタイトルは伝えられる応為の命名の由来と「お~い!龍馬」を連想させるものかも、、ですが、中身とは合致しませんでした。
また、長澤まさみ、永瀬正敏の演技は良いのですが(長澤まさみは素の部分がでていそう笑)、画を描いている場面は多いのですが、描く努力・プロセスや、完成した作品がアピールされていない。
なので「生活記」な印象が強かったです。
確認されている応為の作品数が少ないにしても、北斎のものも含め、もっと画を生み出す場面と作品を強調すれば、見応えが増したと思われます。
キンプリ・髙橋海人の役も、普通に脇役。
高橋くんは芸術面の感性は感じさせるので、もう少し活躍させても良かったかと。
全体としては、、星3つが良いところでした。
失礼しました。「お栄と鉄蔵とさくら」ですね!
急に書き忘れた事を思い出しましたが、北斎はどうもさそり座らしく、わたしは北斎の仕事ぶり、創作意欲、生活は雑、、などから手塚治虫を思い出していました。
手塚さんについて書かれた書物を読むと、かなり似ています。
蛇足でした。
共感ありがとうございました。はい、私もまず「お~い!竜馬」を連想しました。「おーい」の後には「!」を付けたくなり、明るく元気な主人公をイメージしますから本作には合ってないと思いました。それにおっしゃるように、父と娘の話でしたしね。お栄と鉄蔵とさくら、でもいいくらい。
トミーさん
こちらこそ、ありがとうございます。
トランペットは耳に目立ちましたね。
トランペットで、あ!ほわっとしたような抜けたような雰囲気で大筋をつつむんだな!と、わたしは感じました。
北斎の有名な作品を強くクローズアップしなかったのは、あえてそうしたんでしょうね。なるほど。
そうだとすると、作品を完成させるまでの〈感性の火花散る〉みたいなシーンをもっと強調してくれたら、わたしの様な凡人にも解りやすかったかな、と思いました。
共感ありがとうございます。
二人しゃがみ込んで画に向かってる所は凄みがありましたが、もっと劇的にも出来たと思いますね。敢えて、やろうとしなかったとも思えます。
タイトルについては実際と違う意味で取られてしまう、テツゾウという呼びも失敗だったと思います。
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