劇場公開日 2025年10月17日

「全ての画が浮世絵のように美しい、今年最高の映画」おーい、応為 しらたきさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 全ての画が浮世絵のように美しい、今年最高の映画

2025年10月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

映画は画の連続だから、全ての画が美しい必要がある。
全ての画が美しければ、奇抜な脚本は必要無い。
全ての画が美しくなるためには、美しい俳優、美しい美術、美しい演出、画に映るあらゆるものが完璧でなきゃならない。
この映画は、画に映るあらゆるものが美しく、歴代最高レベルに完璧な映画に私には観えた。
しかも、日本的なわびさびの美しさだった。
よく映画にありがちな作り物の美しさじゃなく、凄まじくリアリティーのある美しさ。
江戸時代の町並み、日常生活、風景、全てが丁寧に用意されていて、その時代に生きていなかったのに懐かしさを感じて、まるでそこにいたような錯覚を感じた。
淡々とした演出は、まるで風景や日常を描き続けた絵師の画のようだった。台詞には無くても美術や演技で情報は充分だった。毎日、淡々と画を描き続けた絵師の情熱をその場にいて体感するようだった。
ずっとこんな、静かで、日本的な美しい映画が観たかった。今年最高の映画でした。

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しらたき
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