劇場公開日 2025年10月17日

「食べて寝て、画く、生きた先にあるもののお話」おーい、応為 r.さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 食べて寝て、画く、生きた先にあるもののお話

2025年10月18日
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鑑賞方法:映画館

ある物語のように劇的に何が起こって解決して良かったねでもなく、恋心も描かれてはいるけれどそれがドキドキキュンキュンするものでもなく、北斎と応為がすごかったと言うお話でもないく、父と娘が生きたお話。
観る人が何を求めてるかで満足度は違うかもしれない。
私には生きることに固執してないようで固執した、不器用な2人の物語に感じた。それが火や水、生活の音、虫の声や季節の移り変わりによってさらに鮮明鮮烈に感じさせて、受け取りかたによっては重くなりがちなお話を髙橋海人が演じる善次郎や映画の音楽が観る人との間を繋いでくれている感じがした。
わっとしたりわかりやすい盛り上がりがあるわけではないけれど、静かに涙が出てきて観終わったあと思い返してみると2人が愛おしく感じるお話だった。

r.
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