「何が悪いってんじゃないけど、さすがに退屈」おーい、応為 bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
何が悪いってんじゃないけど、さすがに退屈
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特に大きな事件があるじゃなし、ドラマティックな展開がある訳でもない、静かな物語、でも考えさせられるものが散りばめられてて、深い。と言う映画が大好きです。欧州なんですよね、その手のヤツ。
コレも、その路線だとは思うんですが、大森監督なんです。テーマは、大森監督得意の家族・親子のアルバム、っていうか歴史みたいなやつ。
過剰演出なしで静かに淡々と物語は進みます。が、伏線的なものはしっかり残して回収。北斎娘の内心の変化を暗に示唆してくれます。
なんですが、なんか詰まらない。
長澤まさみさん、永島敏行さんの芝居には何の文句も有りません。画家生活のリアル過ぎる描写も面白いと思います。画も綺麗です。
でも、ホンマに退屈なんです。
イヤイヤあれですかね。
画家としての素晴らしさや、作品の持つ力、をおそらく意図的に不描写で行ったんだと思うんですが。そこは一定の描写が有ったほうが、北斎親子への共感を引き出す、つまりは親子の関係や運命への興味を引き出すんで、そうした方が良かったのではないかと。
「アンタの死に水は私が」と言う決め台詞も唐突に見えて。
大森監督+長澤まさみは、マザーがすごく良かったので期待してたので、肩透かし食らった気分です。
気を取り直して、次行こ!
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