架空書影。のレビュー・感想・評価
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県ベスト8のラクロス部
架空の小説を巡る2つの不思議な物語を2つのエピソードで描いた映画。第1話「書架の物語」は未来から来たという少女の出会いと別れ、第2話「埋めてくる」は有名作家のゴーストライターが直面する危機をシニカルに描く。
書架の物語
学生の時、図書室にあまり縁がなかった。だから、図書室ってこの映画のような不思議なことが起きるような場所のイメージがあります。
私にとってつかみどころがないフワフワした高揚感があるストーリーで、このお話し好きです。
埋めてくる
登場人物の設定にクエスションマークが多いような気がしてあまり共感できず、物語に入り込むことができず、残念と思いきや、最後は…
ただ、観る側の想像力で楽しむという新しい形の映画だと思います。
演技をしないと言う演技。
本をテーマにした短編2作品。
本のない世界から来た女子の話「書架の物語」。
人気小説家が死んでわかったゴーストライターが人気女優、しかも訳ありだった話「埋めてくる」どちらもちょいと現実味がなく突っ込みどころ満載短編ならでわの緩さだが、ムードと言うか淡々とと進む感じが面白い。主役の峰平朔良も漢字だけ見ると女子だと気がつかないが、美しいくて良かった。
何より妙にリアルだけど間のある会話が好きだ、最近流行りの棒読み系とは明らかに何か違うと思う。
アフタートークではその辺の話、現場では撮影で手一杯(監督が撮ってる)だから事前に読み合わせリハで固めちゃうとか、リアルの追求から演技をしない演技に辿り着いた話、演劇をずっとやってきて50過ぎてから映画撮り始めた話。全てが今の私に刺さった過去一有意義なアフタートークであった。
で、いま風呂上がりベッドでレビュー書いてて飛び起きた。「あらののはて」の監督じゃん!
池袋のロサで見たあの衝撃、そうあのぶっきらリアルな会話。アフタートークで言ってた全部逆光で撮りたいといったらカメラマンに怒られ自分で撮ることを決意した話、、、そうかあの刺さりまくった映像はそんな理由だったのか!映画の感想がいつも「わかりづらい」なので書架は明るく商業的に撮ろうと意識したと、、アフタートークで言ってた。
いうわけで今回の2作は映像的には刺さらなかったけどやっぱり会話の気持ちよさというか距離感が好きだ。
意外と面白いけど意外と長く・・・
監督の1人オムニバス
サリンジャーディスですか!?
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