「ドン引きする男が面白い。」ストレンジ・ダーリン かなりあさんの映画レビュー(感想・評価)
ドン引きする男が面白い。
一つの話を6章に分け、3→5→1→4→2→6→エピローグ、と時系列を乱したことで、「一体誰がやばいんだ」と楽しめて良かった。
・おそらくバーかどこかで一夜の誘いを交わしてホテルに向かう男女。とにかくメイン女がヤる気を削ぐ台詞をひたすら言うため、メイン男が可哀想で途中から笑えてくる。
もう早くヤらせてやれよ!と思うくらい。以下抜粋
・ホテルに到着し、車の中で「女だって遊びたいのに簡単には遊べない。暴力をふるわない?シリアルキラーじゃない?」と尋ねる女。
・「演技でなく本気で暴力ふるって。止める合言葉を告げたときは止めて」と言い、合言葉を言った後「怖かった、最高だった!」
・いざヤろう、となっても「コカイン吸おう」など言う。それを準備する女を見る男の真顔っぷり(ここは職業柄もあるのかな)
・終末論者夫婦の朝食。
バターどさー!そこで目玉焼き作成!その後パンケーキ!
できあがった!パンケーキで目玉焼きとウインナーを挟む!ブルーベリージャムをたっぷり!メープルとかけちゃう!仕上げにホイップクリーム!
なんだこれはぁ……。
・結局やばいのは女で、男は追いかけていただけ(銃構えてKittyKittyとか言っちゃうけど)。
・実は男は保安官。女を手錠にかけて助けを呼ぶ。でも女の持つ熊撃退スプレーで返り討ち。痛みに悶え何故か女側へ。首を食い千切られ絶命。あのさぁ…。
・応援に来た保安官(ベテラン男と新米?女)。凄惨な現場に長年の勘で「現場はこのままにして応援を呼ぶぞ!」と言う保安官男に、「女の命が大事!車に乗せて連れて行く!私が女だからってそんなこと言うのか!」と保安官女。
「いや、俺はお前がオムツしてるときから現場にいるから」と返すも、メイン女が痛がったので「助ける!!」と返す保安官女。
その後は終末論者妻が現れて、終末論者妻を殺し、「良くしてくれたから」と保安官女は逃され、保安官男は殺される。
保安官女へのイライラありましたね…。
・最後はたまたま通りがかった車に助けてもらい、乗り込むもメイン女が運転手に銃を向けた瞬間に運転者に撃たれる。
「銃を向けられたので撃ってしまいました。今から向かいます」と恐らく警察に電話する運転手の横で、虫の息で胸元の銃を弄る(一丁は運転手に奪い捨てられたが、保安官から盗んだものがもう一つある)が、絶命。
最後の車のシーン、虫の息のメイン女だけ映っていて…。
突然こちら(側にいる運転手)に発砲で終わると思っていたので少し驚き。
めちゃくちゃオススメ!とはならないものの、飽きずに楽しめた。
メイン男がかっこよくて最高だったなぁ…。