愚か者の身分のレビュー・感想・評価
全232件中、121~140件目を表示
ハッピーエンド?
リアルでありそうですごく良い。
愚か者になりたくてなった訳じゃなく、親がいなかったり虐待されたりで普通の生活を送れないがために裏社会から抜け出せなくなってしまった人間たちの話。
ジョージさんの金歯怖かったし佐藤さんの汚い喋り方も繁華街行ったらおるおるで怖い。
裏社会に入ったらもう簡単に抜け出せないし親しい人が搾取される側になった時の演技がとても良くて感動しました。
あとマモルもタクヤも2人の思い出を振り返りながら歩くシーン好き。
梶谷とタクヤメインの話になってから怖くて怖くてこちらも手が震えてしまう迫力。
ポスターのように3人で笑いながら逃げようや!的なものを想像してたらより重たくグロく見せつけられて、ただ3人は良い人の部分を捨てきれずに大事にしたのだなあと。
いつかタクヤとマモルが道端で会ってくれたら嬉しい。
個人的な編集点。
1回目のレビューは4.5にしましたが、1週間経っても思い出し2回目も見に行ってしまいました。
数日後原作も買ってしまい一気に読破。
意図せずずっと心に残り続けているのでレビューの点数を5に変更させていただきました。
観る前と観た後で見える世界が変わる
現代社会を切り取った、意外と社会派映画かも
見たくない、知らなくていい世界
開始30分くらいで、何を見せられているのだろうと何度も席を立とうと思った。この世にあっていいはずのない事がドンドン起きていく。頼むから、小説や映画の中のシーンで終わらせて欲しい。そう願わずにはいられない。3人が映画祭で賞を受賞、久しぶりに綾野剛を見ようと思っただけなのに。こういう世界でしかいくることのできない環境に生まれてしまった人たちは、少なからず世の中に存在するのだろうが、どこまでをその環境を含め社会の責任と考えればいいいのだろう。あのラストシーンで終わらせた理由があるとしたら、終わらせた事が救いなのかもしれない。少し前なら、知らなくてもいい世界であると思ったかもしれないが、今の日本。何が起きていても不思議ではないと思うのは私だけだろうか。
タクヤとマモルと梶谷
3者の視点から描いた反社的犯罪に手を染めた若者のお話でした。それぞれに何らかの理由があるにせよ、容認できるものではないのでスカッと感はゼロであるため何かが残る作品ではない。従って感情移入が難しく裏社会の現状を垣間見て学習するという感じでした。それにしても残虐でやりたい放題の輩と自己保身のため部下を貶めて私利私欲を貪る姿に大きな嫌悪感を抱かざるを得ない。一筋の光は山下美月ちゃん!そんな作品である💕
107
【こぼれ話】
封切り週の日曜日の雨の午後、イオンシネマ浦和美園の上映回を予約して通常30分弱の道のりを愛車で1時間以上前に出発したにもかかわらずイオンモール周辺道路が入場待ちの車で大渋滞。やっと敷地内に入場したものの駐車スペースがなく、右往左往しているうちに上映開始時間になってしまい鑑賞を断念。本日MOVIX川口でリベンジしてきました。雨の日曜日は油断大敵😹
「貴重な体験」
ない話ではないんだろうな、というリアリティ
決して映画の中の話ではなく、現実にもこういうことが起きてるのではないか、と思ってしまうような話だった。
こういう時代ならではの暗さや救われなさがよく描かれていたと思う。
時系列を入れ替えた構成も、ハラハラして良かった。
存じあげなかったけど、林さんっていう役者さんハマってました。
現代にもがき続ける若者たち
途中観ているのが苦しくなってしまう作品だった
これからも彼らには挫折や困難がたくさん待ち受けていると思うけどささやかな光が差していると信じたい
とにかくキャスティングが素晴らしかった。
マモルは林裕太くんにしかあの初々しさやピュアで汚れてない感じは出せなかったと思うし、あの3人が関係性が素敵だった。
タクヤは病気でなくなってしまった弟とマモルを重ねていて自分が闇バイトに誘ってしまったという罪悪感もあり、どうにかこの仕事から抜け出して、生きてほしいと願う
同じように、梶谷もタクヤを裏の世界の仕事へ導いてしまった自分を慕ってくるかわいい弟のような気持ちだったのだろう。
北村匠海演じるタクヤは「あんぱん」でヤナイタカシだった彼とは、真逆の役だったが、あの壮絶なシーンも車内で自分の状態に気づいた時の迫真の演技は言葉にならなかった
悪に染まった半グレ集団の彼らとの境界線は、まだ他人のことを思いやる気持ち、大事にしたいという人としての温かみが感じられるか、られないかだ
マモルの箸の持ち方、魚の食べ方、行動にも彼の生い立ちが伺える。教わっていない箸の持ち方、手を振り上げれば殴られると避けてしまう。細かい所作にも拘っていて、それが自然と表現できていたのは、林くんがこの役を自分のものにしていたということでしょうね
梶谷演じる綾野剛も人を騙して底辺な生き方をしていても、まだ人間として腐りきってなくて、自分も酷い目に合うことはわかっていながらも、寸での所でタクヤを助けて逃亡するという、そこからのあの印象深いワゴニアでのロードムービー風の逃亡劇もなんだか梶谷の優しさが溢れていて、2人の時間がとても愛おしく感じた。
役を演じていても、きっと役者自身の素の部分って出てるのかなって思って、タバコの吸い殻を拾ったり、消えていない吸い殻を消したり、綾野剛さんの人柄を感じてしまった
また、大好きな信頼できる誰かと一緒にご飯を食べる事
それって、当たり前だけどとても大切で、幸せで、心温まることなんだなと思った
そして、若者を育てる親として、親は子に何を与え、子は親から何を受けとっているのか、子供に安心できる場所、ここに居ていいんだと思える場所を作ってあげられているのか
そんなことを考えてしまう作品でもあった。
追記
これだけは言っておきたかったあと二つ
ワンシーン、その後声のみの出演でしたが、木南晴夏さんの存在感はあっけらかんとしてて、それでいて肝が座ってるというとても素敵な役でした。
それから、綾野剛さんの肉体美、しっかりとご覧になってください。
こんな日本になっちゃった
直近で観た大筋同じの【ナイトコール】が子供騙しに見えるほどのリアリティー(いや、そうはならんだろってところはあったとしてもだぜ?)。
最初から最後まで浅い呼吸で鼓動は速いまま。そんな緊張感が続く映画には初めて出会った。たぶん登場人物たちの自覚のない危なっかしさとすぐ隣にある暴力との距離感がバグっているせいだろう。戸籍売買の手口だけでなく新宿歌舞伎町という街のニオイまでしてくるほどの解像度の高さも気持ちがガツガツと入り込んでいく要因だと思う(雨の日の歌舞伎町の異世界感と言ったら…)。たぶん130分間ずっとホッとする間がないのは彼らの人生そのものだからなのかもしれない。
さて、推し矢本悠馬が最高の演技を見せてくれてたし、突然映し出される元NGT48の本間日陽も相変わらず可愛くて嬉しかったな。チンピラやらせたら天下一の綾野剛と主演の2人は完璧。言うことなし。山下美月は鏡前の感情が溢れるシーンをきっかけにもっとオファーが増えると良いな。怖いお兄さんたちはキャスティングディレクターが天才すぎる。木南晴夏はもう息継ぎのタイミングでしかない。彼女いなかったら窒息してたかも。
気を衒わず見たままを絵にできる永田琴監督の作品は今後注目だけど、綺麗過ぎてコイツら犯罪者だからな?ってのを忘れそうで怖いかも。両さんも言ってたけど、「不良がちょっと良いことすると褒められたり絶賛されたりするけど、悪いことしてない奴が1番偉い」こそ真実。美談は毒なのでご注意を。
それではハバナイスムービー!
p.s.タイトルは 「あんのこと」「ミッシング」に繋がる極貧国日本のリアルってことを伝えたくてね…
そこで終わりかぁ
凄い作品です
紹介にあるあらすじはハズレとは言わないけれど
ちょっと違うんじゃないか?と思いますよ?
でも、そんなあらすじ読んで
とりあえず見とくかぁ程度でみちゃったんですけど
今年イチです
映画見ながらも見終えても
タイトルの意味が?字面が?押し寄せます
映画中に右上?左上?
ずっと表示されてたんじゃないかってくらい
タイトルが私には刺さって困ります
作品見た方々は
このタイトルをどう捉えるんだろう?
自分が感じているものが正解か否かはわかりませんが
ちょっとえぐいです感動です
でもタイトルはタイトル。
更に中身、映画がホント凄かったです
登場人物全員が地に足ついてるというかリアルというか
役者さんだけが凄いだけじゃないんだと思う
ラストの歌も天才すぎるし
優良物件確定さんとかマジかぁなるし
映画の終わり方よ。原作と同じ?
ダメだ気になる、本屋行こう
あとがき読みたすぎる
こりゃすげーわぁぁ
息子に観てほしい
若者の貧困、半グレ、闇ビジネス。何ということもない私たちの暮らしと、薄い膜だけ隔てた向こう側に、いま蔓延っているもの。これは東京の話だが、他の都市でも似たようなものだろう。親として、このような境遇に我が子を堕とさないよう心を尽くさねばと強く感じると同時に、自分の息子の世代にこそ(衝撃的な描写などはあるものの)観てもらいたいとも思った。
愚かな犯罪者を演じながらも、主演三人の演技には気品があり、それがこの映画を美しくしている。しかしこれを息子が観たとして、裏社会への憧れなど抱くかと言えば、決してそんなことも無いと思う。美しいが、十分に恐ろしく、十分に惨たらしい。このように様々なバランスが取れた作品に出会ったのは、ずいぶん久しぶりのことだと感じた。
グロいし悲しい
タクヤとマモルは何個もの携帯電話を使って女性を装い、お金に困ってる男たちから個人情報を引き出して戸籍売買を行っていた。彼らは、悲惨な環境で育ち、金に困り、気づけば闇ビジネスを行う組織の手先となっていた。タクヤは自分が闇ビジネスの世界に入るきっかけとなった兄貴的存在の梶谷の手を借り、マモルとともに裏社会から抜け出そうとしたが、バレて臓器売買の対象とされ・・・さてどうなる、という話。
3人の若者達が闇ビジネスから抜け出そうとする様子を、3人の視点から描き、だんだんと、様子がわかってくるストーリーは興味深かった。
タクヤが眼球を盗られた後のシーンはグロかった。
タクヤ役の北村拓海、梶谷役の綾野剛ともさすがの演技だった。
あと、山下美月と木南晴夏も良かった。
そこそこ面白かったが、悲しいストーリーだった。
息を呑み、ハラハラし 瞬きも忘れていた 人生は苦しい 背負うものが...
中盤の出来事が衝撃的過ぎて・・・
非常に面白い映画でした。最後まで退屈しません。
3人の登場人物のそれぞれの視点で3幕展開も良かったです。
物語がリンクした時、謎の気持ち良さを感じます。
しかし、中盤、主要人物が悲惨な目に合う展開に、衝撃を受け過ぎてしまい、そこから後のストーリーをよく思い出せません。
部屋の中までは耐えられましたが、車の中でのあの絶望感・・・
残酷な描写や悲惨な展開にはある程度慣れているつもりでしたが、本作の描写はかなりメンタルに来ました。あのまま目覚めない方がどんなに良かったか。
終盤、悪に手を染めてしまった者が、温かい善意を示すところもありましたが、鑑賞中ずっとメンタルをやられていた影響であまり感動できませんでした。
あの衝撃の展開に慣れてから、改めて見直すと、後半部分が楽しめるかもしれません。
個人的に、この映画で綾野剛への好感度が上がりました。
全232件中、121~140件目を表示













