劇場公開日 2025年10月24日

愚か者の身分のレビュー・感想・評価

全114件中、81~100件目を表示

4.0愚か者の身分

2025年10月25日
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鑑賞方法:映画館

自分には遠いようだけど少し間違えたら
きっと身近にも存在する。

ご飯を誰かと一緒に食べるってことが
とても幸せなことなんだなと実感した。

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M22

5.0すばらしい構成によって生み出される余白の豊潤な世界

2025年10月25日
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鑑賞方法:映画館

物語を時系列に従って辿るのではなく、
視点を変えて重複させながら語りつつ、
ときに時間の前後も巧みに入れ替える構成によって、
ミステリー的なハラハラする展開の要素を増幅させている。

彼らが闇サイドに陥る経緯も、
説明しすぎず、映像メインで語られているし、
間接的な表現で観る側の想像に委ねる部分も多く、
ラストも含めて豊潤な余白があってすばらしい。

社会問題を扱った物語で、
北村さん、林さん、綾野さんのお互いに対する
複雑な心情、眼差しはすごく印象的で心揺さぶられるが、
なにより、それらが感情過多で深刻で湿っぽくなりすぎないように、
絶妙にエンタメ要素を残すような、
洗練された巧みな構成の生み出す物語世界に圧倒された2時間でした。

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HK

4.5奴等が悪いで済ませたら鑑賞した意味ないですよ

2025年10月25日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

 目の覚める衝撃の秀作! 林裕太・北村匠海・綾野剛の3様の描く複眼的構成によりオゾマシイ現実の醜悪が浮かび上がる。ことにも最も若くあどけなさを漂わせる林裕太がヒリヒリと皮膚感覚で観客に訴えてくる。開巻しばらくはセリフが聞き取り難く何言ってるのか?状態ですが、別に途中からセリフが技術的に明瞭になるわけないですが、次第に画面だけでセリフなんかどうでもいいや、となってくるのが凄いのです。

 貧困が見え難い所で増殖してしまっている今の日本、子供に限れば約9人に1人が貧困に直面しているわけで、先進国の中でも最悪。これがニッポンの現実なんですね。本作のマモルが言う「給食で腹いっぱいに・・・」と、だから夏休みなど却って困るわけです。本作の根底にはそういった境遇に生まれてしまった子供の不幸が横たわっている。この苛烈な描写を伴う本作はそういった社会の歪を実質告発しているわけで、言い換えれば政治の貧困に他ならない。

 否応なしにごく一部でしょうが、こうした泥沼に足を踏み入れてしまう、まるで蟻地獄に吸い取られるように。始めは甘い汁で引き寄せ、気が付いたら引き返せない世界。そんな世界に嫌気がさし始めた3人の若者をそれぞれの視点で巧妙に描く。原作の構成がどぅなっているのか知りませんが、マモル・タクヤそしてケンシの順に視点を変えて同一事象を「羅生門」的に表現。各人の視点と言うより、観客に重層的に現実の奥底を覗かせているような秀逸な表現が圧巻です。

 伝統的な日本のおかずである魚の煮付けが2種3度出てくる。高級そうな料理屋で仕事の指令役が煮つけの目玉を食す。あとはタクヤがおばあちゃんの味として器用に鯵の煮つけを作り、最初はマモルが感激し、2回目にはケンシが美味いと喜ぶ。この構成も見事なもので、しかも「目玉」が衝撃に転ずるなんて思いもよらない恐ろしさ、ちょっと耐え難い程です。

 金・金・金の渦中に、3人三様の本質的優しさが徐々に滲みだす。当然に組織からすれば邪魔そのもので、命がけで執拗に追い回す。思わぬところで警察の存在も描かれ、バランスはしっかりとってます。暴力団の下っ端組織としての反グレが主人公で、その実態は驚くばかり。だから反グレになったらダメよ、なんて啓蒙は無意味でしょ、だってそんな予備軍達は映画館なんぞそもそも行かない、行けない、行く気もおきない、でしょうから。

 監督は永田琴、お名前から女性かと、お初ですが凄い力量をお持ちのようで、冒頭とラストを川で描き、人生の境界線を暗示するなど、素晴らしい。この手の作品に多い手持ちカメラによるブレブレ画面なんぞ一切なし、そしてよくぞ歌舞伎町でロケーション出来たものですよ。時系列をバラバラにした上での組み立てもよく考えられて驚きました。

 ただ、3人の過去なり夢なり希望なり、少しでも描いていればより・・・と思うけれど、安っぽくなりそうで、最小限のセリフだけに留めたと思います。向井康介の脚本が本作の屋台骨ですね。あの「リンダ リンダ リンダ」2005年から、「ある男」2022年で国籍売買を扱い、今年の「悪い夏」2025年では北村匠海と、そういえば「ピース オブ ケイク」2015年で綾野剛ともタッグを組んでますね。来月公開の「平場の月」も彼が脚本って凄すぎます。

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クニオ

4.0Jノワールの新たな名作

2025年10月25日
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泣ける

怖い

興奮

面白かった!暴力グロシーンは少なめだけど闇社会の怖さは十分に伝わり目が離せなかった。奨学金抱えた女子大生や普通の人がお金の為に犯罪に加担。被害者も犯罪グループに取り込まれていく。東京ではリアル。気をつけて生きてないと、踏み外すとこっちの世界に落ちちゃうよ。
北村匠海って半グレ風でも「根はいい人」オーラ出ててはまり役。彼の過去を振り返るシーンでは涙止まらず。久しぶりに映画館で泣いた。綾野剛がますますセクシーになってました。雰囲気あります。

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モロッコガール

4.0あんぱん、最終回まで見たけれど

2025年10月25日
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みる子

3.5暗気…いや、儚気

2025年10月25日
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悲しい

怖い

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Bacchus

4.5身近に潜む怖さを知れる作品

2025年10月25日
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私は急遽この映画を見る事になり、予習しないでいきましたがほんとに面白い。ここまで余韻が残った映画は久しぶり。
伏線回収が綺麗で、3人の登場人物視点で物語が見れるので満足感がすごい。夢中になれるので、気分転換にぜひ見て欲しい作品。

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ハルカ

4.0こいつらのやってることは確かに糞だし、良くないことである。しかし、...

2025年10月24日
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こいつらのやってることは確かに糞だし、良くないことである。しかし、何かのきっかけがあれば真っ当に生きていけたのではないかと思う。人はちょっとしたことでいい方向に行ったり悪い方に行ったりする。どうしたら、引き戻すことが可能なのかを考えさせられる

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ニッシー

3.5愚か者の身分

2025年10月24日
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初日9時の回、私以外は全て女性でした。
作品はと言うと。
救いが無い様な、有る様な、微妙な感覚に陥りました。
弟分もイイし、綾野さんも安定の演技力。
全く退屈はしませんでした。
裏切りそうな人物を、裏切らせない意外性も見事でした。
ただ、満足感が足りませんでした。
これがリアルかどうかは分かりませんが、半グレ怖いと思いました。
私が居た時代の新宿は、こんな怖くなかったような。
地方に移住して、映画観るにも片道1時間。
けど、新宿離れて良かったと思いました。

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映画館難民

3.0愚か者

2025年10月24日
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完

4.5犯罪をおかしながらも それぞれが本来持つ優しさが垣間見え なんとも...

2025年10月24日
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犯罪をおかしながらも
それぞれが本来持つ優しさが垣間見え
なんとも言えない気持ちになる

ピュアさを残すマモルと弟想いのタクヤと
後悔しながらそのまま行くしかなかった梶谷
3人がとても良い

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m_m

4.0良かったー!

2025年10月24日
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大好きなキャストばかりで初日観るのを楽しみにしてました!面白かったです。

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ゆず

5.0BL系ノワールの傑作

2025年10月24日
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いわゆる闇バイトで戸籍売買をしている松本タクヤ(北村匠海)と柿崎マモル(林裕太)、そして2人の先輩格である梶谷剣士(綾野剛)の3人の若者の”もがき”を描いた作品でした。”闇バイト”、”戸籍売買”、”臓器売買”、”金塊密輸”など、かなり物騒ではあるけれども実際に報じられている犯罪行為をテーマとしており、しかも闇バイトをしている主人公たちや、戸籍を売ってしまう人達の来し方を聞くと、育児放棄だったり貧困だったりが原因でその道を歩まざるを得なかった境遇がそれとなく描かれていました。そのため、完全なフィクションでありながらも、極めてリアリティのある、実態を伴った物語になっていたところが素晴らしかったです。

そしてヤクザ組織(半グレ組織というべきか)内の人間関係の描き方や、各人の心理描写も非常に巧みであり、また歌舞伎町界隈が舞台となっていて、我々が住む現実社会の地続きにこの作品の物語世界が存在していると感じられたことも、本作の世界観に奥行きを持たせていたように感じられました。
また、伏線の貼り方とその回収も見事でした。全ての小道具に伏線が貼られていると言って良いほどにネタが仕込まれていて、後々その小道具が大きな意味を持つことになる展開は、終始心地の良いカタルシスを与えられているようでした。

以上、いくらべた褒めしても褒め過ぎということはない本作でしたが、最大の特長はBL要素が満載だったことでした。主人公のタクヤを中心に、タクヤとマモル、タクヤとかつての同級生、タクヤと梶谷の関係は、自己犠牲を伴うプラトニックな恋愛感情と言ってよいもので、なるほど男が中心となることが多い任侠物、ヤクザ物とBLというのは、実は相性抜群なんだと初めて気付かされました。臓器売買で眼球を奪われたタクヤと梶谷が逃走先でラブホテルに入り、梶谷がタクヤの髪の毛を洗ってやっていたシーンなどは、BLファンには垂涎だったのではないでしょうか。知らんけど。

最後に俳優陣ですが、まずは主人公のタクヤを演じた北村匠海がとても良かったです。NHKの朝の連ドラではやなせたかし先生をモデルとする役に扮していた北村ですが、反社に陥れられる公務員役を演じた「悪い夏」同様、本作でもどん底にいる役を好演。こうした役柄だと絶品の演技を魅せてくれる北村の次回作にも注目したいと思いました。そしてマモル役の林裕太も、軽い感じを出しつつも、徐々に成長する姿を演じていて、最高でした。これは演技というよりも演出というべきかも知れませんが、マモルの箸の持ち方が極端に下手くそで、これによって育児放棄されて家でご飯を食べたことがないと語るマモルの来し方に説得力を持たせていて、非常に印象的でした。柿崎役の綾野剛は、反社系をやらせれば天下一品なので今さら語るまでもないところですが、キックボクシングの練習風景や終盤の格闘シーンで見せた体の切れ、そしてラブホの入浴シーンで見せた肉体美と、出演時間としてはタクヤやマモルほどではなかったものの、しっかりと足跡を残していました。また、悪役勢も素晴らしく、ジョージ役の田邊和也のド迫力は最高でした。

そんな訳で、BLとヤクザ物の相性が抜群であることを教えてくれた本作の評価は、★4.8とします。

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鶏

5.0興奮冷めやらぬ前に

2025年10月24日
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泣ける

悲しい

興奮

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みき

4.0満足感でいっぱい

2025年10月24日
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泣ける

キャストのみなさんの演技力が素晴らしくて買ったココアを飲み忘れるぐらい始めから没頭して観てました。
中弛みもなくてずっと次はどうなるのかとドキドキしながら観れました。
大人はもちろん、若い世代の子たちにも是非観てもらいたいです。こういう世界もあるんだろうなと心の中に留めておいてほしい作品です。エンドロールが流れている間にそれぞれがすごく苦しかったなって思い出してた時に主題歌の歌詞で人生は苦しいって聴こえて、なんかよくわかりませんが胸がいっぱいになりました。

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goma

4.0切ない

2025年10月24日
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悲しい

怖い

こういう世界に入ってしまうのは自分が悪いのか?世間が悪いのか?家庭環境か?
都会に居るからなのか?
こんな世界夢物語で済む上等な環境に生まれなかった事を恨むしかないのかな。
生きづらい世の中。あえぐしかないのか。
生姜の効いたアジの醤油煮が食べたい。

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Hana

5.0アウトローものが好きな事もあって ハラハラドギドキしながら観れた。...

2025年10月24日
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アウトローものが好きな事もあって
ハラハラドギドキしながら観れた。

とても面白かった。

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まる

3.5兄弟のような絆で結ばれた3人の男達の姿に胸が熱くなる

2025年10月24日
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tomato

5.0裏社会ノワールの傑作。役者が役にハマり過ぎてる幸福!!

2025年10月24日
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泣ける

怖い

驚く

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琥珀糖

3.0闇バイトはいけないとう映画

2025年10月24日
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悲しい

興奮

驚く

闇バイトはいけないとう映画なので、高額バイトは、止めるべきと思う。
半グレは、怖い。

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いつも6
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