劇場公開日 2025年10月24日

愚か者の身分のレビュー・感想・評価

全114件中、21~40件目を表示

4.0思ってたより怖かった

2025年10月26日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

驚く

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ケイさん

4.03人の男を通してみる裏社会の深み

2025年10月26日
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泣ける

怖い

驚く

ある男を中心に裏社会の戸籍売買の実態を3人の男の視点で描かれるんだけど、一切の慈悲が存在しない裏社会の中でも彼らの内にある良心によって、そこから抜け出そうと足掻く姿に不器用で不様ながらも微々たる救いがあり最後にはホッとさせられる作品だった😊

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シャルコー_Charcot

4.0世界が一番共感するのが中国人夫婦

2025年10月26日
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グローバルスタンダード。
金が最高価値、命も痛みも可哀想も優しさも金に劣る。

知らないのは日本人だけ。

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かな

4.0綾野剛さんの雄弁な背中

2025年10月26日
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グレシャムの法則

4.0怖さが良く伝わって来る

2025年10月26日
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怖い

予告編から楽しい作品ではないことは予想できたが、キャスティングに期待して観賞。

【物語】
闇ビジネスで生活しているタクヤ(北村匠海)と弟分のマモル(林裕太)。彼らの仕事はSNSを使って生活に困窮し、現在身の上に絶望している男を探し出し、戸籍売却を持ちかけて買い取り、他人の戸籍が欲しい人間に高値で売り付ける商売だった。

そんな世界に暮らしながらもごく普通の若者である二人はいつかそこから抜け出したいと思っていた。あるとき、自分を闇ビジネスの世界に誘った兄貴分の梶谷(綾野剛)の力を借りて、タクヤはその世界からの脱出を実行に移そうとしていたが・・・

【感想】
予告編から想像した以上に怖い作品だった。

まず、脚本が良く出来ている。構成、ストーリー展開、会話に破綻が無く自然。闇社会がリアルに感じられたし、だからこそ中盤の“怖いシーン”がビシビシ伝わって来た。

役者もいい。
北村匠海、綾野剛は期待通りというところだがマモル役の林裕太も良かった。 (記憶の中では)初めて観た役者だが、ブレイク前の菅田将暉を“そこのみにて光輝く”で観たときのことを思い出した。このときの菅田は主人公演じる綾野剛を兄貴分として慕う“愚か者”だったのだけど、そのリアルさに感心し、印象に残った。それに近いものが有った。

ただ、本作の唯一の不満はタクヤが負った“怪我”のその後の扱い、そこだけはリアリティーを欠いた。あの“怪我”が素人手当で済むわけがない。あそこだけは筋書きをひと工夫して欲しかった。この手の作品だと信頼できる闇医者に担ぎ込むのが常套手段だが、ありきたりでもその方がずっとリアリティーを確保できた。

全体としては、刺さるものがあり良かったと思う。
今どきの闇バイトに興味を持ってしまった若者に、この世界に落ちてしまう前に観て欲しい作品。

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泣き虫オヤジ

3.0コメディと紙一重のシリアス‼️❓因果応報‼️❓臥薪嘗胆‼️❓縦横無尽‼️❓

2025年10月26日
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映画の中の戸籍販売は現実とは違う事例だし、目玉を乱暴に摘出されて治療せずに普通に生活する時点でコメディでしか無い、ただ、犯罪に手を染めてしまうくだりは心が痛む。綾野剛と主役の彼はともかく、後輩の彼の演技が凄い、そのものの彼がそこにいるようだ。山下美月も薄幸な女性がよく似合う。トクリュウなんか抑止に繋がるだろうか、そんな輩は映画なんか観る余裕無いか。ただ、後味が良く無い映画、後輩の彼が穏やかな人生を送れますように、あゝ、映画か、悪い夢を見た😴

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アサシン5

4.0負の連鎖と優しさの継承

2025年10月26日
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悲しい

怖い

■ 作品情報
永田琴監督作品。主要キャストは、北村匠海、林裕太、綾野剛。共演に山下美月、矢本悠馬、木南晴夏など。脚本は向井康介。原作は西尾潤の同名小説。

■ ストーリー
身寄りのない男たちを言葉巧みに欺き、戸籍売買ビジネスで生計を立てるタクヤと、彼を慕う弟分のマモル。彼らは劣悪な環境で育ち、半グレ組織の手先として裏社会に深く足を踏み入れている。しかし、タクヤは、自身をこの闇の世界に引き込んだ兄貴分的存在の梶谷の力を借り、マモルと共に裏社会から抜け出そうと試みる。折しも、組織の拠点から大金が消失し、これをきっかけに、タクヤ、マモル、梶谷の三人は運命を左右する三日間の逃亡劇へと巻き込まれる。三人は、互いへの信頼と、過酷な裏社会の現実の間で揺れ動きながら、生き残りをかけて必死にもがき続ける。

■ 感想
一つの事件を巡り、それが三人の登場人物それぞれの視点から描かれることで、彼らの抱える葛藤や心情に深く寄り添うことができます。おかげで、観終わった後もずっしりと心に残る、なんとも言えない息苦しさを感じる作品です。

梶谷からタクヤ、そしてマモルへと連なる犯罪への加担は、紛れもない負の連鎖です。しかし、その底なし沼のような状況の中でも、悪党になりきれない彼らに見え隠れする「優しさ」が、この負の連鎖を「優しさの継承」と錯覚させるほどに印象的です。

身近で困窮する青年を弟のように思い、何とかしてその苦境から救い出してやりたいと願う彼らの姿には、確かに深い優しさがあります。しかし、犯罪の片棒を担がせること以外に救う手段を見つけられなかったという切なさや悲しさが、胸に迫ります。一度は引き込んでしまったものの、そのことを悔やみ、まっとうな道に引き返させたいと手を差しべるその姿は、じんわりと心に沁みるものがあります。

出演されている俳優陣に一切の隙がなく、観る者を圧倒するような迫力があります。おかげで、最後まで作品世界に没入することができます。特に、名だたる俳優陣の中で、若手の林裕太さんの奮闘が光っており、その存在感と演技力は、今後の活躍を期待させるものがあります。

誰もが最初から好き好んで犯罪に手を染めるわけではない。やむにやまれぬ事情を抱える人々がいるという現実を、本作は突きつけます。それでも、私たちは踏みとどまって生きていかなければならない。戸籍も心も、決して他人に売っていいものではないのだと、本作は強く、そして静かに訴えかけてくるようです。

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おじゃる

3.5健康で追われない生活の幸せを実感できる映画 一歩床板踏み抜いたら這...

2025年10月26日
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悲しい

怖い

難しい

健康で追われない生活の幸せを実感できる映画
一歩床板踏み抜いたら這い上がれる気がしないわ。
展開がちょっと特殊だったけど好きな描き方ではあった。
もう少し前と先を見たかったかなと思うのは
まあやっぱり観て良かった映画ということだわ。
これくらいの描き方で良いのかも

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とりから

4.0意外と重くなく絶妙!

2025年10月26日
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絶望と愛のバランスが絶妙。心が苦しくなるようなシーンも多いし、暴力シーンもあるけれど、決して絶望だけでは終わらない。
師弟愛、兄弟愛に救われる場面もあるし、悪事に手を染めつつも、良心は捨てていなかったりで、鑑賞後に気が滅入る系の映画ではないと思う。
北村匠海さんの演技が素晴らしい。

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みかんのタネ

2.5裏社会のスリリング映画

2025年10月26日
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悲しい

怖い

驚く

退屈はしない映画だったので、面白かった。

あの後無事に行きていけるのか気になりました。

観た後、真面目に働きたくなる映画です。

自分より底辺の人の人生を覗きたい人にはお勧めです。

グロいシーンもあるので注意です。
デートには向かない映画です。

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辛口チキン

4.0グローバル資本主義の闇

2025年10月26日
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怖い

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マツナミコ

5.0人間が人間でいるために本当に必要なもの

2025年10月26日
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泣ける

興奮

2025年も残すところあと2ヶ月。いろんな映画を観てきたけど、今年、印象に残った映画を聞かれたら、はずせない映画に出会った。

今年も綾野剛さん、北村拓海さんはそれぞれ印象的な役柄で我々映画ファンを楽しませてくれたし、脚本の向井康介さんは年内「平場の月」でも話題になると思う。映画ファンならこの3人の名前で鑑賞動機になるかもしれない。

なので、あえて映画ファン以外の方に強くおすすめしたい気持ちで書いている。

新宿歌舞伎町。暴力団より悪辣な○○連合が幅を利かせた時代を舞台に、戸籍詐欺を生業に底辺で喘ぐ男たちのクライムサスペンス。あまり重要に感じないシーンなどが後半に効いてくるから、集中して観た方がよい。

モラルが崩壊した詐欺行為や非人道的な暴力の中で、人間が人間でいるために本当に必要なものは何かが炙り出されていく。このコントラストが切ない。

人間が生きるために必要なもの。それは他者を思いやる気持ちなのかもしれない。人間は他者との関わりなしでは生きていくことができないからだ。

エンディング曲のタイトルが「人間讃歌」と知った時、自然に涙が流れた。

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minavo

4.0暴力を娯楽にしない誠実さ

2025年10月26日
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トラヴィス

5.0あまりにつらく、救いようがないのですが・・・

2025年10月26日
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悲しい

つらく、どうしようもないくらいに酷い内容だったのですけど、重厚で質の高い映像とその絵にマッチしたさりげない音楽などによって、見入ってしまいました。
絵づくりも実に巧みで、非常に分かりやすかった気がします。演出も分かりやすくて、若干安易かつステレオタイプ的なニュアンスも感じてしまいましたが、圧倒的な絵力でもって何かを貫き通していた気がしました。それも含めて、なかなか良作だったかなと─

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SH

4.0ぬかるみで足掻く若者たち

2025年10月26日
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どこまで実態に忠実かはわかりませんが、えぐい内容。
社会に頼る道がなく、親から暴力を受け、周りに差別され、貧困に落ちた若者たちが、金のために安易な方へ流されるとどうなるか……
半グレとか言われたところで、大規模組織じゃないだけのヤクザやマフィアと変わらない状況が描かれる。
罠に嵌め、罪を着せて、臓器や命を取り、金を奪い合う。
一度でも反社・闇ビジネスの世界に足を踏み入れたら、二度と出られない、泥濘(ぬかるみ)。

そんな中に落ちて足掻く、主演の北村匠海、助演の綾野剛と林裕太の3人が演じる若者たちが、お互いを想いあう姿は切ない。
その演技はすさまじく、実に救いのない内容に、観ていて冷や汗が流れました。

彼ら弱者が、幸せとまでは無理でも、少しでもマシな暮らしができるように祈る気持ちは湧いてくる。
だが、彼らが生き延びるために「より弱者」を騙し、搾取した罪は、許されるようなことではない。
とはいえ、ここまで苛烈な報いが必要なのか?
因果応報、自業自得の末なので、決してかわいそうとは思わないものの、同情の余地のみがあった。

そういう、引き込まれるほどのリアリティが詰まった創作だった(リアルであるかはわからないが)。
本作から学べることは、若い人には「安易な道に行かないこと」、年寄りには「お前たちの考える貧困や我儘とは違う地獄が世の中にはあるよ」ということかな。

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コージィ日本犬

3.0鯵の煮付け

2025年10月26日
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悲しい

怖い

ドキドキ

裏社会とは、一度足を踏み入れると抜けるのは大変だということがよく分かりました。
あと、戸籍を売ると二度と返ってきません。
とても心苦しいシーンや目を逸らしたくなるようなグロテスクなシーンもあります。
社会から道を外した愚か者であっても、大切な人を思う心こそが尊いというメッセージが込められているんだと思いますが、消えない過去を背負って生きていく決心というかそういうところをもっと描いてほしかった。

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なこ

5.0ドブの中で踠く鯵たち

Sさん
2025年10月26日
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「愚か者の身分」は、どうすれば救われるのだろう。開幕、タクヤがマモルをドブの中に入らせる(=悪事に引き摺り込む)無邪気さが哀しい。「おばあちゃんが作ってくれた」「ドブでも獲れるらしい」と話していた鯵がキーとなり、闇ビジネスから足を洗った二人。タクヤは梶谷という信頼できる大人に煮付けを振る舞い、マモルは背負っていた札束を下ろして澄んだ海を眺める場面で幕が閉じたのは、美しい伏線回収だった。自然なのに示唆に富んだセリフや演技が多く、その一瞬のために見返したくなる。映画は一縷の希望を見せて終わるが、私たちの日常と紙一重にある闇が鑑賞後も心に巣食い続ける。

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S

2.5山下美月さん

2025年10月26日
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この人は綺麗ですね〜。騙しの餌だったら本当に引っかからない人いないんじゃないかな…。火喰い鳥の時も綺麗でしたね。映画は痛そうで苦手です

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michi

3.5胸が苦しく、余韻が長引く…。目ん玉の件、病院が先では?

2025年10月26日
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闇の世界の中で生きざるを得なかった若者たちが、それでも「生き直す」道を探そうとする映画です。

作品にはとても厳しい描写も多く、正直、私は観ていて胸が苦しくなる場面もありました。現実の重さや、人の弱さがあまりにも生々しくて、少ししんどかったです。

それでも、登場人物たちが見せるささやかな優しさや、誰かを思う気持ちには救われる瞬間がありました。

闇の中にいても、わずかに差し込む光を信じたい-そんな想いが静かに心に残ります。

決して軽い気持ちでは観られない作品ですが、だからこそ、人が愚かであることの中にも希望を見つけられるような、深い余韻のある映画でした。

観終えたあと、描写の気持ち悪さを引きずりつつ、自分の中の「弱さ」や「優しさ」について、そっと考えさせてくれる一作です。

目ん玉の件。病院に先に行ってほしいものです…。

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MiMa

3.5弱者男性からの搾取

2025年10月26日
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日本の映画で裏社会とか貧困を描くと、どうしても弱者として扱われ、搾取されるのは女性になりがちだが、本作では社会的な弱者に陥った男性たちが、抜けられない搾取の連鎖の中でもがく姿が表現されている。

かなり後半まで地獄なので、ずっとムナクソが悪いが、最後に一時の光明が差す。
しかし、その時間は長く続かない。
そんな空虚な一瞬だからこそ、今という瞬間が尊く愛おしい。

歌舞伎町や都庁といった、「東京」を象徴する場所を背景にして、この国の首都は、まだまだそこに暮らす人々にとっての「後進国」であることを忘れてはいけない。…
そんな映画。

まずは主役の男性3人の好演。山下美月も良い。
しかし、本作で唯一の「太陽」、木南晴夏のパワーときたら。
『悪い夏』では弱者女性の「陰」の部分をほぼ独りで背負っていた彼女。
スーパー前で登場した後、ほぼ電話での声しか出て来ないのに、スクリーン内どころかスクリーン越しにそのポジティブなオーラが広がる。
「彼女は無事であってくれ!」
そう思わずにはいられない。

いわゆる戸籍ビジネスの暗部をかなり詳細に見せてくれたノワールサスペンスとしては途中でダレる時間もなくテンボも早いが、お話全体の構図は先日の『ホウセンカ』にも似ていて、それほど目新しいとは思えず、役者たちの良さが引っ張っている印象になっているのが惜しい。

最後の「え?あの人!」も良かったよね。

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ミドレンジヤー
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