劇場公開日 2025年10月24日

愚か者の身分のレビュー・感想・評価

全313件中、221~240件目を表示

3.0コメディと紙一重のシリアス‼️❓因果応報‼️❓臥薪嘗胆‼️❓縦横無尽‼️❓

2025年10月26日
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映画の中の戸籍販売は現実とは違う事例だし、目玉を乱暴に摘出されて治療せずに普通に生活する時点でコメディでしか無い、ただ、犯罪に手を染めてしまうくだりは心が痛む。綾野剛と主役の彼はともかく、後輩の彼の演技が凄い、そのものの彼がそこにいるようだ。山下美月も薄幸な女性がよく似合う。トクリュウなんか抑止に繋がるだろうか、そんな輩は映画なんか観る余裕無いか。ただ、後味が良く無い映画、後輩の彼が穏やかな人生を送れますように、あゝ、映画か、悪い夢を見た😴

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アサシン5

4.0負の連鎖と優しさの継承

2025年10月26日
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悲しい

怖い

■ 作品情報
永田琴監督作品。主要キャストは、北村匠海、林裕太、綾野剛。共演に山下美月、矢本悠馬、木南晴夏など。脚本は向井康介。原作は西尾潤の同名小説。

■ ストーリー
身寄りのない男たちを言葉巧みに欺き、戸籍売買ビジネスで生計を立てるタクヤと、彼を慕う弟分のマモル。彼らは劣悪な環境で育ち、半グレ組織の手先として裏社会に深く足を踏み入れている。しかし、タクヤは、自身をこの闇の世界に引き込んだ兄貴分的存在の梶谷の力を借り、マモルと共に裏社会から抜け出そうと試みる。折しも、組織の拠点から大金が消失し、これをきっかけに、タクヤ、マモル、梶谷の三人は運命を左右する三日間の逃亡劇へと巻き込まれる。三人は、互いへの信頼と、過酷な裏社会の現実の間で揺れ動きながら、生き残りをかけて必死にもがき続ける。

■ 感想
一つの事件を巡り、それが三人の登場人物それぞれの視点から描かれることで、彼らの抱える葛藤や心情に深く寄り添うことができます。おかげで、観終わった後もずっしりと心に残る、なんとも言えない息苦しさを感じる作品です。

梶谷からタクヤ、そしてマモルへと連なる犯罪への加担は、紛れもない負の連鎖です。しかし、その底なし沼のような状況の中でも、悪党になりきれない彼らに見え隠れする「優しさ」が、この負の連鎖を「優しさの継承」と錯覚させるほどに印象的です。

身近で困窮する青年を弟のように思い、何とかしてその苦境から救い出してやりたいと願う彼らの姿には、確かに深い優しさがあります。しかし、犯罪の片棒を担がせること以外に救う手段を見つけられなかったという切なさや悲しさが、胸に迫ります。一度は引き込んでしまったものの、そのことを悔やみ、まっとうな道に引き返させたいと手を差しべるその姿は、じんわりと心に沁みるものがあります。

出演されている俳優陣に一切の隙がなく、観る者を圧倒するような迫力があります。おかげで、最後まで作品世界に没入することができます。特に、名だたる俳優陣の中で、若手の林裕太さんの奮闘が光っており、その存在感と演技力は、今後の活躍を期待させるものがあります。

誰もが最初から好き好んで犯罪に手を染めるわけではない。やむにやまれぬ事情を抱える人々がいるという現実を、本作は突きつけます。それでも、私たちは踏みとどまって生きていかなければならない。戸籍も心も、決して他人に売っていいものではないのだと、本作は強く、そして静かに訴えかけてくるようです。

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おじゃる

3.5健康で追われない生活の幸せを実感できる映画 一歩床板踏み抜いたら這...

2025年10月26日
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悲しい

怖い

難しい

健康で追われない生活の幸せを実感できる映画
一歩床板踏み抜いたら這い上がれる気がしないわ。
展開がちょっと特殊だったけど好きな描き方ではあった。
もう少し前と先を見たかったかなと思うのは
まあやっぱり観て良かった映画ということだわ。
これくらいの描き方で良いのかも

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とりから

4.0意外と重くなく絶妙!

2025年10月26日
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絶望と愛のバランスが絶妙。心が苦しくなるようなシーンも多いし、暴力シーンもあるけれど、決して絶望だけでは終わらない。
師弟愛、兄弟愛に救われる場面もあるし、悪事に手を染めつつも、良心は捨てていなかったりで、鑑賞後に気が滅入る系の映画ではないと思う。
北村匠海さんの演技が素晴らしい。

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みかんのタネ

2.5裏社会のスリリング映画

2025年10月26日
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悲しい

怖い

驚く

退屈はしない映画だったので、面白かった。

あの後無事に行きていけるのか気になりました。

観た後、真面目に働きたくなる映画です。

自分より底辺の人の人生を覗きたい人にはお勧めです。

グロいシーンもあるので注意です。
デートには向かない映画です。

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辛口チキン

4.0グローバル資本主義の闇

2025年10月26日
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怖い

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マツナミコ

5.0人間が人間でいるために必要なもの

2025年10月26日
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泣ける

興奮

2025年も残すところあと2ヶ月。いろんな映画を観てきたけど、今年、印象に残った映画を聞かれたら、はずせない映画に出会った。

今では「韓国ノワール」と呼ぶそうだが、2000年代の韓国映画は、雨の降った夜の濡れたアスファルト、寒々としたソウルの街並みを舞台に、救いのない陰惨な暴力シーンのある作品が多かった。

中でもデリヘル嬢の連続猟奇殺人の実話を元にした「チェイサー」(2007)は犯罪者の動機や心理に迫った印象深い作品だ。

本作はそんな雰囲気をまとった映画だった。

新宿歌舞伎町。暴力団より悪辣な○○連合が幅を利かせた時代を舞台に、戸籍詐欺を生業に底辺で喘ぐ男たちのクライムサスペンス。

セリフに無駄がなく、絵の中で設定を語るタイプの映画。あまり重要に感じないシーンなどが後半に効いてくるから、集中して観た方が楽しめるだろう。

モラルが崩壊した詐欺行為や非人道的な暴力の中で、人間が人間でいるために本当に必要なものは何かが炙り出されていく。このコントラストが切ない。

人間が生きるために必要なもの。それは他者を思いやる気持ちなのかもしれない。人間は他者との関わりなしでは生きていくことができないからだ。

エンディング曲のタイトルが「人間讃歌」と知った時、自然に涙が流れた。

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minavo

4.0暴力を娯楽にしない誠実さ

2025年10月26日
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トラヴィス

5.0あまりにつらく、救いようがないのですが・・・

2025年10月26日
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悲しい

つらく、どうしようもないくらいに酷い内容だったのですけど、重厚で質の高い映像とその絵にマッチしたさりげない音楽などによって、見入ってしまいました。
絵づくりも実に巧みで、非常に分かりやすかった気がします。演出も分かりやすくて、若干安易かつステレオタイプ的なニュアンスも感じてしまいましたが、圧倒的な絵力でもって何かを貫き通していた気がしました。それも含めて、なかなか良作だったかなと─

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SH

4.0ぬかるみで足掻く若者たち

2025年10月26日
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どこまで実態に忠実かはわかりませんが、えぐい内容。
社会に頼る道がなく、親から暴力を受け、周りに差別され、貧困に落ちた若者たちが、金のために安易な方へ流されるとどうなるか……
半グレとか言われたところで、大規模組織じゃないだけのヤクザやマフィアと変わらない状況が描かれる。
罠に嵌め、罪を着せて、臓器や命を取り、金を奪い合う。
一度でも反社・闇ビジネスの世界に足を踏み入れたら、二度と出られない、泥濘(ぬかるみ)。

そんな中に落ちて足掻く、主演の北村匠海、助演の綾野剛と林裕太の3人が演じる若者たちが、お互いを想いあう姿は切ない。
その演技はすさまじく、実に救いのない内容に、観ていて冷や汗が流れました。

彼ら弱者が、幸せとまでは無理でも、少しでもマシな暮らしができるように祈る気持ちは湧いてくる。
だが、彼らが生き延びるために「より弱者」を騙し、搾取した罪は、許されるようなことではない。
とはいえ、ここまで苛烈な報いが必要なのか?
因果応報、自業自得の末なので、決してかわいそうとは思わないものの、同情の余地のみがあった。

そういう、引き込まれるほどのリアリティが詰まった創作だった(リアルであるかはわからないが)。
本作から学べることは、若い人には「安易な道に行かないこと」、年寄りには「お前たちの考える貧困や我儘とは違う地獄が世の中にはあるよ」ということかな。

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コージィ日本犬

3.0鯵の煮付け

2025年10月26日
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怖い

ドキドキ

裏社会とは、一度足を踏み入れると抜けるのは大変だということがよく分かりました。
あと、戸籍を売ると二度と返ってきません。
とても心苦しいシーンや目を逸らしたくなるようなグロテスクなシーンもあります。
社会から道を外した愚か者であっても、大切な人を思う心こそが尊いというメッセージが込められているんだと思いますが、消えない過去を背負って生きていく決心というかそういうところをもっと描いてほしかった。

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なこ

5.0ドブの中で踠く鯵たち

Sさん
2025年10月26日
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「愚か者の身分」は、どうすれば救われるのだろう。開幕、タクヤがマモルをドブの中に入らせる(=悪事に引き摺り込む)無邪気さが哀しい。「おばあちゃんが作ってくれた」「ドブでも獲れるらしい」と話していた鯵がキーとなり、闇ビジネスから足を洗った二人。タクヤは梶谷という信頼できる大人に煮付けを振る舞い、マモルは背負っていた札束を下ろして澄んだ海を眺める場面で幕が閉じたのは、美しい伏線回収だった。自然なのに示唆に富んだセリフや演技が多く、その一瞬のために見返したくなる。映画は一縷の希望を見せて終わるが、私たちの日常と紙一重にある闇が鑑賞後も心に巣食い続ける。

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S

2.5山下美月さん

2025年10月26日
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この人は綺麗ですね〜。騙しの餌だったら本当に引っかからない人いないんじゃないかな…。火喰い鳥の時も綺麗でしたね。映画は痛そうで苦手です

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michi

3.5胸が苦しく、余韻が長引く…。目ん玉の件、病院が先では?

2025年10月26日
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闇の世界の中で生きざるを得なかった若者たちが、それでも「生き直す」道を探そうとする映画です。

作品にはとても厳しい描写も多く、正直、私は観ていて胸が苦しくなる場面もありました。現実の重さや、人の弱さがあまりにも生々しくて、少ししんどかったです。

それでも、登場人物たちが見せるささやかな優しさや、誰かを思う気持ちには救われる瞬間がありました。

闇の中にいても、わずかに差し込む光を信じたい-そんな想いが静かに心に残ります。

決して軽い気持ちでは観られない作品ですが、だからこそ、人が愚かであることの中にも希望を見つけられるような、深い余韻のある映画でした。

観終えたあと、描写の気持ち悪さを引きずりつつ、自分の中の「弱さ」や「優しさ」について、そっと考えさせてくれる一作です。

目ん玉の件。病院に先に行ってほしいものです…。

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MiMa

3.5弱者男性からの搾取

2025年10月26日
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日本の映画で裏社会とか貧困を描くと、どうしても弱者として扱われ、搾取されるのは女性になりがちだが、本作では社会的な弱者に陥った男性たちが、抜けられない搾取の連鎖の中でもがく姿が表現されている。

かなり後半まで地獄なので、ずっとムナクソが悪いが、最後に一時の光明が差す。
しかし、その時間は長く続かない。
そんな空虚な一瞬だからこそ、今という瞬間が尊く愛おしい。

歌舞伎町や都庁といった、「東京」を象徴する場所を背景にして、この国の首都は、まだまだそこに暮らす人々にとっての「後進国」であることを忘れてはいけない。…
そんな映画。

まずは主役の男性3人の好演。山下美月も良い。
しかし、本作で唯一の「太陽」、木南晴夏のパワーときたら。
『悪い夏』では弱者女性の「陰」の部分をほぼ独りで背負っていた彼女。
スーパー前で登場した後、ほぼ電話での声しか出て来ないのに、スクリーン内どころかスクリーン越しにそのポジティブなオーラが広がる。
「彼女は無事であってくれ!」
そう思わずにはいられない。

いわゆる戸籍ビジネスの暗部をかなり詳細に見せてくれたノワールサスペンスとしては途中でダレる時間もなくテンボも早いが、お話全体の構図は先日の『ホウセンカ』にも似ていて、それほど目新しいとは思えず、役者たちの良さが引っ張っている印象になっているのが惜しい。

最後の「え?あの人!」も良かったよね。

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ミドレンジヤー

4.5壮絶すぎた

2025年10月26日
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コビトカバ

2.5上映時間短くはないけど、薄めの展開でした

2025年10月26日
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しあたん

5.0鬱々とした空気を纏う最高級のエンタメ作品!

2025年10月26日
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coda

3.5エグいけどギリギリ救いがあった

2025年10月26日
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泣ける

怖い

ドキドキ

前日にミーツザワールドを見ていてそれとの対比もおもしろいです。こちら方がハラハラドキドキする展開にいてもたってもいられないのとおもわず目をそむけたくなるようなエグいシーンもあるのでインパクトがありました。
北村匠海は朝の連ドラ「あんぱん」で優しいけどちょっと頼りない役をやっていましたがこの映画では戸籍売買に手慣れた裏社会の輩を演じていてハードなシーンもあり幅広な演技がなかなかよかったです。
この映画に登場する人物はみんな「事情」を背負っていて自分のせいだけではないある種不可抗力的にこの世界に関わっている人たちで悪いことをしているんですが同情するところがあって切なさを感じます。後半の展開はとにかくエグいです。裏社会の残酷さはわかるのですが映画館の巨大スクリーンで見るとおぞましさ倍増で気分が悪くなるほどでした。後半はスピード感があるのであっという間にエンディングです。そこではとにかくこの人たちを救ってほしい気持ちで気もそぞろでした。私はなんとも後味が悪かったですがギリで救いがあるのがよかったかな。あのアジの煮込みは格別においしそうでしたね。
朝新宿の駅を降りて映画館まで歩くと酔いつぶれたのか帰る場所がないのか若者が地下道の角でぐったり座り込んでいるのをたくさん見かけました。その姿とこの映画を重ね合わせてみると座り込んでる若者にも何か背負ってるものがあるのかなと思えてきました。新宿はそんな人も映画に出てきたような居場所のない人、金に困った人も、良いも悪いもすべて呑み込んでくれる、受け入れてくれる街だなとしみじみ思うのでした。前日に見たミーツザワールドも同じものを感じます。見終わった後歌舞伎町の街をぶらぶらしてみました。日曜昼ということもあって観光目当ての人でごたごたしていましたがなんか楽しそうでいいなと思いました。新宿は懐が深い。ミーツザワールドとこの映画は是非新宿で見てほしいです。

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むっ、むいちろう

4.0評価は別れるかも

2025年10月26日
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泣ける

悲しい

何が良かった?面白かった?と言われると難しいですが、個人的には鑑賞後の感覚は満足です。今の時世にマッチしたテーマです。

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ヒデポン