愚か者の身分のレビュー・感想・評価
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息を呑み、ハラハラし 瞬きも忘れていた 人生は苦しい 背負うものが...
息を呑み、ハラハラし
瞬きも忘れていた
人生は苦しい
背負うものが大きい
それでも3人は優しく
その生き様は美しい
絶対幸せになって欲しい
エンドロールで人生讃歌を聴いて
やっと泣けた
本当に一人でも多くの人に
観てほしい
#映画愚か者の身分
中盤の出来事が衝撃的過ぎて・・・
非常に面白い映画でした。最後まで退屈しません。
3人の登場人物のそれぞれの視点で3幕展開も良かったです。
物語がリンクした時、謎の気持ち良さを感じます。
しかし、中盤、主要人物が悲惨な目に合う展開に、衝撃を受け過ぎてしまい、そこから後のストーリーをよく思い出せません。
部屋の中までは耐えられましたが、車の中でのあの絶望感・・・
残酷な描写や悲惨な展開にはある程度慣れているつもりでしたが、本作の描写はかなりメンタルに来ました。あのまま目覚めない方がどんなに良かったか。
終盤、悪に手を染めてしまった者が、温かい善意を示すところもありましたが、鑑賞中ずっとメンタルをやられていた影響であまり感動できませんでした。
あの衝撃の展開に慣れてから、改めて見直すと、後半部分が楽しめるかもしれません。
個人的に、この映画で綾野剛への好感度が上がりました。
ヤクザ、半グレ、闇バイト
暴力的に悪い奴らもいれば、詐欺師的に悪い奴らもいる。また、その手先として、指示されるがままに悪事を働く若者も多数。裏社会に生きている人達って、想像を遥かに超えてたくさん居るんだろうな。
また、そんな裏社会を利用する側の連中。戸籍売買、臓器売買、人体実験、…ホントにありそう。
そう言えば、盗撮教師が苗字変えて教壇に立ってたニュース、最近あったなぁ。
主役の三人、良い人そうに見えたりするけど美化しすぎ。大概、悪い奴らであることは間違いない。足を洗おうとしたのではなく、ただ逃げただけ。組織から抜けられても、裏社会からは抜けるのは難しいでしょう。なんか、ハッピーエンドの無い、救いようの無いドラマ。課題提起だけで、希望が見えてこないのが辛い。
しかし、悪=裏社会かと言えばそうでもない。全ての人間が多少なりとも悪を抱えて生きている。また悪の概念は人により異なる場合もあり、他者にとっては善ともなり得る。そう考えると、社会を裏・表で表現すること自体意味が無いかも。「愚か者の身分」って、まともに生きたくてもそう生きられない立場、ってこと? となると「まとも」って何やねん、と思ってしまう。
と言うことで、この映画で得た教訓は「人は目ン玉くり抜いても生きていける」ってことくらい。但し、感染症の危険は高そうですね。
…すみません、キャストは素晴らしいのですが、内容が好みの映画ではありませんでした。
人の心が「愚か者」という身分に踏み止まらせる
いわゆる、社会においての「クズ」を描いています。
世の中には、人の命や人生を、虫を踏み潰すかの如く平気で奪う人がいます。
いや、もはやそれは「人」ではない。
人でなし。人ならず者。
そんな世界に飛び込んだ「愚か者」たち。
結局その者たちは、人ならずな者にはなりきれなかった。
それになりきれなかった、「愚か者」で踏み止まれたことが、観ている側からしたら救いになりました。
人にあらずな者にはなりきれず、社会に適応する者にもなることが難しい。
「愚か者」という身分は、ある意味「半端者」を指すのかもしれません。
世の中には、「普通」になろうとしたり合わせようとしたりして頑張っている「半端者」がたくさんいます。
そんな人たちの努力を平気で踏み躙るような、人ならずな者の怖さがよく伝わる映画でした。
映画の裏タイトルがあるとしたら、「ならず者」がいいかもしれませんね。
痛みや怖さがある映画なので、万人受けはしないと思いますが、オススメです。
闇でもがいて落ちる「闇」
無知故に地獄にハマった愚か者が、無知な他人をハメて地獄に引き摺り込む負の連鎖。飄々と裏社会を泳ぐ主人公が下した決意が、悲劇のドミノを倒してしまう。
正直、どの主要人物も共感できない。それでも、タクヤを体現した北村匠海の表現力には感服した。タクヤは多面的な人物で、身内を思い遣る優しさの一方で、素人をカモにし仲間も裏切る冷徹さも共存する。その二面性もタクヤの中では矛盾がなく、身内を守る為なら他人を犠牲にしても構わないと割り切る、本質的な愚かさがある。そんな主人公を違和感なく自然に「生きた」匠海さんに凄みさえ感じた。特に、落ちてしまった奈落の「闇」に気づいた瞬間の、のたうちながら発した「慟哭」は胸に刺さった。
デートには向いてないが、中盤に起きるショッキングな展開で高まる緊迫感は、サスペンスとしても秀逸。彼等ほどの愚か者には陥らぬよう、自身を律したい。
最高なキャスティング
綾野剛さんファンとして鑑賞。
なかなか出演してこなくて痺れをきらして時計を見てしまうが、作品の構成が飽きさせる事なく最後は今後の一人一人の人生を追っかけてみたくなりました。
しかし、まさかのグロテスク描写(眼球くり抜き!怖っ!)
グロテスク苦手で全くグロ耐性ない私には無理なシーンが多かったと言う単純な理由で
星★★★★4
林くん◎過ぎるし、また矢本に持っていかれた😆甘々だがかなり感動
冒頭の林が秀逸で惹き込まれ、ラス前の矢本が渋すぎて、またかっさらっていったなと😆ヤクザ漫画のような闇の世界が主役3人にはまっていた。
シーン別展開の謎解きやラストの着地もかなり良く、オンナの裏切りとかでなくって安心した😆
ストーリーは甘々、普通なら病院に連れてく→病院前に捨てるでしょ→下手したら死んじゃうよ😱とか!でもこの辺はスルーして大きな流れに素直に感動しよう。
北村はお先真っ暗だけど、これから生まれ変わるんだよね、林はきっといい男になるんだよね、そう信じてます。
脇も良いなかなかの映画でした
⭐︎4.0 / 5.0
越権
北村匠海と綾野剛なので、内容関係なく鑑賞。
まずマモルの章で大まかな状況を見せる。
バカで愛される後輩感はいいけど、釘刺されたそばから知りたがり過ぎ。
会う予定あるのに「会うな」と言われたら、家に来られるの予想して外に出るだろ。
でも、彼はバカだからよかったんだよな。
同時間軸のタクヤの章では彼の事情や、マモルの分の身分証もつくってたことなどが明かされる。
少し見え方が変わったところで、衝撃の展開。
某アメリカ映画のように3回目だとしつこいか、と思ったら、梶谷の章は“先”の話で安心。
死体でも臓器って活かせるのか?…と思ったら生きてんのかい!
あの状態であそこまで喋れるかとかは分からないが、それ以外はご都合展開は少なめ。
予備含めたGPSの件など、思ったことは大体潰してくれるし、格闘も撃退も現実的。
(巨漢が弱かったのは意外だったが。笑)
タクヤが戸籍を売った金が葬式代になり、引きの画になって参列者ゼロと分かるのが辛い。
梶谷とタクヤの関係性が描かれてないのは少し残念。
マモルは全額持ち逃げもできたのに、馬鹿正直に谷口に金を届ける。
しかし、そんなヤツだからタクヤは抜けさせたかったし、何より救われてたのだろう。
芝居はみんなよかったが、複雑な感情を表現した綾野剛と、鼻の穴でまで演技した北村匠海が抜群。
明るい役で気づかなかったが、木南晴夏も。
最後に警察(序盤のはオトリ捜査?)を出しといて何もないので、モヤモヤ感は残る。
ED曲は悪くないのだろうけど…内容の重さには釣り合ってなかったのでインストの方がよかった。
マヂで怖い…甘い話しは無いよ!
期待していた以上にもの凄く良かった。
ゆき島、仕事辞めたってよ
で、仏行きます。さよならジャパン!
(oasisが日本に来るというこのタイミングで、
なぜにアタシは仏に。。
爆泣き( ;∀;)
あ。ゆき島、仕事辞めました(°▽°)
心配して下さった方々
お騒がせ致しましたm(__)m
色々ありがとうございましたm(__)m
11月からはバイト始めます。
闇。じゃないバイトです。
あ。日本でデス。
(安心して下さい。
戸籍の売り買いはしませんよ🩲)
はいこれ、公開初日に観たくて仏行く日、
朝イチの回で観ました。
ああああーーorz
分かっていたけど落ち込みますね。。
こういう"闇"の世界に足を踏み入れてしまう若者を描く時って、家庭環境が最悪だったり毒親持ちだったりと、ど〜しても"その"設定になりがちで、本作の3人も然り。
すぐにイコール=半グレにして欲しくないっていうか。。
(つか、半グレって言い方も嫌いデス)
個人的にその設定が正直言うとあまりノレないのだけれど、だって、しんどい環境でも立派に生きている人の方が大半だと思うから。
でも悲しいかな絶対的に、育った環境によってそっちに傾く割合が増す事は理解するし、
自分を大切に思えないと簡単にスッと堕ちてしまうんだと思う。
私も若い頃、やんちゃの境目、ソッチに行ったらヤバいぞ!って時頭の中に浮かんだのは
"親"だったし、親が悲しむ事だけはしたら
ダメだってストップかけられた。
(あ。そんなにヤヴァい事じゃないですよw)
だけどそのストッパー、親の愛を知らなければ?
簡単に転げ落ちてしまうのかもしれない。
この言い方も嫌いですが"闇堕ち"しちゃう若者って、親の愛を知らない子が多いのかな〜と思うと哀しくなりますね。
自分を大切に思えないなんてとても不幸な事です。
で、うん。
本作は残酷な境遇で育ったタクヤとマモル、
2人にとってのキーパーソンとなる梶谷にフォーカスしたお話しなんだとして自然に観れましたけど。。
何かイチャモンみたいですませんm(__)m
(恋愛・死別とか、毒親・子闇堕ちとかこの
セットが好きじゃないだけですm(__)m)
弟の手術費用を工面する為に自分の戸籍を売ったタクヤ。
しかし弟は亡くなってしまい、自らの存在意義までも失ってしまうタクヤ。
それからはSNS詐欺で金を稼ぐようになる。
そんなタクヤが母親に捨てられたマモルと
出会う。
マモルを亡くなった弟に重ねたのだろう。
可愛いがり世話を焼く様になる。
「金が貯まったら俺はここから出る。
お前も一緒に来るか?」
こんな所にいてたまるか!
自分で自由に生きるんだ!
そんな心の声も聞こえて来そうな雰囲気だったし、一見前向きに見える発言だけど、結局は闇社会に身を沈める事を意味していたのが残念で堪らなかった。
この時の2人にはこれが最善の選択で、いつでも抜け出せると簡単に考えていたのだろうか。
同じ境遇の2人にしか分からない、強い絆で結ばれた彼らだったが故に結果、タクヤの優しさがマモルを闇バイト(この言い方も嫌い)
に引き入れてしまうという皮肉。
(まぁあそこに行き着いた時点で時間の問題なのだが。。)
そしてタクヤにも、兄の様に信頼している
梶谷という男がいる。
梶谷は裏社会の運び屋を生業としているのだが、タクヤも又、この梶谷に誘われてこの道に足を踏み入れていたという皮肉。
もうね。辛いしかないですわ。
救いようが無いのです。
負の連鎖のお見本の様です。
選択肢が無い。想像力が無い。
無知って罪だし無知を恨むわ。
世間からこぼれてしまいそうな若者達にとって、私達大人は何も出来ない無力な存在なのか。
少しズレるかもしれないが、子を持った今だからより、ここに来るまでに食い止められなかった事が悔しくて堪らなくなった。
いっそ3人が皆、完全な"クズ"であったなら逆に、こんなに辛い思いをする事もなかったのに!と矛盾する感情が湧き上がる。
そして同時に彼らへの怒りの感情も生まれた。
酒を呑み酔ってはしゃいで楽しそうな2人の姿は、年相応で普通の若者の姿と何も変わらない。。事への嫌悪感。
人を騙して多額の金を手に入れているにも関わらず、罪悪感は薄そうで、事の重大さを理解していない事に腹が立つ。
犯罪者である事は間違いないのだ。
そんな3人の友情や彼らの優しさを見せられてどう感じればよいのか!泣
本来は憎むべき存在のはずの彼ら。
「罪を憎んで人を憎まず」って事なのか。。
孔子か!
いや、大人が弱い立場の若者を騙し搾取する事は許せませんo(`ω´ )o
ただ、3人が選んだ選択は、彼らなりの愛の表現だった事は確かだった。
「生まれ変わるんだ」
もがき苦しみ血を流している彼らを
私達は。見た。
絶対に肯定してはならない彼らに対して共感してしまう違和感を感じたまま、橋の上から川を見つめるマモルの気持ちを考えている。。
3人を違う世界で出会わせてあげたかったな泣
巧い演出、脚本、構成。
どのシーンもぴったり合った画の切り取り方をしているし、小道具も効いていた。
エンディング曲も世界観をうまく掬っていたと思う。
ストーリーも客観的で冷静さもあり、お涙頂戴にも説教臭くもなってはおらず、このテーマの割に受け入れやすい。
痛烈なメッセージもぶつけられました。
3人を全て受け入れる懐の深さを感じた作品だったが、女性監督だったとは!
大きな愛に包まれていた作品だと思いました。
母性ですかね。
(「バッド・ランズ」(姉弟)の兄弟verみたいな感じもしつつ。。)
実際問題としては、あんなに乱暴なやり方で眼球を取り出したら移植はまず出来ませんし、市販の鎮痛剤ごときで痛みが無くなる訳がなく(タクヤ元気過ぎてw)それより一番は感染症が気になって仕方なかったのは事実w
ここはスルーポイント!だが、意識が向いてしまって少し気になった。
彼らが逮捕されて服役し、出所後に又、闇に向かわせないようにする為の体制が、残念ながらまだまだ整っていない現実にもやるせなくなりました。
だって多分みんな逮捕されるよね。
(焼き肉屋での希沙良の相手が演技派デカでしたもんね)
負の連鎖を断ち切る事は出来るのか。
マモルには少しの希望も見えた様なラストでしたが、そう上手くは行かない気がしてなりません。
だって彼、
お金の使い方、わからないよ。。泣
本当にね、教育の大切さ必要さをひしひしと感じてしまいました。
それから皆さん3人を褒めると思うので、
ワタクシは矢本君を褒めたい(^。^)
今回は今までにはない役所だったのでは。
最初誰だか気づきませんでしたよね。
ちょっとした仕草や台詞の言い回し、抑揚の付け方がとてもうまいのよ!
上手すぎて自然だから中々気付かれないこの凄さw
達者な役者さんで大好きです♪
綾野剛さん、林裕太君!、北村匠海君、
勿論3人も凄かった!!
それから、うん十年生きていますが、
鯵って煮付けで食べる事あるんだーって
びっくりしました。
知りませんでしたー(°▽°)
鯵ならフライか干物が良い。
煮付け、美味しそうだったけど、目玉は絶対に無理デス(°▽°)
デュルッ!!てしてた、
ひぇー(°▽°)オェーーー(´ཀ`)
27日12時半🇫🇷
彼らは愚かだけど、腐り切ってはいない
切なくてイタい
怖かった
闇バイトやオレオレ詐欺など、スマホを通じてあっという間にあちら側の世界に足を踏み入れてしまう。気づいたときには当然に抜けられない。目の前の生活費。家族の治療費。学費。未来のためと思って手をつける。「ちょっと怪しいけれどリアルに必要なお金」信頼できそうな人だから、この人には恩があるから。怪しいけどきっと大丈夫。そこには「事情を気軽に離せない人間関係」があって、寂しさがつねに同居している。
闇って寂しさから生まれて、そこから広がるとしたら?もしかしたら自分もそうなるかもしれない。今の時代はネットで広がりは沢山あるけれど本音は話せない苦しさが存在する。これを観ていて、他人ごとだと思う人こそ危ないのかもしれない。怖かったし、えぐかった。バイオレンス色は強め。苦手な人は一時停止ができる配信でもよさそう。大丈夫な方はもちろんのこと映画がおススメ。気を抜ける瞬間がなかったのは、構成が見事だったからだと思います。
北村匠海さん、綾野剛さん、矢本悠馬さん、山下美月さんなど。やっぱり演技が素晴らしい。しかし個人的にはマモル役の林裕太さんがイチオシ。初めて拝見しましたが、彼が主役かと思ったくらいに際立っていました。只者じゃない存在感が凄かった。これからが楽しみです!
今年一番、映画館で嗚咽を堪えました
裏社会から足を洗おうとする人達の映画、っていう事は知ってはいたけれど、終始息詰まる展開でした。
アプリで知り合った異性との会話から
戸籍売買のふるいに掛けられるなんて…
本当に人とは恐ろしい。
「借りるのは2年だけ」
「日常生活には不便はない」なんて、
あんなに普通にサラリと目を見て言われたら
信じてしまう…
いや、そもそも戸籍が無くなったら
何するにも不便でしょ?
それくらい社会人だったら判るじゃない!
って思うけど、ついつい目の前の人間を
信じてしまうものなんですよね
嫌な事だけど、
知らない人を簡単に信じてはいけない。
俳優陣、みなさんそれぞれ素晴らしかったです
私は特に林裕太くんから目が離せなかったです
制作陣の土台が無ければ、成り立たないと思います
内藤病院へいく途中の車の中での
マモルの偽運転免許を作った理由を話している場面と
最後の梶谷が作った鯵の煮付けを食べている場面、
タクヤの目が隠されているのに
その表情がわかり
嗚咽を堪えるが大変でした。
是非、たくさんの人に観て欲しい
特に、若い人たちに観てもらいたい映画です。
文句なく星5です
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