「北村匠海はミスキャスト」愚か者の身分 たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
北村匠海はミスキャスト
戸籍を売買する闇ビジネスに従事しながらも悪になり切れない半グレ組織末端の愚かで心優しき若者三人を描くのだが、主人公のタクヤ(北村匠海)が顔も性格も頭もそこそこ良くて「あんたはなんでこの世界に嵌ったの?ホストクラブで十分稼げるやん?」と考えると最後まで乗り切れず、マモル(林裕太)も梶谷(綾野剛)もその境遇は詳細に描かずとも一発で了解できるのだが、タクヤは元調理師だったがある日ピンチを梶谷に救われて…というような薄っぺらくてもいいから30秒の回想を入れてもらわないと腑に落ちないのだ。興行目的としては正しいのかも知れないが、「愚かでやりきれないノワール」を期待する観客としては表面上はもっと汚すか冷徹悪に振ってもらわなければ(例えば山下美月との絡みで・・・)ミスキャストと言わざるを得ない。もし村上虹郎が演っていれば納得できたと思えるのだから役者のイメージは重要。それにしても綾野剛の出る映画は避けて通ることができない。「でっちあげ」よりは10倍良かった。
たあちゃんさま🙂
村上虹郎さんで思い出す『孤狼の血 Level2』とは容赦無さが違うので、映画に何を期待するかだと思いますが…
グロ耐性ゼロの私がギリOKだったのは、女性監督と女性原作者の、母性のような包容力を感じたからだと思います。
この映画は北村匠海さんが主演だからこそ、闇の中に希望の光を見出だせる作品になったと思っています🫡
こちらこそコメントありがとうございます。色々な意見があって然りだと思うのでそれはそれで良いのだと思います。
私個人の見解ですが、俳優業というものは作品により様々な顔を見せられる方が本当のいい俳優さんだと思うのです。
今回の作品では北村匠海くんは闇の世界で生きながらも優しさを忘れず一生懸命生きている青年を見事に演じたのではないかと感じました。
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