「因果応報」愚か者の身分 りりこさんの映画レビュー(感想・評価)
因果応報
はじめは軽い気持ちでも、悪事のツケは大きくなってかえって来るものだなと、思いました。
題材のわりに、暴力シーンが少なめなのは、救いですね、(かなりびっくりする所はあります)あと、それなりに穏やかな日常のシーンも良かったです。
うん、真っ当に生きようという、当たり前の気持ちが湧いてきました。
人生やり直したいからって戸籍の売買に手を染めるという発想は普通無いですよね。
戸籍を売ってしまい、その後悲惨すぎる目に合うというのは、ドラマ「相棒」でもありましたね。
事情があるとは言え、やはり大きなツケになって仇をなしてかえってきます。
この映画は買う人、詐欺グループがメインです。
北村匠海さんは、なかなか達者な役者さんですね。
ドラマ「アンチヒーロー」とは真逆でした。
綾野剛さん、良いですね。
最近、「地面師たち」「でっちあげ」「最後まで行く」を観て、今更ながら良い役者さんだと改めて実感しました。
この作品は綾野剛さん目当てで観に行きました。
内に激しいモノを秘めながら、物静かな佇まい的な役がとても良く合う方だなと、思いました。
食事を作ったり、食べたり、恋人と電話したりのシーンは、普通にいる優しい男性って感じでした。
でも、いわゆる半グレですが。
半グレであの恐ろしさ、さらに上の本当に危険な人達は物凄いのだろうなぁと想像しかできませんが。
共感できる人物はいませんでした。
ラストシーンでは、今後どうなるのか
色々と考えてしまい、モヤっとしました。
コメントする
