「その沼に足を踏み入れると抜け出せない。その沼は浅く水溜まり程度に見える。」愚か者の身分 モトコさんの映画レビュー(感想・評価)
その沼に足を踏み入れると抜け出せない。その沼は浅く水溜まり程度に見える。
その沼に足を踏み入れると抜け出せない。その沼は浅く水溜まり程度に見える。様々な事情で社会で上手く立ち回れなかった人たちがいる。それは本人の問題ではなく、社会の問題なんだと思う。一度その沼に足を踏み入れるとなかなか抜け出すことは出来ない。まるで、死んだ池のコケだらけの底のように。水深は浅いから沼に浸かっていない人との違いは一見分からない。水溜まりのように見える。そしてその水溜まりがオアシスに見える人もいる。
物語が様々な方向に転がっていく作品。登場人物ごとの構成はやや都合の良さを感じてしまった。それでも鑑賞後、いろいろなことを考えさせられた。
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