「覚悟していた以上のイタさ… 観たかったものが観られないツラさ」愚か者の身分 たずーさんの映画レビュー(感想・評価)
覚悟していた以上のイタさ… 観たかったものが観られないツラさ
朝ドラでめちゃくちゃいい人(やなせたかし先生)を演じていた北村匠海くん。あれはあれで素晴らしかったけど、戦争中のちょっとヤバい状況になったときの方が真に迫っていて真骨頂だなと感じたのが本当のところ。
ちょっと痛い映画かもと覚悟しつつ、「悪い夏」のような三白眼北村くんに会えるならと観に行ったけど、“ちょっと”なんてもんじゃなかった!
登場人物たちが揃いも揃ってイタいうえに、北村くんが受ける暴力の痛さと言ったら!あれじゃあ出番の半分近く、お目当ての三白眼演技を観ることもできないじゃないか!
あんなクソみたいな世界の中で、主役クラス3人の間には相手を思いやる気持ちが残っていて、だからこそ物語が成立しているんだけど、現実のああいう世界では、容赦なく切り捨てられて物語にもなりようがない状況もあるんだろうなと思って、背筋が寒くなる。
戸籍まで取られて搾取されるばかりの“貧すれば窮す”状態には覚えもあるので、自分の人生も歯車がちょっとでも狂っていたら我が身に起きていたことだったかもと(この先も可能性はあるけど)考えると心が痛くなる。
それにしても本当に痛かったしイタかった。イタすぎたけど、観て後悔はなかった。苦悩する綾野剛さんが良かったし、どこまでも彼氏と牛乳のことが気になる彼女(木南晴夏さん)が最高だった。マモル(林裕太くん)を含め、彼らの未来に光はあるのか。光を失ったタクヤの未来は…フィクションなのに現実かのように気になっている。
たずーさん、こんにちは
続編の件、小耳に挟んでおります!
★3つけておいてアレですけど、映像にしろ本にしろ気になってしまいます
その時が来たら体力をつけて挑んでみようかな(>ω<)
たずーさん、フォローさせていただきます♪
大吉さん、コメントすれ違ってしまいました。返信はここでしてしまいますね。
声だけに近い出演の人が昨今増えているので、そういう演技賞を作ってほしいですね。木南さん、本当によかったです。
たずーさん、こんばんは
共感とコメントありがとうございます
「うっかり」でもとっても嬉しいです笑
3人がどうなったのか気になりますねー!!
現実なら眉をひそめてしまう存在だけど、逃げ切れー!すべてやり直せ!とエールを送ってしまいます
たずーさま
共感ありがとうございます🙂
隣の席の学生カップルが、ポップコーンをお互いあ~んして食べさせてたら、途中で完全に手が止まってましたw
グロ耐性ゼロの私がギリOKだったのは、女性監督と女性原作者の、母性のような包容力を感じたからだと思います。
「賢者の贈り物」のようなラストと、エンディングの「人間讃歌」に泣きました。
原作は3人の3年後を書いた続編「愚か者の疾走」が、11月11日に出版されます🫡

