劇場公開日 2025年10月24日

「残酷な世界」愚か者の身分 HIROさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 残酷な世界

2025年10月30日
iPhoneアプリから投稿

綾野剛さん、北村匠海さんさすがの演技でした。あるシーンで北村匠海さんが叫ぶのですが、思わず血の気が引きました。内容としましては、まさに男と男の絆。兄弟愛が強く印象に残りました。現代人の言い方で言う親ガチャに失敗した人。大切な人を失う悲しみ。それに漬け込み、気持ちも財産も盗む悪。これはフィクション、映画なのでまだ良いですが、こんな人が実際にいると考えた時に恐怖でしかないです。しかし、人間は自分の意思で生きなければならない、生きるためにはお金はいるし、ご飯も食べなければいけない。一度挫けた人間、映画の中で、騙された人間がどのように生活をしているかそこにも注目して観ていただきたいです。私も最近悩んでいることが沢山ありますが、今普通に生活できている事に感謝したいなと思う作品でした。全体的に良い作品でしたが、原作を未読でしたので、もっと人物の関係性や、詳しい詳細を知りたかったので低めの評価になってます。

HIRO