劇場公開日 2025年10月24日

「見ごたえ十分の日本版ノワール」愚か者の身分 ファランドルさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 見ごたえ十分の日本版ノワール

2025年10月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

社会の底辺で生き、戸籍や臓器の売買といった犯罪にはまり込んでいく、3人の若者。
北村匠海、林裕太、綾野剛が役にピタリの演技。歌舞伎町のロケも効いている。
この三人各々の視点による、三部構成が実に効果的で、それぞれの過去も簡潔かつ十分に説明されて話に重みが増し、しかも意外な展開が待っている。
ヒリヒリ、チリチリした危険な感じが全編を覆う、見ごたえ十分の日本版ノワールだ。

ファランドル
トミーさんのコメント
2025年11月12日

共感ありがとうございます。
はしゃぎっぷりは嫌でしたが、北村くんは痛過ぎる代償でちょっと納得、可哀想でしたが。
上役がキャップ欲しがってたのを見破ってたんですね。

トミー
ひなさんのコメント
2025年10月30日

ファランドルさま
共感ありがとうございます🙂

『秒速』と『愚か者』の2作品に、★が多い評価をしている方が少ないようなのでうれしいです。

グロ耐性ゼロの私がギリOKだったのは、女性監督と女性原作者の、母性のような包容力を感じたからだと思います。

最後の刑事がパパ活焼肉の囮捜査官だったのは、最高の伏線回収でした。

「賢者の贈り物」のようなラストと、エンディングの「人間讃歌」に泣きました🥲

ひな