「良作だと思いますが私には無理でした」愚か者の身分 やあやあさんの映画レビュー(感想・評価)
良作だと思いますが私には無理でした
書きたい感想はたくさんある気がしますが、まとまりません。
エグいシーンの衝撃が続いていて、予備知識なしで気軽に行ったことを後悔しています。
その時はショックで席を立ってしまいました。で、トイレに行ってもうこのまま帰ろうかと挫けかけたけれど、いややっぱり2人の最後を見届けよう、と迷った末に席に戻ったら北村匠海は(包帯しつつも)まあまあ元気になっていてよかったですが。
ただ、あそこまで描く必要があったのでしょうか。もうちょっとマイルド設定にした方が多くの人に受け入れられるし言わんとしているテーマも冷静に伝わったんじゃないだろうか。
ミステリーの死体とかホラーとかも苦手ですが(苦手分野多いな私)そっちは「でもこれはフィクションだし」という葵の御紋がある。けれど本作は「歌舞伎町では実際これに近いこともあるのかもしれない」と思いながら見ていたせいで、苦しいです。
あ、私自身が苦手分野だったというだけで、そうじゃない方には骨太な良作と言えると思います。役者さんも素晴らしかったです。
どう評価していいか困るのですが、無難に☆3で。
最後に1つ疑問。
闇社会から抜け出すのは本当に大変だと思うし、綾野剛は「もう諦めた」と言ってたし、タクヤは免許証を偽造して準備していたし、そうだよねこういう世界は抜けるのが難しいんだろうと3人の行く末を考えて胸が潰れる思いだったけれど、ラストにマモルがタクシーで逃げる時のタクヤの語りで
「やつらは都会でしか生きられない。だから田舎に行け。都会に戻ってこなければ大丈夫」
(細かい言葉はうろ覚えです)
え、都会に戻らなければ大丈夫って足抜けって意外と簡単では、と思ってしまった。
歌舞伎町を根城にしている集団は全国ネットでもないから歌舞伎町の外では力がないんでしょうかね。
じゃあなんであんなに大騒ぎを・・・。
ひなさん
私の方こそありがとうございます!
はい、私もグロ耐性ゼロだと自覚はありましたが、今回それを再認識した次第です・・・(ー_ー)
そうですね、やのつく稼業であれば日本中逃げ場はないんでしょうね。
3人にはこれからなんとか落ち着いた生活を過ごしてほしい、願うのはそれだけです。
やあやあさま
共感ありがとうございます🙂
グロ耐性ゼロの私がギリOKだったのは、女性監督と女性原作者の、母性のような包容力を感じたからだと思います。
最後の刑事がパパ活焼肉の囮捜査官だったのは、最高の伏線回収でした。
「賢者の贈り物」のようなラストと、エンディングの「人間讃歌」に泣きました🥲
※半グレはヤクザのような組織的反社(◯◯会系△△組)ではないこと、都会でなければできない闇ビジネス(臓器売買や戸籍を売って他人になるのは田舎では無理)で稼いでいること…だと思います。
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