「越権」愚か者の身分 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
越権
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北村匠海と綾野剛なので、内容関係なく鑑賞。
まずマモルの章で大まかな状況を見せる。
バカで愛される後輩感はいいけど、釘刺されたそばから知りたがり過ぎ。
会う予定あるのに「会うな」と言われたら、家に来られるの予想して外に出るだろ。
でも、彼はバカだからよかったんだよな。
同時間軸のタクヤの章では彼の事情や、マモルの分の身分証もつくってたことなどが明かされる。
少し見え方が変わったところで、衝撃の展開。
某アメリカ映画のように3回目だとしつこいか、と思ったら、梶谷の章は“先”の話で安心。
死体でも臓器って活かせるのか?…と思ったら生きてんのかい!
あの状態であそこまで喋れるかとかは分からないが、それ以外はご都合展開は少なめ。
予備含めたGPSの件など、思ったことは大体潰してくれるし、格闘も撃退も現実的。
(巨漢が弱かったのは意外だったが。笑)
タクヤが戸籍を売った金が葬式代になり、引きの画になって参列者ゼロと分かるのが辛い。
梶谷とタクヤの関係性が描かれてないのは少し残念。
マモルは全額持ち逃げもできたのに、馬鹿正直に谷口に金を届ける。
しかし、そんなヤツだからタクヤは抜けさせたかったし、何より救われてたのだろう。
芝居はみんなよかったが、複雑な感情を表現した綾野剛と、鼻の穴でまで演技した北村匠海が抜群。
明るい役で気づかなかったが、木南晴夏も。
最後に警察(序盤のはオトリ捜査?)を出しといて何もないので、モヤモヤ感は残る。
ED曲は悪くないのだろうけど…内容の重さには釣り合ってなかったのでインストの方がよかった。
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