「彼らは愚かだけど、腐り切ってはいない」愚か者の身分 ちゃ坊主さんの映画レビュー(感想・評価)
彼らは愚かだけど、腐り切ってはいない
数年前に原作を読んでいたが、「こんな話しだったっけ?」と疑問符が浮いたものの、ラストまでドキドキしていた。
闇ビジネスと言う裏社会の沼に足を突っ込んでしまったら、容易には抜け出せない。もがけばもがく程に深みに嵌っていくマモル、タクヤ、梶谷の3人だが、救われたポイントは彼らは腐り切ってはいなかった点。確かに道を外れた行動をしてはいるが、自分へ手を差し出してくれた相手を想う気持ちは残っていた。だから、彼らには再生(更生)の光が僅かだが見えていたような。
ちょっと残念だったのは、彼ら3人と希沙良の過去が曖昧だった点かな。
コメントする
