劇場公開日 2025年10月24日

「今年一番、映画館で嗚咽を堪えました」愚か者の身分 ばけつさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 今年一番、映画館で嗚咽を堪えました

2025年10月27日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

裏社会から足を洗おうとする人達の映画、っていう事は知ってはいたけれど、終始息詰まる展開でした。

アプリで知り合った異性との会話から
戸籍売買のふるいに掛けられるなんて…
本当に人とは恐ろしい。
「借りるのは2年だけ」
「日常生活には不便はない」なんて、
あんなに普通にサラリと目を見て言われたら
信じてしまう…
いや、そもそも戸籍が無くなったら
何するにも不便でしょ?
それくらい社会人だったら判るじゃない!
って思うけど、ついつい目の前の人間を
信じてしまうものなんですよね
嫌な事だけど、
知らない人を簡単に信じてはいけない。

俳優陣、みなさんそれぞれ素晴らしかったです
私は特に林裕太くんから目が離せなかったです
制作陣の土台が無ければ、成り立たないと思います

内藤病院へいく途中の車の中での
マモルの偽運転免許を作った理由を話している場面と
最後の梶谷が作った鯵の煮付けを食べている場面、
タクヤの目が隠されているのに
その表情がわかり
嗚咽を堪えるが大変でした。

是非、たくさんの人に観て欲しい
特に、若い人たちに観てもらいたい映画です。
文句なく星5です

ばけつ
ひなさんのコメント
2025年10月29日

ばけつさま、初めまして🙂

最後の刑事がパパ活焼肉の囮捜査官だったのは、最高の伏線回収でした。

「賢者の贈り物」のようなラストと、エンディングの「人間讃歌」に泣きました🥲

原作は3人の3年後を書いた続編「愚か者の疾走」が、11月11日に出版されます🫡

ひな