「壮絶すぎた」愚か者の身分 コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
壮絶すぎた
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闇バイトに手を出してしまった若者が足を洗う話だと思ってたら、全然違うどころか、さらに過酷だった。
そういえば若い頃、何やったのか、戸籍売ったかも知らないけど、死んだことになってる知り合いがいたことを思い出した。
全部金歯という気持ち悪いビジュアルのジョージと、怖いけど妙に小物感が漂う佐藤から如何にして逃げ切るのか、映画と分かっているのに気が気でない。
かなり衝撃的なシーンもあるから、容易にオススメはし難い。
あれで生きていられるのが逆にすごい。
終盤、前田さんの再登場と正体には驚いた。
矢本悠馬さんだと、あとあと絡んでくるだろうと想像つくけど松浦祐也さんは、重要な役からワンシーンだけまでいろいろ出てるから、予想しづらい絶妙なキャスティング。
しかしなんといってもマモル役の林裕太くんが素晴らしかった。
魚を食べる、ふとした瞬間のワンシーンで、マモルがどう生きてきたのか分からせてしまう、根性焼きと怯えの表情。
そしてタクヤがなんとか守ろうと思わせる、圧倒的な弟感。
『HAPPYEND』の5人組の1人だったのね。
ふた通りの結末が想像できる終わり方も好き。
マイナス0.5は、あんな描写があるとは聞いてない。
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ひなさんのコメント
2025年10月26日
コビトカバさま
共感ありがとうございます🙂
最後の刑事がパパ活焼肉の囮捜査官だったのは、最高の伏線回収でした。
「賢者の贈り物」のようなラストと、エンディングの「人間讃歌」に泣きました🥲
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