「グローバル資本主義の闇」愚か者の身分 マツナミコさんの映画レビュー(感想・評価)
グローバル資本主義の闇
クリックして本文を読む
ボスのジョージは東南アジアの金塊ビジネスを展開し、
中ボスの佐藤は(おそらく海外の)闇カジノにはまり込み、
タクヤは中国の富豪夫妻への臓器提供者となってしまう。
ひと昔前なら、日本国内の資本主義の闇に翻弄される登場人物を描いてきたのでしょうが、「愚か者の身分」では昨今ならではのグローバル資本主義を背景にした貧富の差が垣間見える作品でした。
オープニングとエンディングで川上から川下と流れていく川を見つめるシーンが入り込みます。
川は辿っていくと、海へとつながってい行きます。
タクヤとマモルは離れ離れになりましたが、いつか出会える日がくるのではないか?という暗示ではあったのでしょうが、
これから行き着くであろう海(グローバル資本主義)を暗示しているようでもありました。
マモルが無造作にお金の入ったカバンを橋梁の道ばたに置くのも印象的でした。
クレイジージャーニーのゴンザレスさんがレポートするような世界の極貧街の小さな兆候が日本にも起こりつつあるようで、こころがざわつきました。
中ボス佐藤の関西弁もうちょっとなんとかならなかったのかな、そこさえ気にならなければ。
コメントする
minavoさんのコメント
2025年10月27日
臓器売買、中国人は地元でやらないの?と思って見てましたが、グローバル資本主義的に、お金持ってたら日本の方がクオリティ高いものが提供されますって!怖い怖い😱
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。

