「ゆき島、仕事辞めたってよ」愚か者の身分 ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
ゆき島、仕事辞めたってよ
で、仏行きます。さよならジャパン!
(oasisが日本に来るというこのタイミングで、
なぜにアタシは仏に。。
爆泣き( ;∀;)
あ。ゆき島、仕事辞めました(°▽°)
心配して下さった方々
お騒がせ致しましたm(__)m
色々ありがとうございましたm(__)m
11月からはバイト始めます。
闇。じゃないバイトです。
あ。日本でデス。
(安心して下さい。
戸籍の売り買いはしませんよ🩲)
はいこれ、公開初日に観たくて仏行く日、
朝イチの回で観ました。
ああああーーorz
分かっていたけど落ち込みますね。。
こういう"闇"の世界に足を踏み入れてしまう若者を描く時って、家庭環境が最悪だったり毒親持ちだったりと、ど〜しても"その"設定になりがちで、本作の3人も然り。
すぐにイコール=半グレにして欲しくないっていうか。。
(つか、半グレって言い方も嫌いデス)
個人的にその設定が正直言うとあまりノレないのだけれど、だって、しんどい環境でも立派に生きている人の方が大半だと思うから。
でも悲しいかな絶対的に、育った環境によってそっちに傾く割合が増す事は理解するし、
自分を大切に思えないと簡単にスッと堕ちてしまうんだと思う。
私も若い頃、やんちゃの境目、ソッチに行ったらヤバいぞ!って時頭の中に浮かんだのは
"親"だったし、親が悲しむ事だけはしたら
ダメだってストップかけられた。
(あ。そんなにヤヴァい事じゃないですよw)
だけどそのストッパー、親の愛を知らなければ?
簡単に転げ落ちてしまうのかもしれない。
この言い方も嫌いですが"闇堕ち"しちゃう若者って、親の愛を知らない子が多いのかな〜と思うと哀しくなりますね。
自分を大切に思えないなんてとても不幸な事です。
で、うん。
本作は残酷な境遇で育ったタクヤとマモル、
2人にとってのキーパーソンとなる梶谷にフォーカスしたお話しなんだとして自然に観れましたけど。。
何かイチャモンみたいですませんm(__)m
(恋愛・死別とか、毒親・子闇堕ちとかこの
セットが好きじゃないだけですm(__)m)
弟の手術費用を工面する為に自分の戸籍を売ったタクヤ。
しかし弟は亡くなってしまい、自らの存在意義までも失ってしまうタクヤ。
それからはSNS詐欺で金を稼ぐようになる。
そんなタクヤが母親に捨てられたマモルと
出会う。
マモルを亡くなった弟に重ねたのだろう。
可愛いがり世話を焼く様になる。
「金が貯まったら俺はここから出る。
お前も一緒に来るか?」
こんな所にいてたまるか!
自分で自由に生きるんだ!
そんな心の声も聞こえて来そうな雰囲気だったし、一見前向きに見える発言だけど、結局は闇社会に身を沈める事を意味していたのが残念で堪らなかった。
この時の2人にはこれが最善の選択で、いつでも抜け出せると簡単に考えていたのだろうか。
同じ境遇の2人にしか分からない、強い絆で結ばれた彼らだったが故に結果、タクヤの優しさがマモルを闇バイト(この言い方も嫌い)
に引き入れてしまうという皮肉。
(まぁあそこに行き着いた時点で時間の問題なのだが。。)
そしてタクヤにも、兄の様に信頼している
梶谷という男がいる。
梶谷は裏社会の運び屋を生業としているいるのだが、タクヤも又、この梶谷に誘われてこの道に足を踏み入れていたという皮肉。
もうね。辛いしかないですわ。
救いようが無いのです。
負の連鎖のお見本の様です。
選択肢が無い。想像力が無い。
無知って罪だし無知を恨むわ。
世間からこぼれてしまいそうな若者達にとって、私達大人は何も出来ない無力な存在なのか。
少しズレるかもしれないが、子を持った今だからより、ここに来るまでに食い止められなかった事が悔しくて堪らなくなった。
いっそ3人が皆、完全な"クズ"であったなら逆に、こんなに辛い思いをする事もなかったのに!と矛盾する感情が湧き上がる。
そして同時に彼らへの怒りの感情も生まれた。
酒を呑み酔ってはしゃいで楽しそうな2人の姿は、年相応で普通の若者の姿と何も変わらない。。事への嫌悪感。
人を騙して多額の金を手に入れているにも関わらず、罪悪感は薄そうで、事の重大さを理解していない事に腹が立つ。
犯罪者である事は間違いないのだ。
そんな3人の友情や彼らの優しさを見せられてどう感じればよいのか!泣
本来は憎むべき存在のはずの彼ら。
「罪を憎んで人を憎まず」って事なのか。。
孔子か!
いや、大人が弱い立場の若者を騙し搾取する事は許せませんo(`ω´ )o
ただ、3人が選んだ選択は、彼らなりの愛の表現だった事は確かだった。
「生まれ変わるんだ」
もがき苦しみ血を流している彼らを
私達は。見た。
絶対に肯定してはならない彼らに対して共感してしまう違和感を感じたまま、橋の上から川を見つめるマモルの気持ちを考えている。。
3人を違う世界で出会わせてあげたかったな泣
巧い演出、脚本、構成。
どのシーンもぴったり合った画の切り取り方をしているし、小道具も効いていた。
エンディング曲も世界観をうまく掬っていたと思う。
ストーリーも客観的で冷静さもあり、お涙頂戴にも説教臭くもなってはおらず、このテーマの割に受け入れやすい。
痛烈なメッセージもぶつけられました。
3人を全て受け入れる懐の深さを感じた作品だったが、女性監督だったとは!
大きな愛に包まれていた作品だと思いました。
母性ですかね。
(「バッド・ランズ」(姉弟)の兄弟verみたいな感じもしつつ。。)
実際問題としては、あんなに乱暴なやり方で眼球を取り出したら移植はまず出来ませんし、市販の鎮痛剤ごときで痛みが無くなる訳がなく(タクヤ元気過ぎてw)それより一番は感染症が気になって仕方なかったのは事実w
ここはスルーポイント!だが、意識が向いてしまって少し気になった。
彼らが逮捕されて服役し、出所後に又、闇に向かわせないようにする為の体制が、残念ながらまだまだ整っていない現実にもやるせなくなりました。
だって多分みんな逮捕されるよね。
(焼き肉屋での希沙良の相手が演技派デカでしたもんね)
負の連鎖を断ち切る事は出来るのか。
マモルには少しの希望も見えた様なラストでしたが、そう上手くは行かない気がしてなりません。
だって彼、
お金の使い方、わからないよ。。泣
本当にね、教育の大切さ必要さをひしひしと感じてしまいました。
それから皆さん3人を褒めると思うので、
ワタクシは矢本君を褒めたい(^。^)
今回は今までにはない役所だったのでは。
最初誰だか気づきませんでしたよね。
ちょっとした仕草や台詞の言い回し、抑揚の付け方がとてもうまいのよ!
上手すぎて自然だから中々気付かれないこの凄さw
達者な役者さんで大好きです♪
綾野剛さん、林裕太君!、北村匠海君、
勿論3人も凄かった!!
それから、うん十年生きていますが、
鯵って煮付けで食べる事あるんだーって
びっくりしました。
知りませんでしたー(°▽°)
鯵ならフライか干物が良い。
煮付け、美味しそうだったけど、目玉は絶対に無理デス(°▽°)
デュルッ!!てしてた、
ひぇー(°▽°)オェーーー(´ཀ`)
27日12時半🇫🇷
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