恋に至る病のレビュー・感想・評価
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悪い予感が的中した
山田安奈さんの魅力が詰まった支離滅裂系の中途半端な恋愛サスペンス
はい。
山田安奈さんがひたすら素晴らしかったです。
それ以外について、どうしてこうなった? という印象しかなく……。
景はクラスのリーダーにこそ見えても、周囲を操るほどのカリスマ性は感じられず。
話のキモになりそうなブルーモルフォも中途半端な扱いに。
前田敦子さんの登場でようやく物語が動いていくのかと思ったら、そんなことはなく物語の周辺をふらふらしているだけ。
先輩を演じるのが中井友望さんなので何かあるだろう、と思ってましたが、突然出てきて、その後深く描写されることもなく、ラストちかくで唐突にあんなことを!
最後に明かされるあのアイテムも、ハッピーエンドの証にも見えつつ、バッドエンドの証にも見え、どういう気持ちで映画館を出ればいいのかわからない状態でした。
はい。
山田安奈さんが最高に魅力的でした!
景の闇が見えない
怖かった
廣木監督(71)の熱量にノックアウト
胸糞、劇薬につき、おすすめは出来ないけど、廣木監督の過去作が好きな方で一定の信頼感のある方なら楽しめる。
どのくらいのヤバさかというとほとんどの方が首をかしげた「ジョーカー2」クラスかと。
好きな女の子が殺人に関与してるという疑念を持つ高2男子が主人公のサイコサスペンス。
他人のために自分が罪を犯すという利他主義の暴走がテーマかと思わせて話は進んでいく。
終盤、やばい映画のサイン、セリフで作り手の心情吐露のシーンがあり大丈夫かとドキドキする。「もうワタシ、どうしていいかわかんない!」
そして、衝撃の胸糞シーンから狂気で締め、と思わせといてのラストの着地が素晴らしすぎた。
なるほど、恋愛には戦略が必要だとシンプルなメッセージ。男は女性の思うままに転がされるのが一番幸せなんですよね、監督。
彼女は善良な化物
狂気と恋の境界線をどのように
演出してくれるかと思ったら
ストーリーが飛び飛びで感情移入が
しにくい。
寄河景
150人以上を自殺に追い込んだ女子高生。
カリスマ的な人気と人柄がいかに
化物になっていくかをもっと見たかった。
洗脳と狂気、恋と青春のアンバランスな
演出と空間の使い方。刑事の発狂等々
不思議なシーンが多々ある。
脚本が少し残念だったなぁ。
山田杏奈さんは可愛いし色白で
足が美脚。
長尾謙杜さんは室町無頼から久々に見た。
難しい役だったのでは。
原作を読んで勉強しようと思った。
もう少し病んでも良かった!
人を支配するということ、支配されるということ
山田杏奈は24歳。いつまで高校生役ができるのだろうか。「ひらいて」の相手方?芋生悠はとうに卒業してややゲイジュツ方面に行ってしまった(3歳年上)。本作では何カットかアップがあるが役柄ほぼすっぴんということもあり驚くほど童顔。このまま30歳まで高校生役をやって欲しい。
映画の方だが、あまり期待もせず時間が空いたので観に行ったのだけどなかなかの出来上がり。まず良いのは、出演者のセリフがキチンと聴き取れるところ。劇伴が少なく効果音もさほどない、登場人物があまり感情に流される演出でもない、というところもあるのだけど、しっかりセリフを喋らせる演技指導をしているのだろう。「ミーツ・ザ・ワールド」の南琴奈なんてほぼ何言っているか聞き取れなかったからね。
山田杏奈の役がそうなのかどうかは別として、サイコパスの高校生が登場する流れなんだろうなと思っていた(原作は読んでいない)。ところが、もちろん自殺誘導サイト「ブルーモルフォ」がキーになっているものの、これは「人を支配する」ということに取り憑かれたというか、興味を持っている高校生の物語である。考えの方向性としては病的ではあるもののサイコパスとまではいえないだろう。そこに恋愛感情が乗っかってきてまあまあ斬新というか面白い展開となった。誰もレビューで書いてないけど長尾謙杜君もなかなかの好演です。高校生役はちょっとギリギリのところだと思うけどね。
なにわ男子フィルター
不思議な後味
全体的に難しかった
奇跡を待ってたって
原作は未読ですが一筋縄ではいかないであろうラブストーリーというところが気になって鑑賞。
特典はステッカーでした。
序盤から中盤にかけての謎めく部分にはかなり引き込まれ、山田杏奈さんの好演も含めてかなり期待できたのですが、終盤にかかっての散らかり具合と全体に渡っての噛み合わせの悪さが足を引っ張ったかなと思いました。
最初は少しだけ綱渡りな恋模様かなと思っていたら、いじめが起こり、それに繋がるように自殺が起き、それの原因であろうサイトがあったりとでどんどん繋がっていくお話でした。
手にダメージがいくタイプの作品だったのは予想外で、いじめ描写では手を踏みつけたり傷をつけたりするので思わず顔を覆ってしまいましたし、いじめ描写って必要?と思える作品もある中で、今作はいじめの説得力が強くあったなとは思いました。
あってはならないんですが。
細かいところでどうしても気になってしまうところが多かったのが非常に惜しいところで、キャラクターの性格や今作の根幹に関わるシステム等々、辻褄が合わないところが目立っていたなと思いました。
ブルーモルフォは少し前にネットで流行したであろう鯨のやつをモチーフにしていると思うので、その点でも既視感があり、オリジナリティの無さはやはり引っかかってしまいました。
主人公・宮嶺がヒロイン以外も名前呼びするところはかなりキャラがブレてしまっていたなと思いました。
元々人前で喋るのも得意そうじゃなかったのに、一歩超えてからよそよそしさはどこへやら、ガンガン名前呼びするし女子とたくさんつるんでるしで謎めいていました。
景も人気者という事は分かるんですが、いかんせん周りが勝手にどんどん死んでいくので、全て景に押し付けてない?となりましたし、景のキャラクターが全く掴めない方向が悪い方に働いてしまったかなという印象です。
いじめっ子が死んだところなんかも、転落死であんなに綺麗に体も顔も残るか?と思いましたし、自殺誘導というのも、何故そうなったのかの描写が最低限すぎて自殺に納得できないところがあったのが残念でした。
割と証拠もガンガン残していたりとで説得力が薄くなってしまったのもガックリでした。
ラストシーンの消しゴムのくだりも、景の隠された異常さを出したかったんだろうなとは思いつつも、正直出てきたところですみっコ可愛い!の方が勝ってしまっていたのでその辺の印象なんかもあんまりだなと思いました。
山田杏奈さんの好演はお見事だっただけに、このキャラクター自体が負けてしまっているなと思いましたし、謎の空白が多かったのも気になってしまいました。
恋愛×殺しの組み合わせはかなり難しいなーと痛感させられつつも、挑戦的な作品だったとは思うので評価も悩みっぱなしの作品でした。
鑑賞日 10/25
鑑賞時間 10:55〜12:55
参考:キルケゴール『死に至る病』
山田杏奈さんの役柄!
山田杏奈さんは、若手女優の中でも、変わった役が多い。そして、そんな人物を演じる時、彼女は輝きを増す。
脅威の傑作「ミスミソウ」に始まり「ひらいて」「彼女が好きなものは」「ゴールデンカムイ」「山女」、ドラマでも「幸色のワンルーム」現在放送中の「シナントロープ」などなど、数々のちょっと変わった役を不思議と自然に演じこなしてきた。
そして、今作でも、彼女はよく分からない役を見事に演じてきっている。
これからも独自路線を突き進んで欲しい。
さてさて、そんな彼女の魅力とは別に映画本編がどうなのかと言うと、…何とも言えない感じ…。「だからなに?」と言う殺人(自殺)が繰り返される。
ラストも結局、彼女が背負っているものが何も見えずに死んでいく。特に山田杏奈さんが上手すぎて、彼女の気持ちが秘めたままで、何も回収されない。
いっそ、話が散逸した原因の「自殺志願者集合ゲーム」サイト(名前忘れた)の部分を思い切って削除した方が分かりやすくスッキリしたのでは?
まぁ、山田杏奈さんの芝居を観るだけで価値ありな作品です。
#恋に至る病
先が読めないミステリー恋愛
原作は未読ですが、予告から「ミスミソウ」のような過激な内容を期待していました。「ミスミソウ」ほど壮絶ではないですが、最初からかなり引き込まれました。
山田杏奈さんのミステリアスな雰囲気が素晴らしいです。なかなか先が読めなかったです。
最後の消しゴムで、ノゾムとケイの恋愛が成立していたと思うと本当に切ないです。
山田杏奈さんのこんな感じの学園映画をまた観たいなあ。
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