「最大の失敗の真っ最中」ハオト Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
最大の失敗の真っ最中
甥の勤める警察署にやって来た爺さんが、戦時中のとある精神病院の皮を被った特殊施設で巻き起こった騒動を語る話。
突然ふらっとやって来て、刑事の甥を呼び
「人を殺した」とか言って、1945年3月からの出来事を語り出すストーリー。
カモフラージュの為か?普通の女性もいたけれど、病んでいるフリをしている元海軍兵や、原爆を開発していた解離性同一障害の博士、戦局について言ったことが何故か的中し陸軍中将も訪ねてくる自称閣下という患者に、医師や看護婦はもちろん、二重スパイを申し出てきた日系人兵士やその友人、そこに駐在したり訪問してきたりする軍人他と登場人物がまあ多いこと。
そんな施設で巻き起こる出来事を、少々ドタバタとみせていく展開で、そんなアホなっ!なフィクションですね。
で、登場人物が少ないシーンのこともその場にいて見て聞いていた様な口ぶりで語っているけど、あんた誰?とか思っていたら、ちゃんとそこにも触れてくれるんですねwまあ案の定その場にいなくて知らないことも語ってますけどw
戦時中の出来事をみせる作品としてはだいぶ軽くてあり得ないフィクションだけれど、そういうものとしてみたらそれなりには楽しめるのかなという感じ。
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