DROP ドロップのレビュー・感想・評価
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【”最高の夜、最悪の夜。”今作はDV夫を失った女性が、マッチングアプリで知りあった魅力的な社会派写真家が撮ったある写真を切っ掛けに陥る、ハラハラドキドキのサスペンススリラーである。】
■幼い息子を育てるシングルマザーのバイオレット(メーガン・フェイヒー)はDV夫だった男の”死”を乗り越えようと、マッチングアプリで知りあった魅力的な社会派写真家・ヘンリー(ブランドン・スクレナー)と幼い息子を妹に預け、素敵なる高層階のレストランでディナーデートをする。
順調に見えた2人の時間は、突如スマホに届いた匿名の恐ろしきドロップメッセージによって狂って行くのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・作品の設定が斬新である。
冒頭、映し出されるバイオレットが男に暴行を受け銃を向けられるシーンからの、その後、時が過ぎ、彼女がマッチングアプリで知りあった男性との初デートに向かうシーンの切り替え方と、途中で冒頭の意味が分かる展開である。
・私の記憶だと、スマホのドロップ機能を使ったサスペンスは初めてではないだろうか。(違ったら、申し訳ない。)
そして、初デートにも関わらず、犯人に家に乗り込まれ、息子と妹の命を握られたバイオレットが犯人の指示により、しばしば席を立ち、腕時計を故意に隠していた事が分かっても、その事情を悪くは取らずに、”何か大変な事が起こっているのだろう”と察し、冷静に対応するヘンリーの誠実さが、市長の不正を暴こうとしていたところに繋がるという整合性もナカナカである。
序でに言えば、人を見る事が商売でもある女性バーテンダーも、序盤から登場し、重要な役割を果たしていく流れも良いのである。
・今作は、比較的短尺であり、シーンがほぼ二人のデート先の素敵なる高層階のレストランであるために、市長の不正が何であったかが、やや不明確であるがストーリー展開の中でそれはこの作品の魅力を削ぐモノにはなっていない。
逆に、今作をほぼワンシチュエーションサスペンススリラーにしていると思う。
■ラストも鮮やかであると思う、勝ち誇った犯人に対し、バイオレットが素早く行った、市長の不正写真を撮ったヘンリーを亡き者にしようと渡された毒物の摩り替えシーンなどは、観ていてスカッとする。
ピアノ弾きは可哀想だったけれど・・。
そして、自ら犯人の銃弾からバイオレットを守るために身を呈したヘンリーが入院する病院に見舞いに訪れたバイオレットと、彼と同じ病院に入院していた元気そうな妹の姿は、バイオレットとヘンリーとの明るい未来を示しているのである。
<今作はDV夫を失った女性が、マッチングアプリで知りあった魅力的な社会派写真家が撮ったある写真を切っ掛けに陥るハラハラドキドキのサスペンススリラーなのである。
手元に今作のフライヤーがあるのだが、愛知県では上映館が少なかったんだよなあ。>
息子君グッジョブ👍
面白かった! 最後で、あれ?な尻すぼみ感はあったけどw 謎であるう...
ノリと勢い大事
ブラムハウス&「ハッピー・デス・デイ」ランドン監督らしい、ワンテーマ・ワンシチュエーションスリラーが実に楽しかった。
一見推理物っぽく見えなくもないが、あんまり頭は使わない。
ところどころに、ヒッチコックの映画のパロディっぽいカットがあって、くすっと笑えた。
気にしたらお終いってくらい粗(アラ)は多かったが、ぐいぐいと進む展開に引き込まれる。
ちなみに、主人公を操ろうとする、殺し屋の正体と動機が薄っぺらいとか。
自宅を襲ったもうひとりの実行犯の弱腰っぷりがご都合っぽかったとか。
しょっちゅうスマホを見て離席する相手とのデートは嫌だと思うのに付き合う男性の心の広さには、ちょっとひねりと説得力が足りないとか……
でも、この辺の違和感をテンポとスピード感で誤魔化しちゃっていて、まぁいいかと許容範囲に感じた。
うん、ノリと勢い、大事。
反撃の仕方が爽快だったしOK。
DROP(映画の記憶2025/7/27)
メーガン・フェイヒーと出会った‼︎
「ハッピー・デス・デイ」(2018)、「ハッピー・デス・デイ 2U」(2019)、「ザ・スイッチ」(2020)と上質なエンタメ作品をドロップしてきたクリストファー・ランドン監督。
今回も面白い作品だった。
シングルマザーのバイオレットは夫のDV、そして自死のトラウマから何年か男性から遠ざかったみたい。意を決してマッチングアプリで知り合った男性とディナーに。
高層ビルの最上階の高級レストラン。
そして最高のカップル。
半径15メートルが通信圏というスマホのドロップ機能は知らんかったけど、それを使って「目の前のデート相手を殺せ。さもないと息子を殺す」みたいな脅迫メッセージが届いた。
さらに自宅にいる息子と世話を頼んだ姉の映像まで届き絶対絶命のピンチ‼︎
ここからのスピーディーな展開はランドン監督の真骨頂。主人公を演じたメーガン・フェイヒーの魅力も相まって良質なエンターテイメントになった。
ただし少しオーソドックス過ぎたか?
スリルに廻されました
待ってます!
こんなデートは不信感いっぱいになる
まどろっこしいぞ!
TOHOシネマズ二条での上映が朝7時10分!1回だけ!どういう事!? と思いながら劇場行ったら、既に「鬼滅」を観る人の行列が!劇場のOPENが7時からで、これ、間に合うの!?鬼滅より「DROP」の方が上映時間が先なんやけど〜、と思いながらも、仕方なく並びOPENを待ちます。
OPENしてエレベーターでしか入場出来なく、少しイライラ。何とか間に合い、一安心。
劇場は朝早くから鬼滅を観るお客さんで一杯。そして、スクリーンへの入口でも、お兄さんが「鬼滅」の入場特典を渡してくれそうになってた。渡してくれてもええんやで〜。
で、「ドロップ」
子供を妹に預け、初デートで高層ビルの高級レストランで食事をする主人公。と、スマホのドロップ機能を使って脅迫してくる犯人。監視カメラで家の様子を見ると不審者が!DROP機能なので、犯人はこのレストラン内にいる!というサスペンス。
犯人、やる事がまどろっこしいぞ!と思う。そんな事する前に、仲間か自分で始末つけれるだろ!
そんな風なツッコミ所が多い映画だけど、アイデアが面白く、退屈する事なく観れる。
時間も短く、サクッと見れてスカッとする良作でした。
ライトで気軽に見られるサスペンススリラー
思いがけないとこからのベイビーシャークw
ブラムハウスらしいサスペンススリラーですね。
現代ならではの設定を使ったハラハラドキドキのスリラー。防犯カメラ越しの自宅と、景色の良い高層レストラン、賢く美しい主人公2人が初デートで巻き込まれるトラブル。犯人は誰!?というとてもシンプルな設定。
余分なものがなく、テンポよくハラハラ展開が続く質の良いサスペンス。
欲を言えば2人のキャラにもっと深く共感できたりすると良かったけど、テンポが良すぎてそんな暇はあんまり無かったw
軽すぎる気もするけど、それがテンポの良さやスッキリする展開に水を刺さないから良いのかな。元々この重すぎないバランスは監督の持ち味でもあると思うし。
サクッと観られるので、配信になったら友達や家族と誰だと思う!?とかヤイヤイ言いながら見ても楽しめると思う。割と序盤で「この設定でこの展開は絶対コイツ怪しいやん!」てなるけどねw楽しかったです。
質素なスリラー
AirDrop機能の仕掛けがキラリと光る技巧派短編ミステリー
とある事件により夫を亡くしたシングルマザーが一念発起で、マッチングアプリで知り合った男性と初デート。彼の予約した素敵なレストランで、嬉し恥ずかし緊張感の中、楽しい会食に洒落込むはずだったが…。
突然、彼女のスマホにAirDrop機能で強制的に送られてきたのは、幼い息子が留守番する自宅に押し入った強盗の映像と合わせて、会食相手の男性の殺害指示だった。
AirDrop機能が使える半径15m以内にいるレストラン内の人間の誰かが犯人、というフーダニット仕掛けのサスペンスミステリー。用意周到な犯人一味は、隠しマイクや隠しカメラを駆使しているため、ヒロインが機転をきかせてそう易々と彼らを出し抜くことはできない寸法だ。
さらに容疑者となるレストランの客たちはどれも癖が強いキャラ揃いなので、こちらも犯人を特定できず、それなりにハラハラしながら観ることができたかな。
主要となる登場人物たちの背景がちゃんと描かれているので、それぞれの行動理念にも違和感なく、95分間、最後まで楽しむことができました。
肝となるAirDrop機能を使った仕掛けは新鮮味もあり、興味を惹かせる良いアイデアだなと感じた次第。見知らぬ人からAirDropされた実体験はないものの、あり得そうと思わせたら企画勝ちですよね。
Toby, nice assist!
ハッピーデスデイが好きすぎるので、見てきました。
Dropは何のことか知らなかったのですが、Air Dropのことですね。
Air Dropで脅迫されて、強要される話です。
だいたい、全部ネタバレになるので、概要しか言えません。
感想にもなりません。
主人公は小さい穴を探して現状を打開しようとしますが、常に八方ふさがりで抜け出せません。キャストが全然誰か分からないので、犯人も予想が全くつきませんでした。
複線が細かくはってあり、後半で回収されて行きます。
無駄なシーンがないので、小気味よいです。
SNSがないと成立しないモダンな話です。スマホなんで持たなきゃいいのに。
時間も見近いし、グロくもないので、サスペンスが好きな方皆さんにお勧めできます。
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