プレデター 最凶頂上決戦のレビュー・感想・評価
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プレデターのアニメか、とあまり気乗りしなかったけど面白かった
3つのエピソードと全てが繋がった4つめのラスト、というオムニバス形式で飽きない展開
プレデターよりもそれに立ち向かう人間の方にフォーカスしているのが印象的
2話目のプレデター対忍者のアクション描写がカッコ良く、国産アニメとのテイストの違いがあって興味深かった
個人的には3話目が一番面白かった
第2次世界大戦中の戦闘機とプレデターの宇宙船のドッグファイトはスピード感があって見応えがあり、高い高い上空でのバトルシーンは圧巻の迫力
そして全キャラ揃ってのプレデターとのラストバトルから過去作とリンクするエキサイティングなエンディングまでが怒涛の展開でとても面白かった
プレデターシリーズにハズレ無し、ですね
3つの時代、3人の戦士、そして3体の宇宙ハンター。
1987年のシュワルツェネッガー主演の第1作目以降、「エイリアン」とのクロスオーバー作品を含めて、
これまで7作品も作られた人気シリーズ「プレデター」の、初となるアニメーション映画。
(余談ですが、「ターミネーター」もアニメ化されましたね(「ターミネーター0」))
まず驚かされたのは、このバイオレンス描写です。
「ザ・プレデター」や「プレデター:ザ・プレイ」も強烈な残虐描写でしたが、本作も引けをとっていません。寧ろアニメーションだからこそ、より鮮烈なものを感じました。
とにかく、おびただしいほどの血飛沫だらけで、人間の手、足、首がバッサバッサと斬られまくる様は壮絶でした。
星々をめぐり最強の獲物を探し求めよ
そやつらを仕留めて捕食者の頂点に立て
ヤウージャの書 0522/74
この一文から映画は始まり、様々な時代と国をまたぎ、
生きる時代も国も異なる3人の戦士たちと、プレデターと人類の激闘が描かれます。
それぞれの相手の流儀に合わせた、個性的なプレデターが戦いを挑むのが面白かったですね。
よって、オムニバス形式でストーリーが展開されます。
まず、西暦841年の「盾」の物語。
あるバイキングの母子、ウルサとアンダースタンドの復讐劇。
父エイナルの仇でもあるゾランのいる本拠地に、正々堂々と正面突破で乗り込み、
自身が矢の攻撃を受けても全く怯まず、鬼神の如き特攻をしていく様は圧巻でした。
一部分が欠けた鋭利な盾を武器に使うという、攻守の両方を駆使しての戦法はユニークでしたしたね。
次に、1609年の封建時代の日本の「剣」の物語。
ある武士の兄弟が、後継者争いの中で、宿命の対決が描かれる。
セリフがほぼ皆無で展開されるのが効果的でしたね。
なんと忍者も登場します。
くない、鎖鎌、刀、あらゆる古風な武器が登場し、
舞台となる城の内、外、屋根の上、地上など、場所や空間が目まぐるしく転換しながらの躍動的なバトルは圧巻で、
一進一退の死闘には固唾を飲んで釘付けにさせられました。
一瞬の静寂からの、居合い斬りという、静と動のアクションはめちゃくちゃ格好良かったです。
次に、1942年、第2次世界大戦の北大西洋の「弾」の物語。
戦闘機パイロットのジョン・トーレスの成長が描かれます。
そう。戦闘機ということで、なんと舞台はシリーズ初の空中戦。
肉弾戦、肉弾戦ときて、このテイストのシフトはフレッシュでしたね。
プレデターを相手に、大空を縦横無尽でドッグファイトする臨場感がありました。
トム・クルーズばりの大アクションには失笑しましたが。
ただ、前二つのエピソードに比べると
決してつまらない訳では無いのですが、母子の悲願の復讐や、時代に引き裂かれた兄弟の対決といった、バックボーンの深みがイマイチで、物足りなさを感じました。
ともあれ、これらのエピソードだけでも十二分に面白く、いち作品として成り立っているところを、
それぞれの物語の中で、その一部始終を“見ている”「何者か」の存在。
シリーズファンとしては、もうこの時点で胸の高鳴りが抑えられません。
氷の海で体温をカモフラージュしたり、
姿が透明になる機能を宙に浮く木の葉で見抜いたり、
手裏剣型の爆弾を逆に武器に使ったり、
熱に弱いという弱点を使ったりなど、
プレデターの特性を逆手に取った戦略という、歴代のオマージュもニヤリとさせられました。
盾も、剣も、弾も、プレデターとの激闘の末に大切な人を喪うという悲しみを残しており、
そして最終章では、そんな3人が邂逅し、頂上決戦のバトルロイヤルをさせられるという展開になります。
総評として、
クリフハンガーの幕切れこそモヤモヤしましたが、わずか80分程度の尺でこれだけ楽しませてくれたのですから大満足です。
また、シリーズファンへのサービスもありました。
「プレデター2」、「プレデター:ザ・プレイ」にも登場したピストル、ラファエル・アドリーニ 1715年の登場や。
更にミッドクレジットでは、なんとナル、ハリガン、ダッチの登場という大サプライズまで。
まあ、なんだか無駄に風呂敷を広げすぎな気はしないでもないですが、続編が楽しみです。
シリーズ初のアニメ版です。
互角に戦う人間がカッコいい
プレデターのアニメ映画なんて面白いわけがない?
最初はそう思っていました。しかし、観始めてすぐにその考えは覆されました。
この作品では、シリーズの象徴である“戦い大好き星人”ことプレデターが、またもや激戦の最中に乱入してきます。戦闘シーンが激しければ激しいほど、プレデターの“おじゃま虫感”が際立つ構成です。
驚くべきは、その戦闘描写のクオリティ。アニメとは思えないほど重厚で、プレデターがいなくても成立するほどの完成度です。戦士たちが信念のもと戦っている姿には、人類の戦争の歴史を感じさせる深みがあります。
単なる“強さ比べ”ではない、戦士たちの信条や誇りが描かれ、そこにプレデターという存在が無秩序に介入する構造はとても皮肉的で胸を打たれます。
知名度はまだ高くないようですが、プレデターシリーズの中でも特に秀逸で、SFアクション映画としても一級品。
ダン・トラクテンバーグは信頼に足るプレデター監督だ!
盾と剣、そして弾。シリーズ随一の傑作となった『プレイ』からの歴史路線を突き詰めて、シンプルながらユニークな着眼点でシリーズに新たなスリルライドと世界の拡大・統一という血を巧みに通わせてしまう。
ONLY ONE LIVES.
プレデターに勝った者だけが勝ち抜いた、陸・海・空の最強バトル・ロワイヤル開幕!!! サブタイトルに違わぬ内容で美しいアニメーション(3D感と爆発描写など2D感の融合)による目を見張る素晴らしいアクションシーンの数々!特に最初のエピソードで敵陣にカチこむ長回しがヤバすぎて大興奮だし、話が進んでいってサブタイトルに偽り無しな全容が見えてきてアガった。おぬしも化け物を殺したのか?
LET'S GO HUNTING!
血は争えない?交戦中のところに奇襲かけるスタイルで、武士道・騎士道なんてものからは何光年も程遠くあくまで捕食者だから、基本プレデターってセコいよな(それを言っちゃ終わりよ)。狩るか狩られるか獲物に過ぎない。始まりに過ぎない…繋がる!
そして生存者は WILL FACE ME!
HE'S WATCHING YOU
天下一武道会
ダン・トラクテンバーグ監督はデビュー作「10クローバーフィールド・レーン」でジャンル映画界に舞い降りた新星。同監督による前作「プレデター ザ ・プレイ」はいわるゆSFモンスター映画×ガチンコバトルものとしてジャンル映画としての楽しさに振り切った作品で、マンネリ化していたプレデターシリーズを見事蘇らせたと言える。
そんな監督の2作目である本作はなんとアニメーションとなっていて、アニメならではの表現(しかもスパイダーバースやロズ等流行りのアメコミ風の絵柄)にもなっており、さらに3人のメインキャラによるオムニバス形式と最後にメインキャラ集結でラスボスと対決という何ともアニメとして王道の展開になっていた。
プレデターの世界観だが、やっていることはドラゴンボールの天下一武道会か力の大会だ笑
ラストシーンは前作「プレデター ザ ・プレイ」の主人公ナルがコールドスリープされているというオチだ。
これによりダン・トラクテンバーグ監督によるプレデターシリーズは同じユニバースを共有していることになる。
次作「プレデター バッドランド」は実写映画で、ダン・トラクテンバーグ監督の念願の劇場公開だ。
この三部作はディズニー傘下のジャンル映画イベントとして楽しむのが良さそうだ。
アクション映画、プレデター映画として面白い‼️
正直舐めてました。この映画面白いです。
ストーリーの構造が非常に特殊。
かつサプライズに溢れています。
なので、プレデター好きな人はネタバレ喰らう前に早めに見るのが吉かと思います。
アニメシリーズだから、そしてプレデターだからこそできる特殊な展開。
そこで繰り広げられるアクション、そしてドラマは唯一無二の魅力を放っていました。
どうしてもプレデターが主役。
狩られる人間はおまけ、となりそうですがそうではなく。
人間もプレデターもどちらにもしっかり焦点が当てられていたのが好印象でした。
アクションもアニメーションだからこそできるケレン味たっぷりで、良い意味で期待を裏切られました。
これまでに見た事のないギミックや、まさかの作品との繋がりにも驚かされます。
続編にも期待したいです。
そこに鳥居!
これは本当に面白かった
初のアニメーションのプレデターとして作られた今作。バイキング、忍者、パイロットと時代の違う3人がプレデターと戦う話で、面白かったし興奮した
先ずはバイキングの母親の話。実は予告編を見た時にてっきり息子の方が主役と思っていましたがまさかの母親が主役だった事に驚きつつ、グロかっこいい戦闘を見せてくれます。
次が忍者の兄弟の話で、ゴーストオブツシマから影響を受けたであろうイチョウが映える秋の季節を舞台にプレデターに忍者と侍の兄弟が挑むという話で外連味たっぷりだけど日本監修を用意したのが分かる話作りで面白かった
最後は第二次世界大戦の陽気なパイロットの話でプレデターと空中戦を繰り広げつつ、オンボロ戦闘機でプレデターの宇宙船にどう挑むのかという話で興奮しました。
3つとも良かったのがプレデターの武器やプレデターの目が人の違う所にちゃんとリアクションがあって、咄嗟の判断でそれを利用してるのが良かった。強い人間VSプレデターって構図だけど、ただ強いじゃなくてそう言った判断が出来る人間として強かったのが良い。
日本人が好みそうにない絵柄だけど、プレデターという題材上、この絵柄じゃなくてグロすぎて無理だろうなと思えるほどグロくて、漫画のカイジと一緒ですよ。意外にエゲツない事をしてるけど絵柄のおかげでそこまで嫌悪感をあまり感じないっていうパターン
後、日本のアニメと違うなと1番感じたのがカメラで撮ってるって感じが凄いして、その違いが分かりやすかった。
またオムニバスでただプレデターと戦うんじゃなくてラストの30分はなんと、時代が違う3人がプレデターにコールドスリープで集められてプレデターの惑星に行って脱出を図るという展開。これはプレデターズでもあった展開で、それまでの場面でその人間のキャラ3人がどんな性格か分かってるからこそ、すんなりと入るし共感できるし、そして3人が組むってのが面白かった
これは同じ系統でアニメシリーズがみたいですね
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